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【先物・オプション】ツイン指値の使い方

ツイン指値とは、利益確保のための指値注文とロスカットのための逆指値注文を同時に出すことができる注文方法です。

うまく使えばリスクとリターンをコントロールできます。

ケース1注文のタイミングを逃さないツイン指値(新規建て注文)

もう少し高くなったら新規に売り注文を行いたいが、一定の値段をつけた場合にもさらに下落すると思うので新規売り注文を行いたい。こういうときにもツイン指値の売り注文は有効です。

建玉がない時に、17,140円まで上がったら新規売りを行うための指値注文と、17,100円まで下がったら新規売りを行うための逆指値の注文を出しておけば、価格がどちらに動いても対応することができます。

指値注文だけしか出していないと値下がりした場合に新規売り注文の機会を失ってしまう恐れがあり、また逆指値注文だけでは高値での新規売り注文を狙うことができなくなってしまいますが、ツイン指値を注文しておけばどちらにも対応することができます。

ケース2リスクをコントロールする「売り」のツイン指値(決済注文)

もう少し高くなったら売り決済を行いたい買い建玉があるけれど、売り決済のタイミングを逃し、値下がりによる決済損を出すのも避けたい方は、ツイン指値の売り決済注文を出すとよいでしょう。

例えば、17,080円の時に買い建てた建玉が17,120円まで値上がりしている場合に、17,140円まで上がったら決済するための指値注文と、17,100円まで下がったら決済するための逆指値の注文を出しておけば、価格がどちらに動いても対応することができます。

指値注文だけしか出していないと値下がりした場合に売り注文の機会を失ってしまう恐れがあり、また逆指値注文だけでは高値での売り注文を狙うことができなくなってしまいますが、ツイン指値を注文しておけばどちらにも対応することができます。

<上記注文の入力方法>

ここがポイント

  • ツイン指値は、はじめに指値注文として発注し、「○○円以上(以下)になれば」というトリガー条件を満たすと注文を訂正し逆指値となります。
    よって、はじめに発注されるべき指値注文が値幅制限等により発注されない[翌発待]状態の場合は、逆指値の発注条件を満たした場合でも元となる指値注文が発注されていないため発注および約定しませんのでご注意下さい。
  • 逆指値の発注価格をトリガー条件と同値にすると、気配値が離れているような時に約定しない場合があります。指値の発注価格をトリガー条件より低めに設定しておいても、そのとき市場に出ている最も高い価格で約定します。この場合、17,110円で買い注文が出ている場合は17,100円の指値でも17,110円で約定します。
  • ツイン指値で出せる注文は「指値」のみです。
  • ツイン指値では、指値の価格と逆指値のトリガー条件の価格を4ティック以上離して指定する必要があります。

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