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【先物・オプション】逆指値の使い方(売り注文)

ケース1逆指値を使って「売り」の機会を逃さない(新規建て注文)

一定の価格に達したら、さらに値下がりすると見込んでいる場合にも逆指値の売り注文は有効です。

例えば、現在10,120円の先物銘柄が、10,100円をつけるとさらに下落すると見込んだ場合、価格10,100円の設定条件(トリガー条件)で逆指値の新規売り注文を出しておけば、価格が急落して設定価格の10,100円以下になった時点で自動的に注文が執行されます。

その後、価格が10,060円まで下落するとすれば、その値段で決済買い注文を行うことにより、10,100-10,060=40円分の利益を得ることが可能になります。

ケース2リスクを最小限に抑える 「売り」の逆指値(決済注文)

今すぐに売り決済をしたいわけではないが、価格が急落した時に決済の売りを行いたい方は、逆指値の売り注文を出すとよいでしょう。

例えば、10,120円の時に新規に買い建てた先物建玉に対して、価格10,100円の設定条件(トリガー条件)で逆指値の決済売り注文を出しておけば、価格が急落して設定価格の10,100円以下になった時点で自動的に注文が執行されます。

その後価格が10,060円まで下落した場合、何もしていないと建値から60円も下がってしまうところを、設定したトリガー条件に従い、事前に注文が執行されるのです。

<上記注文の入力方法>

ここがポイント

  • 逆指値は、設定した条件(トリガー条件)を満たした段階で取引所に発注する注文方法です。上記の入力方法の例では、10,100円という条件を満たした段階で10,080円の指値注文が発注されます。
  • 指値の発注価格をトリガー条件と同値にすると、気配値が離れているような時に約定しない場合があります。指値の発注価格をトリガー条件より低めに設定しておいても、そのとき市場に出ている最も高い価格で約定します。
  • 逆指値で注文の期間指定をする場合は「指値」しか選択できません
  • いずれの「指値」の場合でも、価格が急落した場合など、価格動向によっては、約定できない場合もありますので、ご注意ください。
  • 終値で逆指値部分のトリガー条件に抵触した場合、逆指値注文が失効となる場合があります。

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