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【信用】逆指値の使い方(売り注文)

ケース1 逆指値を使って「売り」の機会を逃さない(新規建て注文)

120円で購入、110円で売りの逆指値注文、110円で自動的に売却

一定の価格に達したら、さらに値下がりすると見込んでいる場合にも逆指値の売り注文は有効です。

例えば、現在120円の株が、株価110円をつけるとさらに下落すると見込んだ場合、株価110円の設定条件(トリガー条件)で逆指値の新規売り注文を出しておけば、株価が急落して設定価格の110円以下になった時点で自動的に注文が執行されます。

その後、株価が80円まで下落するとすれば、その値段で返済買い注文を行えば、110-80=30円分の利益を得ることが可能になります。

【こんな方にオススメ】

  • 長期の旅行や出張に行かれる方
  • 昼間は忙しくて株価のチェックを頻繁にできない方

ケース2 リスクを最小限に抑える 「売り」の逆指値(返済注文)

120円で購入、110円で売りの逆指値注文、110円で自動的に売却

今すぐに売り返済をしたいわけではないが、株価が急落した時に返済の売りを行いたい方は、逆指値の売り注文を出すとよいでしょう。

例えば、120円の時に新規に買い建てた株式に対して、株価110円の設定条件(トリガー条件)で逆指値の返済売り注文を出しておけば、株価が急落して設定価格の110円以下になった時点で自動的に注文が執行されます。

その後株価が80円まで下落した場合、何もしていないと建値から40円も下がってしまうところを、設定したトリガー条件に従い、事前に注文が執行されるのです。

<上記注文の入力方法>

「逆指値」にチェック、「株価」にチェック、トリガー条件として「110」円と入力、指値にチェックし、トリガー条件より低い「100円」と入力。

ここがポイント

  • 逆指値は、設定した条件(トリガー条件)を満たした段階で取引所に発注する注文方法です。上記例では、110円という条件を満たした段階で100円の指値注文が発注されます。
  • 指値の発注価格をトリガー条件と同値にすると、気配値が離れているような時に約定しない場合があります。指値の発注価格をトリガー条件より低めに設定しておいても、そのとき市場に出ている最も高い価格で約定します。この場合、110円で買い注文が出ている場合は100円の指値でも110円で約定します。
  • 逆指値で注文の期間指定をする場合は「指値」しか選択できません
  • 条件として選択できる「株価」には特別気配、連続約定気配を含みます。
  • いずれの「指値」の場合でも、株価が急落した場合など、株価動向によっては、約定できない場合もありますので、ご注意ください。

売買手数料は、通常のご注文と同じ手数料です。