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「指値」入力のポイント

指値注文は価格を指定して注文する方法です。

買い注文の場合: 指値価格よりも安い価格で約定する可能性がある
(指値価格より高い価格では約定しません)

売り注文の場合: 指値価格よりも高い価格で約定する可能性がある
(指値価格より安い価格では約定しません)

ただ、自分よりも条件の良い注文が多く出されている場合には約定しないこともありますので価格設定時に注意してください。

指値価格設定の参考情報

指値注文の際には「気配」を参考にしてください。
「気配」情報は下表のように表され、その時点で取引所にどのくらいの注文が出ているかを知ることができます。

(参考)

「気配」の見かた

現在、売り注文が232円で57,700株、233円で111,100株・・・と出ており、買い注文が231円で71,800株、230円で135,700株・・・と出ていることが確認できます。

(例1)この時点で100株、232円で買い注文を出したら

注文を出す直前のわずかの間に57,700株より多くの買い注文が入ったり、売り注文が取り消されることもあり、必ず約定するとは限りません。

(例2)この時点で100株、231円で買い注文を出したら

また先に出ている71,800株の注文の後ろに並びます。

指値価格を設定する際にはその時点での注文状況を参考にして約定する見込みも考慮すると良いでしょう。

制限値幅(指値の価格指定に関する注意)

期間指定注文で制限値幅外の価格を指定した場合、注文は「翌発待ち」の注文状態となり、市場に発注されません。翌営業日以降、指値価格が制限値幅内になった場合、市場に発注されます。(有効期間が当日中の場合、制限値幅外の指値価格は指定できません)
取引所では、1日の価格の変動幅を基準値段(前日の終値等)から上下一定範囲に制限しており、この値段の範囲を制限値幅といいます。
制限値幅は銘柄によって異なり、注文画面右下にその時点の制限値幅が表示されています。

呼値 (指値の価格指定に関する注意)

指値注文は呼値の単位で指定する必要があります。
呼値とは1株当りの売り買いの価格のことで、呼値の単位は、銘柄個々の株価(現在値)によって設定されています。

呼 値 呼値の単位
TOPIX500構成銘柄
(TOPIX100及びTOPIX Mid400構成銘柄)
その他の
銘柄
    1,000円 以下 0.1円 1円
1,000円 3,000円 0.5円 1円
3,000円 5,000円 1円 5円
5,000円 10,000円 1円 10円
10,000円 30,000円 5円 10円
30,000円 50,000円 10円 50円
50,000円 100,000円 10円 100円
100,000円 300,000円 50円 100円
300,000円 500,000円 100円 500円
500,000円 1,000,000円 100円 1,000円
1,000,000円 3,000,000円 500円 1,000円
3,000,000円 5,000,000円 1,000円 5,000円
5,000,000円 10,000,000円 1,000円 10,000円
10,000,000円 30,000,000円 5,000円 10,000円
30,000,000円 50,000,000円 10,000円 50,000円
50,000,000円     10,000円 100,000円

(2023年8月25日 現在)

活用のヒント 1クリックで指値指定

買い注文画面

注文画面に表示される「現在値」、「売り気配」、「買い気配」等の価格をクリックするだけで、注文価格に値を入力できます。
[+][-]ボタンの増減機能と併用すれば、マウスだけで価格入力がすばやく簡単にできます。

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