Vol.24 外国債券運用のまとめ(その2)

グローバルな資産運用、リスク管理および投資顧問サービスを提供している資産運用会社、ブラックロックが、その運用手法をつまびらかにします。(現在は更新しておりません)

Vol.24 外国債券運用のまとめ(その2)

 このコラムも今回が最終となりました。そこで最後に、ブラックロックの債券運用について改めてまとめさせていただきます。

 ブラックロックは会社創業以来(1988年)、債券運用において一貫して「管理されたデュレーション」と「相対価値(レラティブ・バリュー)」という運用手法を採用しています。これはブラックロックが金利や為替の方向性や相場観のみから安定した収益を上げ続けることは困難であると考える一方、どのような環境においても市場の様々な領域・局面には相対価値(レラティブ・バリュー)が存在し、リスクを精緻に管理した上でそうした相対価値(レラティブ・バリュー)に安定的な収益を求めることは可能と考えているためです。
 こうした基本観に基づき、ブラックロックの債券運用は、単位リスク当たりの超過収益を極大化し、かつそれを中長期的に安定して実現し続けることを運用目標としています。
 ここでいう「「管理されたデュレーション」とは、金利の変化に対する価格の感応度を表わすデュレーションをコントロールすることを示しています。デュレーションの値が大きいほど金利の変動に対する価格変動が大きくなるので、金利リスクが高いことになります。したがって、債券ポートフォリオ運用にあたっては、経済や金利状況に応じてデュレーションを長くしたり短くしたりすることで、ポートフォリオの金利変動に対するリスクのコントロールを行っています。

 次に「「相対価値(レラティブ・バリュー)」とは、イールド・カーブ、セクター間、個別銘柄間の相対的な価格の歪みに注目し、これが収斂される過程に収益機会を見出そうとするものです。
 これまでの伝統的な債券運用戦略は、金利リスクのコントロールを目的としたデュレーション戦略や、国別及び通貨別の投資機会を超過収益の源泉とするものです。
 しかし、伝統的戦略では、どうしてもマクロ経済や需給の動向など定性的な分析に依存する部分が大きくなるので、相場動向を見誤ったときには大きな損失を被る場合があります。
 したがってブラックロックでは、金利・為替についての相場観に過度に依存しない投資機会や、計算可能なレラティブ・バリューに基づく投資機会など、多種多様な投資機会を積み重ねていくことにより、安定した超過収益をあげることが可能であると考え、こういった運用ノウハウの蓄積を図ってきました。 ブラックロックのレラティブ・バリュー運用は1996年7月に運用を開始しており、10年を超えるトラックレコードを有しています。

 以上のような債券運用に強みを持つブラックロックでは、マネックス証券を通じて『ブラックロック・US・ユーロ債券ファンド』を皆様に提供させていただいております。
 このファンドの運用においては、為替変動リスクを分散するために、米国ドルとユーロにそれぞれ50%程度投資しています。投資対象は国債だけではなく、格付けが高く、かつ流動性が高い、政府保証債や社債などへも投資します。さらに、こうした債券の「金利リスク」をコントロールするため、保有する債券の償還までの期間を調整する、デュレーション管理といった伝統的戦略に加え、上述の「相対価値(レラティブ・バリュー)」という運用手法も採用することによって、安定的な収益を目指しています。

 これまで24回にわたって債券の基礎知識やブラックロックの債券運用についてお話させていただきましたが、これが皆様の債券運用のお役にたてて頂ければ幸いに存じます。

 今後とも『ブラックロック・US・ユーロ債券ファンド』を何卒宜しくお願いいたします。

※「ブラックロック・US・ユーロ債券ファンド」はマネックス証券でお申込みいただけます。
http://www.monex.co.jp/FundGuide/00000000/syohin/tousin/kihon/guest?MeigCd=++0035070000
投資信託をお申込みの際には、「目論見書」にて詳細をご確認ください。
・・「ブラックロック・US・ユーロ債券ファンド」に関する重要事項・・・・
□リスク
ファンドは、米ドル建ておよびユーロ建ての公社債を実質的な投資対象としますので、組入債券の価格の下落や、組入債券の発行会社の倒産や財務状況の悪化等の影響により、基準価額が下落し、損失を被ることがあります。また外貨建資産に投資しますので、為替の変動により損失を被ることがあります。したがって、ご投資家の皆様の投資元金が保証されているものではなく、基準価額の下落により損失を被り、投資元金を割り込むことがあります。
ファンドの主な投資リスクとして、「固定利付債および変動利付債投資のリスク」、「為替変動リスク」、「期限前償還リスク」、「オプション、先物、その他投資手法のリスク」等があります。
※詳しくは投資信託説明書(交付目論見書)の「第二部 ファンド情報 第1  ファンドの状況 3 投資リスク」をご覧ください。

□手数料等
・申込手数料(税込):1.05~0.525%
・解約手数料:0%
・信託財産留保額:ありません
・信託報酬(年率・税込): 純資産総額に対して 1.0395%
・上記以外にも保有期間中に間接的にご負担いただく費用があります。詳しく は投資信託説明書(交付目論見書)本文の「手数料(費用)」に関する項目 をご覧ください。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ブラックロック・ジャパン株式会社
金融商品取引業者 関東財務局長(金商)第390号
(社)投資信託協会会員/(社)日本証券投資顧問業協会会員
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マネックスからのご留意事項

「ブラックロックが語る、資産運用の全貌」では、マネックス証券でお取扱している商品・サービス等について言及している部分があります。
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商品ごとに手数料等及びリスクは異なりますので、詳しくは「契約締結前交付書面」、「上場有価証券等書面」、「目論見書」、「目論見書補完書面」又は当社ウェブサイトの「リスク・手数料などの重要事項に関する説明」をよくお読みください。

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