点滴

　こんばんは。暑さと食欲不振がたたって体調を崩してしまい、今日は病院で点滴のお世話になりました、ぼすみんです。

　ベットに横たわり、ボーッと天井を見上げながら点滴を受けていると、小学生の頃、生まれて初めて点滴をしてもらった時の事を思い出します。
　「注射なんて怖くないし、点滴だってへっちゃらさ！」
　綺麗な看護婦さんの手前、怖いのを悟られまいと一生懸命強がってみる、ぼすみん少年。針がチクリ！
　「よくガマンできたね、ぼすみん君。ホントにいい子だね～。じゃあ、このままおとなしく横になっててね。何かあったら、このブザーで呼んでね」　看護婦さんは処置室から出て行きました。

　その、ほんの直後です。僕はポタポタと規則正しいリズムで落ちてくる薬の滴を見ているうち、以前誰かから「血管に空気が入ると死ぬ」と聞かされていたのを思い出してしまいました。
　・・・この、薬と薬の間にあるのって空気？ → 今、血管に空気が入っていってるの！？ → ってことは、僕、死んじゃうの！？

　パニック状態に陥ったぼすみん少年はナースコールのブザーをこれでもかと連打。駆けつけた看護婦さんに「空気が入っていってる！死んじゃう！」と必死で訴えたわけですが、あの時の看護婦さんのあきれ返った表情は今でも忘れられません。はぁ。

（追伸）
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