ノーベル文学賞とガム

若手社員の脱力系コラム。脳天気キャラのトホホな日常にあなたも失笑!?とりあえず毎回の「追伸」だけは必見。(毎営業日更新)

ノーベル文学賞とガム

こんばんは。注目のノーベル文学賞、最有力候補と目されていた村上春樹氏は残念ながら今年も受賞ならず!もっとも、賞を獲れたかどうかで作品の価値が変わるわけではありません。その昔、『1973年のピンボール』に触発されてあちこちピンボールを探し回ったものの、今どきのゲームセンターにはどこにも置いてなくて地団駄踏んだのを思い出します、ぼすみんです。

日本からは川端康成、大江健三郎。海外から馴染みの深いところではトーマス・マン(独)、ジッド(仏)、フォークナー(米)、ヘミングウェイ(米)、カミュ(仏)、ソルジェニーツィン(旧ソ)、ガルシア=マルケス(コロンビア)、ゴールディング(英)・・・。錚々たる面々がズラリと並ぶ、歴代ノーベル文学賞受賞者。いずれも偉大な巨人ばかりですが、僕が個人的に大好きで、なおかつ非常に影響を受けたのはヘッセ(スイス)、そしてスタインベック(米)。この2人の作品はどちらもたくさん文庫化されてますし、読書の秋にいかがでしょうか?

さて、そのスタインベックです。代表作『怒りの葡萄』や『ハツカネズミと人間』、ジェームズ・ディーン主演で映画化された『エデンの東』など硬派というか骨太な作品が多いですが、ノーベル賞作家ともなるとどんな作品でも書けるのか?なんと「ガム」を主役とした異色短編というか、ドンデモぶっ飛び短編も発表したことがあるというのです。

ガムというのは皆さまが連想するとおり、お口の恋人○ッテとかが作ってる、あのガムです。クチャクチャ噛んで、たまにフーセン膨らませてみたりする、あのガムです。僕もスタインベックのこの作品はまだ未読ですけど、聞いた話によるとガムが意志を持っていて、捨てても捨てても地の果てまで追いかけてくるというホラーというかオカルトというか、正直アレな内容・・・。邦訳『M街七番地の事件』というこの短編、ぜひ読んでみたいのですが、日本じゃ30年以上前に一度雑誌掲載されただけってことで、なかなか入手できません!

作家にしろ映画監督にしろ、名を成す前の下積み時代は仕事を選べずシャバダバな作品を手掛けてたりするモンですが、これもその類なのか?あるいは芸の幅、作風を広げるためあえてシュールというかカオスの領域に踏み込んだ渾身の意欲作なのか?当のノーベル賞作家・スタインベック自身がこの作品について会心の自信作と思ってるのか、はたまたできればなかったことにして葬りたい闇歴史と思ってたのかも気になります。謎が謎を呼ぶ『M街七番地の事件』、出版社の皆さまはぜひ文庫本収録のご検討を。

(追伸)

必読といわれる文学作品は多々ありますが、信用取引をご利用の方、これからのご利用を検討中の方はここを必読。

「信用取引の制度変更に1月から対応~資金効率が向上します」

http://www.monex.co.jp/AboutUs/00000000/guest/G800/new2012/news1210_22.htm

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