若手社員の脱力系コラム。脳天気キャラのトホホな日常にあなたも失笑!?とりあえず毎回の「追伸」だけは必見。(毎営業日更新)
こんばんは。もうすぐ6月、そろそろ「夏に向けてダイエット!」と意気込む方が増えだす季節でしょうか?ボクシングをかじってただけに減量なら十八番、ぼすみんです。
最軽量のミニマム級(47.62kg以下)から最も重いヘビー級(90.72kg以上無制限)まで、体重別に全17階級に分けられているのがボクシング。ボクサーの計量は試合前日、試合役員立ち会いのもと、めちゃくちゃ精密な秤で厳正に行われます。
この計量、90年代半ばまでは試合当日、すなわち試合の数時間前に行っていたのですが、飲まず食わずの極限状態で計量に臨み、体力が回復しないまま試合に出場する選手が続出!これでは大きな事故に繋がりかねない、ってなわけで健康管理の観点から前日計量に移行しました。
前日計量になったことで選手は存分に飲み食いし、体力を回復させた状態で試合に臨めるようになりましたが、これはこれで問題が。絶食のうえ水分も断っていた選手が計量パス後に飲み食いすれば、乾いてカラカラになったスポンジが水を吸い込むが如く大きくなるのは自明の理。結果、異様なまでに体重がリバウンドして重くなり、別人のように大きくなって当日のリングに上がる選手が出現!
たとえば翌日試合を行う選手A、選手Bがともに計量をフライ級(50.80kg)のリミットちょうどでパス。試合当日、普段から節制しておりムチャな減量をしなかったAは体重が52.00kgでリングに上がりましたが、対戦相手のBは1日でなんと体重62.00kgまで巨大化!確かに計量の時点では両者同じウェイトでしたが、肝心のリングに上がって試合をする時点で10kgもの体重差です。当日の体重だけで考えるとフライ級選手とライト級選手の試合、6階級も体重が違う選手どうしの試合ということに!これではなんのための階級制スポーツなのか本末転倒ですし、体格差ゆえの事故が起きちゃう可能性も。
日本ではこういった事態を是正すべく、厳正な前日計量のほかに試合当日も参考までに体重を計り、前日比8%以上リバウンドした選手には「次の試合から階級を変えた方がいいですよ」という「ウェイト変更勧告」をしてますが、強制力のあるものではありません。ウェイト変更勧告された選手は毎月発行されてる機関紙『BOXING広報』で名前が発表されますが、その数は存外多く、10%超のリバウンドをしてる選手もいっぱいいたりで、ちょっと恐怖を覚えます。4大メジャー団体の一つ・IBFではタイトルマッチの際、当日計量で10ポンド(4.54kg)以上リバウンドしちゃダメなルールになっていますが、日本でも何らかの規制、ルール変更が必要じゃないか?と思うこの頃です。
話は戻り、厳正に行われる前日計量。仮に秤に登った時点で体重オーバーでも即失格とはならず、2時間の猶予が与えられます。この2時間の間は何度体重を計ってもOK、とにかくこの時間内にリミット体重まで落とせば良いわけですが、そもそも水分を断つような減量をやってる身。カッパ着込んで走ろうが、縄跳びしようが、そうそう体重は減ってくれません。こんな状況だともうあきらめちゃう選手もいるようで、2時間後の再計量に現れた際、なぜか先ほどよりも体重が増えてるツワモノ外国人選手もいたようです。ハイ。
(追伸)
何らかのルール変更が必要と思われるボクシングの計量ですが、こちらは信用取引のルール変更のお知らせです。返済後の確定利益がすぐに次の信用取引で利用可能に!
http://www.monex.co.jp/AboutUs/00000000/guest/G800/new2013/news1305_27.htm
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