第184回 窓について その161 【福永博之の今さら聞けないテクニカル分析講座】

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第184回 窓について その161 【福永博之の今さら聞けないテクニカル分析講座】

みなさんこんにちは。インベストラストの福永博之です。前回まで月初に発生した窓が月中で埋まってしまい、その後の値動きをどのように考えればよいのかについてお話ししてきましたが、今回はその続きです。
それでは月足チャートを見てみましょう。


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12月の取引終了まであと2週間ちょっととなっていますが、そうしたなか月足のローソク足は下ヒゲの長い形になっているのが分かります。このように月中のローソク足の形が下ヒゲをつけているケースでは、非常に強い相場が続いていることを示していると考えられます。
ただ、これまで解説してきたように長い上ヒゲを形成した翌月は、2013年6月のように一旦安くなると考えられるのが経験則でしたが、長い下ヒゲは共通しているものの、高値圏で下ヒゲを形成しているのが分かります。
では、何が2013年6月と異なるのでしょうか?これは、2013年5月、6月のローソク足の組み合わせと2017年11月、12月の組み合わせを比べて見ると分かりますが、長い上ヒゲをつけた翌月に、前月の安値を下回ったかどうかがポイントだったのです。
なぜなら、今回例にあげた2回のケースは、ともにすべての移動平均線を上回っていることに加え、すべての移動平均線が上向きを続けていますので、上昇トレンドが発生しているなかで形作られたと考えられますので、下ヒゲを形成するのはテクニカル的には理解できますが、大きく下落することなく下ヒゲを形成しているのは、長い上ヒゲを形成した月の安値を翌月になって売り込まれる場面があっても割り込まずに推移したことから、買い戻しや新規の買いが入って株価が押し上げられているのではないかと考えられるからです。
一方で、このまま月末にかけて値を保つことができずに下落して月足が陰線になると同時に前月の安値を割り込むようですと、大きな陰線が発生することが予想されますので、押し目買いは控える必要があるということになるのではないでしょうか。
些細なことに思えるかもしれませんが、安値を下回るかどうかは、月足のチャート形成に大きな影響を与えることがありますので覚えておきたいところです。

コラム執筆:福永 博之 株式会社インベストラスト代表取締役

http://www.itrust.co.jp/recom/index.php

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