第136回「日本の新興市場ETF」 ETF解体新書

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第136回「日本の新興市場ETF」 ETF解体新書

こんにちは。晋陽FPオフィス代表のカン・チュンドです。1月19日付日経新聞電子版に、「ジャスダック、主役交代27年半ぶり最高値」という記事が掲載されています。
https://www.nikkei.com/article/DGXMZO25935350Z10C18A1EA2000/

日経ジャスダック平均株価が、1990年以来27年6ヶ月ぶりに最高値を更新し、大きな節目を迎えました。ジャスダック市場そのものには750社が上場しています(2017年8月31日現在)。今日ご紹介する「JASDAQ-TOP20上場投信」(1551)は、JASDAQ-TOP20指数との連動を目指すETFです(同指数は、ジャスダック市場を代表する20銘柄で構成されています)。昨年10月の銘柄入替えにより、同指数から「デジタルガレージ」が外れ、「ブロッコリー」「ユニバーサルエンターテインメント」が新たに加わりました。
1551の12月末現在の上位組入れ5企業は以下の通り。1.セリア 17.83% 2.平田機工 15.27% 3.ハーモニック・ドライブ・システムズ 8.64% 4.インフォコム 7.19% 5.エン・ジャパン 6.96%です。独自分野で競争力を持つ平田機工のような製造業、ロボット関連のハーモニックに代表される次世代型の企業、また各種サービス業がバランスよく組み入れられているのが同ETFの特徴でしょう。なお、1551は2010年の設定で、売買単位は10口単位です。

次に、東証マザーズ市場を見てみましょう。マザーズ市場を代表する15銘柄で構成されるETFが「マザーズ・コア上場投信」(1563)です。当該ETFは2011年の設定で売買単位は1口単位。東証マザーズCore指数との連動を目指します。同指数は新陳代謝が激しく、昨年10月の定期入替えでは、「フリービット」「タカラバイオ」「ワイヤレスゲート」「フュートレック」が除外され、新たに「ラクス」「ベイカレント・コンサルティング」「ジャパンインベストメントアドバイザー」「エリアリンク」が加わりました。1563の12月末現在の上位組入れ3企業は、1.ミクシィ 43.42% 2.そーせいグループ 18.78% 3.ユナイテッド 6.31%となっています。個人的にはミクシィの組入れ割合が高いのが気になります。「マザーズ市場の全銘柄を対象としたETFがあればいいのに」という声は、投資家の偽らざる気持ちでしょう。
実は、2月1日に東証マザーズ指数との連動を目指す「東証マザーズETF」(2516)が上場する予定です。当該指数は、マザーズ上場の全銘柄を対象とした、時価総額加重平均型の指数です。あまり知られていませんが、「マザーズ(Mothers)」という名称は、「Market of the high-growth and emerging stocks」の頭文字から取られています。今日ご紹介した3本のETFはいずれも、シンプレクス・アセット・マネジメントが運用会社となっています。最後に、新興市場は、値動きの傾向が日経平均株価やTOPIXと異なる点がありますが、ボラティリティが大型株と比べて大きくなるので注意が必要でしょう。

コラム執筆:カン・チュンド

晋陽FPオフィス代表
2000年にFP事務所を開業以来、資産運用に特化したセミナー、コンサルティング業務を手がける。

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