世界最大級の運用資産規模を誇る投資信託会社、バンガードがお届けする運用コラム。世界経済を大局的にとらえ、正しい運用のあり方を示唆します。(現在は更新しておりません)

4月は新しいことを始めるのにいい季節です。でもそれが投資となると、躊躇してしまう人も多いのではないでしょうか。人々が投資をしない理由は様々です。「市場が下がっているから」「投資するには悪い時期だから」「いつでも始められるから」などなど。「まだ若いから引退のことはもう少し先に考えよう」と思っている人もいるかもしれません。特に昨今のような経済環境ではなおさらです。しかし、引退の時期は想像しているよりも早くやってきます。そして経済的に安定した老後を迎えるためには、「いくら貯めるか」もさることながら、「いつ貯めはじめるか」がとても重要になってくるのです。

まだ若いうちに引退に備えて投資を始めれば、たとえ少ない投資金額であっても、思った以上に早いペースで資金を積み上げることができます。一方、10年も20年も先延ばしすると、目標金額に達するためには毎年かなりの額を貯めていく必要があるでしょう。早い時期から投資しはじめた人は「複利の効果」の恩恵が受けられるのです。複利とは、投資した資金から得た利益を再投資し、更に利益を得ることです。まさに「お金がお金を生む」しくみなのです。
そうは言っても今のような市場環境で投資を始めることを懸念している方も多いと思います。市場が急落すると評論家や投資アナリストは「株価が割安になった」と評価します。景気の減退やその他の外的な要因で市場全体が一時的に下がっているため、株価が長期的に見た本来の価値よりも低い価格で取引されていると判断するのです。しかし、いったん市場が上向きになると、株価は急反発する可能性があります。投資家が利益を得るのは、市場が回復し、割安だった株価が本来の株価に戻った時が多いのです。そういった意味で、これまでは下落相場は「買い」のチャンスでした。確かにいつ市場が回復するかは誰にもわかりません。市場の底を見極めようとするのは賢明ではありませんが、少なくともこれまでの歴史は投資家に「市場が回復する時に市場に参加しているべき」という示唆を与えています。

もし、まだ引退のための投資を始めていない人も、遅すぎるということはありません。しかし、ご自身が思い描く引退後のライフスタイルにできるだけ早く近づくためには、スタートは早ければ早いほどよいのです。

複利の効果(関連コンテンツはこちら)
http://www.vanguardjapan.co.jp/vanguardjapan/investing/introduction/power-of-compound-interest.cfm?vjts=MXML_100416

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