2016年、4年に1度の大統領選挙を控え、原油価格や利上げの影響も注目される米国市場。相場の動きはどうなるのか。そして値上がり益の期待できる銘柄とは・・・? 今回は2015年を振り返る、ダウ工業株30種とS&P500採用銘柄の騰落率ランキング※を公開。 広瀬氏と春山氏による、2016年の米国株相場展望とオススメ銘柄の解説もございます。 ※マネックス証券調べ。
|
|
2015年 ダウ工業株30種採用銘柄 騰落率ランキング TOP10 |
ダウ平均の騰落率ランキングでは、11月に大規模な株主への利益還元策を発表し、決算も好調だったナイキ(NKE)が1位で+30%となった。 続いてマクドナルド(MCD)、ホームデポ(HD)が25%以上の上昇となっている。 30銘柄中、上昇したのは13銘柄。 日本でも注目度の高いアップル(AAPL)はiPhoneの販売台数が主に中国で好調だったものの、来年の販売台数予想については弱気な見方も多く、2015年騰落率は-4.6%で17位。 もっとも振るわなかったのは、最低賃金の引き上げによる利益圧迫に苦しんだウォルマート(WMT)で-28.6%だった。 年末にかけての原油安の影響で、エクソンモービル(XOM)は-15.6%、シェブロン(CVX)は-19.8%とそれぞれ下落となっている。 |
順位 | 騰落率 | 銘柄名(ティッカー) | 14年末株価($) | 15年末株価($) |
1 | +30.01% | ナイキ クラスB (NKE) |
48.075 | 62.5 |
2 | +26.08% | マクドナルド (MCD) |
93.7 | 118.14 |
3 | +25.99% | ホームデポ (HD) |
104.97 | 132.25 |
4 | +23.27% | ゼネラル・エレクトリック (GE) |
25.27 | 31.15 |
5 | +19.44% | マイクロソフト (MSFT) |
46.45 | 55.48 |
6 | +18.31% | ビザ クラスA (V) |
65.55 | 77.55 |
7 | +16.37% | ユナイテッドヘルス・グループ (UNH) |
101.09 | 117.64 |
8 | +11.56% | ウォルト・ディズニー (DIS) |
94.19 | 105.08 |
9 | +11.24% | ボーイング (BA) |
129.98 | 144.59 |
10 | +6.62% | トラベラーズ・カンパニーズ (TRV) |
105.85 | 112.86 |
1位ナイキ クラスB (NKE) +30.01%
株価:$62.01 (NYSE) PER(予想):28.86倍 PBR:7.90倍 ROE:28.84% 配当利回り:1.03%
ナイキは主に北米と中国での売り上げが堅調で、第一四半期(6~8月)と第二四半期(9~11月)決算が好調。さらに11月9日には、株主への利益還元策(4%の増配、総額120億ドルの自社株買戻しと、1対2の株式分割)を発表し、株価が押し上げられている。
(日足チャート:2015年1月~12月 出所:トレードステーション) |
2位マクドナルド (MCD) +26.08%
株価:$123.78 (NYSE)PER(予想):23.02倍 PBR:13.77倍 ROE:40.3% 配当利回り:2.88%
マクドナルドは3月に新最高経営責任者(CEO)スティーブ・イースターブルック氏を迎え入れ、業績回復に向けた経営再建策を発表。事業部門の再編や費用削減計画を履行している。
第三四半期(7~9月)決算では売上高、純利益がともに市場予想を上回ったことで、経営再建策の効果が評価された。株価は順調に上昇し、過去最高値を更新している。
(日足チャート:2015年1月~12月 出所:トレードステーション) |
3位ホームデポ (HD) +25.99%
株価:$125.76 (NYSE) PER(予想):23.55倍 PBR:20.93倍 ROE:78.03% 配当利回り:1.88%
ホームデポは一年を通して決算が好調だった。
米国内の住宅価格が上昇傾向であることを受け、売上高が順調に増加。年初より株価は安定して上昇している。
(日足チャート:2015年1月~12月 出所:トレードステーション) |
30位ウォルマート (WMT) -28.62%
株価:$66.36 (NYSE) PER(予想):14.64倍 PBR:2.68倍 ROE:19.01% 配当利回り:2.95%
ダウ平均で最も騰落率の悪かったのはウォルマートだった。
ウォルマートは2月に従業員の最低賃金を38%引き上げている。本年度はドル高の影響もあり、賃金引き上げと相まって利益が圧迫。決算も冴えず、2015年初より一貫して株価は下落基調だった。
(日足チャート:2015年1月~12月 出所:トレードステーション) |
外国株取引口座を開設 | ||||
外国株取引口座をお持ちでないお客様は、まず、外国株取引口座をお申込みください。開設手続きは証券総合取引口座開設後、すべてウェブサイト上で完了いたします。開設後は、外国株取引口座情報へのアクセスや米国株取引画面へのログインができます。 | ||||
(ログイン後、該当ページに遷移します) |
||||
|
日本円を米ドルに交換 | ||||
証券総合取引口座に日本円をご入金いただいた後、以下の手順で米国株取引用の米ドル資金を用意します。
|
||||
(ログイン後、該当ページに遷移します) |
||||
|
米国株取引画面にログインしてお取引(銘柄を選択) | ||
米国株取引画面にログイン後、銘柄を決めてお取引ください。 |
主要オンライン証券(※)の米国株取引手数料(税抜) |
|
※ | 主要オンライン証券はSBI証券・カブドットコム証券・松井証券・楽天証券・マネックス証券をいいます。(松井証券、カブドットコム証券は米国株の取扱いはありません)。 |
※ | 上記に記載の内容は、2015年12月30日時点に当社で確認した情報です。 |
|
|
→ その他の最新情報を見る |