|
BREXITをどう乗り切るか? | ||||
|
|
英国はEUに加盟しながらも統一通貨であるユーロには参加していません。産業革命期から全体の利益を優先する「功利主義」を重視する傾向が強く、EUとの経済的な交流を強化して貿易面等でのメリットは享受しつつも独立性を重んじて過度の結びつきは好まないという気風が英国の伝統としてあるようです。 こうした歴史的背景があるところに、(1)ギリシャの財政危機に端を発した欧州債務危機や(2)多数の移民流入問題などの様々な問題が近年EUに発生し、英国民のEUへの不満が高まっていきました。 これらの不満を受け止める形で、デービッド・キャメロン首相は2015年の総選挙の際に「EU離脱を問う国民投票を実施すること」を公約に掲げて選挙に勝利し、国民投票が実施されることになりました。 なお、キャメロン政権は国民投票の実施を材料にしてEUから移民問題や今後の主権について多数の譲歩を引き出しました。EUとの交渉に成功したキャメロン政権は、現在は英国のEU残留を主張する立場をとっています。 |
EUに対する印象調査のうち「ネガティブ」と回答した割合(抜粋) |
(出所)欧州委員会「Standard Eurobarometer Autumn 2015」よりマネックス証券作成 |
EU残留または離脱についてのORBの世論調査 |
(出所)ORB調査よりマネックス証券作成 |
EU残留または離脱についてのICMの世論調査 |
(出所)ICM調査よりマネックス証券作成 |
|
EUを離脱した際の英国経済への影響 |
|
(出所)英財務省の発表よりマネックス証券作成 各シナリオは今後2年間についてEUに残留した場合との比較 |
|
想定されるネガティブシナリオ |
|
英国のEU離脱決定時に想定されるマーケットの反応 |
※ | 上記は一般にマーケットが「リスクオフ」に傾いた際の市場の傾向から各資産の動きを予想したもので、必ずしも上記の反応となるとは限りません。 |
ポンド/米ドル・ポンド/円の値動き |
(出所)トムソン・ロイターデータよりマネックス証券作成 |
マネックス証券のFXサービス「FX PLUS」なら、「ポンド/米ドル(GBP/USD)」や「ポンド/円(GBP/JPY)」について、買いポジション(ポンドが上昇したら利益になる)も売りポジション(ポンドが下落したら利益になる)も保有することが可能です。 |
ただし!!! |
FX(外国為替証拠金取引)は投資元本以上に損失が膨らむ可能性のある取引です。 特に英国の国民投票前後は為替相場が急激に変動したり、流動性が低下するリスクが見込まれます。証拠金や保有建玉の管理には十分にご注意ください。国民投票前後のご注意事項は以下のお知らせをご参照ください。 |
→ 【重要】6月23日(木)英国の国民投票におけるご注意事項 |
外国為替証拠金取引は、全てのお客様の投資運用に適合するものではございません。お客様によっては、投資商品として適合しない場合がございますのでご注意をお願いいたします。お客様の本商品・取引の性格・リスク・費用に対する正確なご理解を前提とし、現在の収入金額や金融資産額の状況、ご投資資金の運用期間や目的を十分にご考慮のうえ、お取引の決定のご判断をお願い申し上げます。 |
英国のEU離脱が決定された場合、マーケットに大きな混乱が生じて様々な資産の変動率(ボラティリティ)が高まる可能性があります。 事前にできる限りリスク資産の比率を低くして現金比率を高めておくというのも有効な手段と言えるかもしれません。 |
本コンテンツは情報提供が目的であり、投資その他の行動を勧誘するものではございません。また、過去の実績は将来の投資成果を保証するものではありません。投資にかかる最終決定は、お客様ご自身の判断にてお願いいたします。 |
|
→ その他の最新情報を見る |