【AIレポート4月】調整色強める相場 政治イベントに注意

マネックス証券は、株式会社Good Moneygerによる人工知能(AI)を活用し作成した月次レポートを2017年4月より提供しています。

AI(人工知能)を用いてマーケットを分析し、世界主要地域の見通しを視覚化し分かりやすく把握できるレポートを提供します。世界の景況感を天気予報形式で表現し、それぞれの地域の景況感を偏差値で算出した上でアセットクラス(株式・債券・REIT)への投資スタンスを「◎・○・△」の3段階でスコアリングします。

株式会社Good Moneyger(グッドマネージャー) 

Good Moneyger A.I.インデックスは全地域で下落。米中の貿易摩擦、米朝の非核化に向けた首脳会談、トランプ氏による米アマゾン批判やFacebookの議会証言といった政治関連イベントに伴い、世界的に株価は調整色を強めている。

今後1ケ月の世界動向の天気予報マップ

降水確率の見通しは先月同様。

天気図に付随する数値は「降水確率」。月初よりも月末の方が相場環境が良くなる確率が高ければ、降水確率は低下する。反対に、月初よりも月末の方が悪化する確率が高ければ、降水確率は上昇する。

Good Moneyger A.I. 合成インデックス(以下(GM AIインデックス))

GM AIインデックスは全地域で下落。AIの分析では、下落トレンド入りが近いことが示唆されている。

(%)AIインデックスの高値からの下落率

地域 地域偏差値 コメント
米国 57(-1) GM A.I.インデックスは1ポイントの悪化。
政治イベントによって相場が大きく動く。米中貿易戦争は今後も続く見通し。クレジットカードローンの延滞率の上昇など、家計の景況感に陰りの兆候が見られる点も懸念。
日本 54(-2) GM A.I.インデックスは2ポイントの悪化。
為替及び米国相場に引きずられる展開。2018年1-3月期のGDP成長率はマイナスに転落する可能性も。
欧州 54(-2) GM A.I.インデックスは2ポイントのマイナス。2017年10-12月期の家計所得は前期比+0.5%(2017年7-9月期は同+0.8%)にとどまった。賃金そのものは7-9月期と同程度の増加を見せたものの、物価上昇の影響により、実質所得は押し下げられることになったと考えられる。
新興国 53(-2) GM A.I.インデックスは2ポイントのマイナス。
米国を中心とした政治イベントの影響で、ボラティリティが高まっている。
米国の保護主義が強まることで、貿易への影響が出る可能性があることは懸念点。中国では不動産価格の上昇に歯止めがかかりつつある。

括弧内は前月比

地域偏差値とは:GM A.I.インデックスを点数化して表現したデータで、高ければ景況感が良いことを示す。

Good Moneyger A.I. 合成インデックスとは:世界各国の主な経済指標および、株価指標、債券価格、長短金利、ボラティリティ等をAIを活用して合成した独自指標。

Good Moneyger A.I. によるアセットスコア一覧

(GM A.I.インデックスに基づいた景況感に合わせ、各資産のパフォーマンスを分析。)

今後1ケ月の世界の相場の「天気予報」は概ね晴れであり、原則として株式の好パフォーマンスが期待できるフェーズ。但し、トランプ大統領による保護主義が進むなど、政治イベントが絡んでいる中で、各地域において期待できるアセットを選ぶことが難しいタイミング。
イベントに左右されやすい相場環境であるため、何らかのイベント、高官発言などには注意深く対応する必要がある。

  米国 欧州 日本 新興国
株式
債券 -
REIT - -

オススメ度合いを、◎、○、△にて表現(◎が良い)。-(ハイフン)表示は本分析の対象外。

天気予報が「曇り」となるような場合、その後景気拡大が見込まれるか、景気減退が見込まれるかによって、株やREITか、債券か、期待できるアセットクラスが異なる。天気予報が「雨」などの場合、A.I.インデックスの分析では、債券など相対的に低リスクアセットのパフォーマンスが安定する傾向にある。

本情報は2018年4月9日時点のデータを基に解析、作成したもので、今後1ケ月程度の見通しを記載。

新興国の対象地域は、MSCI エマージング・マーケット・インデックスの対象地域です。

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