【AIレポート9月】世界経済を牽引する米国の景気は底堅い 

マネックス証券は、株式会社Good Moneygerによる人工知能(AI)を活用し作成した月次レポートを2017年4月より提供しています。

AI(人工知能)を用いてマーケットを分析し、世界主要地域の見通しを視覚化し分かりやすく把握できるレポートを提供します。世界の景況感を天気予報形式で表現し、それぞれの地域の景況感を偏差値で算出した上でアセットクラス(株式・債券・REIT)への投資スタンスを「◎・○・△」の3段階でスコアリングします。

株式会社Good Moneyger(グッドマネージャー) 

Good Moneyger A.I.インデックスは、日本以外の米国、欧州、新興国は改善。世界経済を牽引する米国の景気は底堅く、相場は堅調。2019年前半までは成長が続きそうな見通し。但し、アルゼンチン、トルコなど新興国の通貨安および株安や、米中貿易戦争など世界景気には不透明要因が残る。  

今後1ケ月の世界動向の天気予報マップ

降水確率の見通しは、前月と変わらず。

天気図に付随する数値は「降水確率」。月初よりも月末の方が相場環境が良くなる確率が高ければ、降水確率は低下する。反対に、月初よりも月末の方が悪化する確率が高ければ、降水確率は上昇する。

Good Moneyger A.I. 合成インデックス(以下(GM AIインデックス))

GM AIインデックスは、新興国がやや下落。米国、欧州、日本は持ち直し。新興国は2016年をピークに、じりじりと下落傾向にある。

(%)AIインデックスの高値からの下落率

地域 地域偏差値 コメント
米国 59(+1) GM A.I.インデックスは1ポイントプラス。
経済は底堅く、相場は堅調。2019年前半までは成長が続きそうな見通し。但し、米国内住宅マーケットの悪化はFRBも気にしており、やや気がかり。アルゼンチン、トルコなど新興国の通貨安および株安や、FRBによる利上げの影響が懸念材料。
日本 54(+1) GM A.I.インデックスは1ポイントプラス。
輸出回復の勢いは緩やかだが、国内では雇用環境が良い。2018年4-6月期のGDPは、2016年1-3月期以来の成長率。ただ、中国経済の減速など、持続的な改善期待が高まりにくく、当面株価は方向感の乏しい展開。台風や地震などの災害も悪材料。
欧州 56(+1) GM A.I.インデックスは1ポイントプラス。
輸出は米国向けが持ち直すもアジア向けが軟調。イタリアの財政問題やトルコの問題が悩みの種。特にトルコはイスラム化政策に走り、NATO同盟国と対立し、エルドアン大統領が独裁体制を築いている状態。ドイツ企業の拠点(工場)も多く、ドイツへの影響に注意が必要。
新興国 52(±0) GM A.I.インデックスは変わらず。
相場は下落基調。トルコリラの急落が新興国株式市場全体を揺るがすイベントに。
アルゼンチン、トルコ、南アなど、財務基盤が脆弱な国々の通貨が大きく下落しており、景気減速を招いている。また、米中貿易戦争の影響もあり、中国相場も下落基調。

括弧内は前月比

地域偏差値とは:GM A.I.インデックスを点数化して表現したデータで、高ければ景況感が良いことを示す。

Good Moneyger A.I. 合成インデックスとは:世界各国の主な経済指標および、株価指標、債券価格、長短金利、ボラティリティ等をAIを活用して合成した独自指標。

Good Moneyger A.I. によるアセットスコア一覧

(GM A.I.インデックスに基づいた景況感に合わせ、各資産のパフォーマンスを分析。)

今後1ケ月の世界の相場の「天気予報」は概ね晴れであり、原則として株式およびREITの好パフォーマンスが期待できるフェーズ。但し、堅調な景気を背景に、米国の政策金利は2018年9月(今月)と12月の2回、引き上げられる見通し。金利上昇が本格化すると、株式やREITは下落局面に入る可能性が高いため、投資方針をある程度決めておく必要がある。
なお、金利上昇が本格化すれば、債券など安全資産の利回りが復活するため、投資マネーの流入が見込まれる。
日本株式は、企業の不祥事や自然災害の影響もあって9月第二週は軟調に推移したが、「災害に売りなし」という格言もあるように、冷静に影響を見極めて売買の判断をすべき。

  米国 欧州 日本 新興国
株式
債券 -
REIT - -

オススメ度合いを、◎、○、△にて表現(◎が良い)。-(ハイフン)表示は本分析の対象外。

天気予報が「晴れ」となる場合は、原則として景気が拡大している状況にあるため、株式などのリスクアセットのパフォーマンスが期待できると考えられる。天気予報が「曇り」となるような場合、その後景気拡大が見込まれるか、景気減退が見込まれるかによって、株やREITか、債券か、期待できるアセットクラスが異なる。天気予報が「雨」などの場合、A.I.インデックスの分析では、債券など相対的に低リスクアセットのパフォーマンスが安定する傾向にある。

本情報は2018年9月10日時点のデータを基に解析、作成したもので、今後1ケ月程度の見通しを記載。

新興国の対象地域は、MSCI エマージング・マーケット・インデックスの対象地域です。

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