マネックス証券は、株式会社Good Moneygerによる人工知能(AI)を活用し作成した月次レポートを2017年4月より提供しています。
目次
AI(人工知能)を用いてマーケットを分析し、世界主要地域の見通しを視覚化し分かりやすく把握できるレポートを提供します。世界の景況感を天気予報形式で表現し、それぞれの地域の景況感を偏差値で算出した上でアセットクラス(株式・債券・REIT)への投資スタンスを「◎・○・△」の3段階でスコアリングします。
Good Moneyger A.I.インデックスは、欧州、新興国は横ばい、米国は悪化、日本は小康状態。米国の政策金利引き上げに伴い長期金利が急上昇を見せ、2018年2月のVIXショックを彷彿とさせる動きに、市場は神経質になっている。
降水確率の見通しは、前月と変わらず。
※天気図に付随する数値は「降水確率」。月初よりも月末の方が相場環境が良くなる確率が高ければ、降水確率は低下する。反対に、月初よりも月末の方が悪化する確率が高ければ、降水確率は上昇する。
GM AIインデックスは、米国が悪化。日本、欧州は若干の持ち直し。新興国は先月から横ばい推移。
(%)AIインデックスの高値からの下落率
地域 | 地域偏差値 | コメント |
---|---|---|
米国 | 58(-1) | GM A.I.インデックスは1ポイントマイナス。 米国金利や景気動向に敏感な中小型株は軟調。また、FRBによる金利引き上げが進んでおり、長期金利が急上昇するようなことがあれば、2018年2月と同じく『VIXショック』のような下落が起こる可能性も。 |
日本 | 55(+1) | GM A.I.インデックスは1ポイントプラス。米国に比べ相対的に割安感があった日本株が買われ、日経平均は2万4000円の高値圏まで上昇した(2018年9月頃)。但し、景気は足踏み状態。企業マインドはやや弱い。 |
欧州 | 56(±0) | GM A.I.インデックスは横ばい。ペースに陰りが見られるものの、景気は緩やかに拡大。 米中間をはじめとする貿易摩擦の深刻化や、トルコやアルゼンチンなど新興国不安の高まり、英国のEU離脱交渉の緊迫化、イタリアの財政不安など、外部環境に不安材料が多い点は気がかり。 |
新興国 | 52(±0) | GM A.I.インデックスは変わらず。 相場は下落基調の中でもやや持ち直す。但し、米国の金利上昇や米トランプ大統領の保護主義的な通商政策などが続く中で、新興国がそのデメリットを受けやすいという構造は変わっていない。 |
※括弧内は前月比
地域偏差値とは:GM A.I.インデックスを点数化して表現したデータで、高ければ景況感が良いことを示す。
Good Moneyger A.I. 合成インデックスとは:世界各国の主な経済指標および、株価指標、債券価格、長短金利、ボラティリティ等をAIを活用して合成した独自指標。
(GM A.I.インデックスに基づいた景況感に合わせ、各資産のパフォーマンスを分析。)
今後1ケ月の世界の相場の「天気予報」は概ね晴れであり、原則として株式およびREITの好パフォーマンスが期待できるフェーズ。但し、堅調な景気を背景に米FRBの利上げが続いており、米国の長期金利が上昇基調にある。VIX指数も上昇基調にあり、株式相場が少しずつ荒れ始めている。また、金利上昇が本格化すると、株式やREITは下落局面に入る可能性が高いため、投資方針をある程度決めておく必要がある。
金利が上昇すると債券価格は一時的に下落する可能性があるが、高い金利は債券など安全資産の利回りが復活するため、投資マネーが流入し、中期的には債券価格の上昇、安定化が想定される。
米国 | 欧州 | 日本 | 新興国 | |
---|---|---|---|---|
株式 | △ | △ | △ | △ |
債券 | ○ | ○ | - | △ |
REIT | △ | - | ○ | - |
※オススメ度合いを、◎、○、△にて表現(◎が良い)。-(ハイフン)表示は本分析の対象外。
※天気予報が「晴れ」となる場合は、原則として景気が拡大している状況にあるため、株式などのリスクアセットのパフォーマンスが期待できると考えられる。天気予報が「曇り」となるような場合、その後景気拡大が見込まれるか、景気減退が見込まれるかによって、株やREITか、債券か、期待できるアセットクラスが異なる。天気予報が「雨」などの場合、A.I.インデックスの分析では、債券など相対的に低リスクアセットのパフォーマンスが安定する傾向にある。
※本情報は2018年10月9日時点のデータを基に解析、作成したもので、今後1ケ月程度の見通しを記載。
※新興国の対象地域は、MSCI エマージング・マーケット・インデックスの対象地域です。
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