【AIレポート6月】米中貿易戦争の激化。焦点は米の利下げへ

マネックス証券は、株式会社Good Moneygerによる人工知能(AI)を活用し作成した月次レポートを2017年4月より提供しています。

AI(人工知能)を用いてマーケットを分析し、世界主要地域の見通しを視覚化し分かりやすく把握できるレポートを提供します。世界の景況感を天気予報形式で表現し、それぞれの地域の景況感を偏差値で算出した上でアセットクラス(株式・債券・REIT)への投資スタンスを「◎・○・△」の3段階でスコアリングします。

株式会社Good Moneyger(グッドマネージャー) 

Good Moneyger A.I.インデックスは新興国と日本で改善。米国と欧州は悪化。米中の貿易戦争が激化。先行きの不透明性が高まっている。投資家のリスク回避姿勢が強まり、総じて株式相場は軟調な推移。ただ、インドは、総選挙における現モディ政権の過半数超での勝利や好調な企業業績を受け、相場は堅調。

今後1ケ月の世界動向の天気予報マップ

欧州は天気が下り坂。米国の降水確率も上昇。

天気図に付随する数値は「降水確率」。月初よりも月末の方が相場環境が良くなる確率が高ければ、降水確率は低下する。反対に、月初よりも月末の方が悪化する確率が高ければ、降水確率は上昇する。

Good Moneyger A.I. 合成インデックス(以下(GM AIインデックス))

GM AIインデックスは、新興国と日本で改善。米国と欧州は悪化。(本レポートの記載内容はレポート提供元株式会社Good Moneygerの見解となります。)

(%)AIインデックスの高値からの下落率

地域 地域偏差値 コメント
米国 53(-1) GM A.I.インデックスは1ポイント悪化。
米中貿易戦争の激化により株式相場は下落。通商協議はメキシコに飛び火。ただし、FRBが6月のFOMCで利下げを行うようであれば、株式相場は下げ止まり、上昇に転じる可能性もある。
日本 54(±0) GM A.I.インデックスは横ばい推移。
景気動向指数の基調判断は6年2か月ぶりに「悪化を示している」に引き下げ。米中の貿易摩擦激化の懸念を受け、株式相場も下落。世界的なリスクオフの動きを受け、円に資金が還流し、円高が進んでいる。
欧州 53(-1) GM A.I.インデックスは2ポイント改善。
外部環境の悪化を受け、欧州主要国株式も下落基調を強めた。また、ブレグジットを巡る英国政権の混乱やイタリアの財政不安等の不透明感の高まりもあり、欧州金融市場では安全資産への資金流入も加速。ドイツの10年国債利回りは過去最低水準まで低下。
新興国 53(+1) GM A.I.インデックスは1ポイント改善。
中国は米国への態度を硬化。米中交渉は長期化する公算が高い。
他方、インドでは現モディ政権が下院過半数超を獲得し続投。選挙結果を好感し、構造改革期待などから資金が流入し、株式相場を支えている。

括弧内は前月比

地域偏差値とは:GM A.I.インデックスを点数化して表現したデータで、高ければ景況感が良いことを示す。

Good Moneyger A.I. 合成インデックスとは:世界各国の主な経済指標および、株価指標、債券価格、長短金利、ボラティリティ等をAIを活用して合成した独自指標。

Good Moneyger A.I. によるアセットスコア一覧

(GM A.I.インデックスに基づいた景況感に合わせ、各資産のパフォーマンスを分析。)

今後1ケ月の世界の相場の「天気予報」は概ね晴れであり、原則として株式およびREITの好パフォーマンスが期待できるフェーズ。AIスコアリングでは、相対的に新興国、J-REITに少しチャンスが出てきているとの結果。
ただし、世界景気が減速していることを示す経済指標が増えているため、過度なリスクオンには注意が必要。(本レポートの記載内容はレポート提供元株式会社Good Moneygerの見解となります。)

  米国 欧州 日本 新興国
株式
債券 -
REIT - -

オススメ度合いを、◎、○、△にて表現(◎が良い)。-(ハイフン)表示は本分析の対象外。

天気予報が「晴れ」となる場合は、原則として景気が拡大している状況にあるため、株式などのリスクアセットのパフォーマンスが期待できると考えられる。天気予報が「曇り」となるような場合、その後景気拡大が見込まれるか、景気減退が見込まれるかによって、株やREITか、債券か、期待できるアセットクラスが異なる。天気予報が「雨」などの場合、A.I.インデックスの分析では、債券など相対的に低リスクアセットのパフォーマンスが安定する傾向にある。

本情報は2019年6月10日時点のデータを基に解析、作成したもので、今後1ケ月程度の見通しを記載。

新興国の対象地域は、MSCI エマージング・マーケット・インデックスの対象地域です。

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