マネックス証券は、株式会社Good Moneygerによる人工知能(AI)を活用し作成した月次レポートを2017年4月より提供しています。
目次
AI(人工知能)を用いてマーケットを分析し、世界主要地域の見通しを視覚化し分かりやすく把握できるレポートを提供します。世界の景況感を天気予報形式で表現し、それぞれの地域の景況感を偏差値で算出した上でアセットクラス(株式・債券・REIT)への投資スタンスを「◎・○・△」の3段階でスコアリングします。
Good Moneyger A.I.インデックスは全世界で足踏み状態。世界で新型コロナウイルスの最悪期は脱しつつあるが、感染第二波の懸念や、ダメージを受けた実体経済の回復の遅れが出ている。株式市場は一足早く回復を見せたが、一部のグロース株への資金集中が目立つ。
降水確率は先月と変わらない。すっきりと晴れる地域はまだない。
※天気図に付随する数値は「降水確率」。月初よりも月末の方が相場環境が良くなる確率が高ければ、降水確率は低下する。反対に、月初よりも月末の方が悪化する確率が高ければ、降水確率は上昇する。
GM AIインデックスは全地域で足踏み。最悪期は脱したと見られるが、予断を許さない。(本レポートの記載内容はレポート提供元株式会社Good Moneygerの見解となります。)
(%)AIインデックスの高値からの下落率
地域 | 地域偏差値 | コメント |
---|---|---|
米国 | 33(-2) | GM地域偏差値は2ポイント悪化。低金利ゆえ、債券の利回りが全般的に低下。その分、株式、特にグロース株への資金集中が起きており、株式市場は高値圏を推移している。労働市場の回復が続いているが、回復ペースがやや伸び悩んでいる。景気回復に向かっていると判断するには尚早か。 |
日本 | 36(-1) | GM地域偏差値は1ポイント悪化。2020年4-6月期の決算を見ると、大半の業種で売上高は減少。情報通信、医薬品など増益となった一部業種以外は大きく停滞している。コロナウイルス感染者数も再び増加傾向に転じており、企業業績の改善は遅行すると予想される。 |
欧州 | 48(±0) | GM地域偏差値は横ばい。ロックダウンが段階的に解除されており、小売売上高、鉱工業生産、輸出は揃って大幅反発。ようやく景況感改善の一歩を踏み出したところだが、先行きの不透明感は引き続き強い。特に外需に関しては、世界全体で新規感染がまだ拡大傾向にあることが懸念材料。また、ユーロ圏でも感染再燃リスクへの警戒は怠れず、企業業績や雇用に対する不安は大きい。 |
新興国 | 28(-2) | GM地域偏差値は2ポイント悪化。新型コロナウイルスの感染爆発に見舞われたブラジルやインドでさえ、景気の最悪期は過ぎつつある。ただし、依然として景気回復の足取りは重く、本格的な回復には時間を要する。 |
※括弧内は前月比
地域偏差値とは:GM A.I.インデックスを点数化して表現したデータで、高ければ景況感が良いことを示す。
Good Moneyger A.I. 合成インデックスとは:世界各国の主な経済指標および、株価指標、債券価格、長短金利、ボラティリティ等をAIを活用して合成した独自指標。
(GM A.I.インデックスに基づいた景況感に合わせ、各資産のパフォーマンスを分析。)
今後1ケ月の世界の相場の「天気」はすっきりとしない部分もあるが、株式、特にグロース株は引き続きチャンスが出ている。AIスコアリングでは先進国株式、先進国債券、日本株式を推奨。その他には、ハイイールド債券や、中国株式にもチャンスの芽が出ている。(本レポートの記載内容はレポート提供元株式会社Good Moneygerの見解となります。)
米国 | 欧州 | 日本 | 新興国 | |
---|---|---|---|---|
株式 | ○ | △ | ○ | △ |
債券 | ○ | ○ | - | △ |
REIT | △ | - | △ | - |
※オススメ度合いを、◎、○、△にて表現(◎が良い)。-(ハイフン)表示は本分析の対象外。
※天気予報が「晴れ」となる場合は、原則として景気が拡大している状況にあるため、株式などのリスクアセットのパフォーマンスが期待できると考えられる。天気予報が「曇り」となるような場合、その後景気拡大が見込まれるか、景気減退が見込まれるかによって、株やREITか、債券か、期待できるアセットクラスが異なる。天気予報が「雨」などの場合、A.I.インデックスの分析では、債券など相対的に低リスクアセットのパフォーマンスが安定する傾向にある。
※本情報は2020年8月11日時点のデータを基に解析、作成したもので、今後1ケ月程度の見通しを記載。
※新興国の対象地域は、MSCI エマージング・マーケット・インデックスの対象地域です。
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