広木隆のMarket Talk

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広木 隆 プロフィール Twitter(@TakashiHiroki)

円高が進んでいる背景、金融情勢の見通し

このコーナーでは毎週原則木曜日に実施しているMarket Talk(動画セミナー)のサマリをお届けします。

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2018年1月11日(木)Market TalkのSummary

昨今の円高の背景、金融情勢について

年初は株高の一方で、日銀が長期国債の買いオペを減額したことから金利が上がり、それを受けて円高に振れたことが昨今の円高の背景だが、アメリカの長期金利は2.5%を突破するところまできて、そろそろ債券の弱気相場入りだという議論も出ている。
アメリカの長期金利が2.5%を突破するところまで上昇してきた、でもドル安がすすんでいるというのは一見奇異に思えるが、その背景は日本発の金利上昇の方が先にあったからだと思う。日本も日銀の金融緩和が出口に向かうとの観測があるがそれはないと考えられる。
従来から申し上げているとおり、日銀はイールドカーブ導入のときにオーバーシュート型のコミットメントを入れてそれが最後の政策となっているが、それは物価が安定的に2%を超えて推移するまで金融緩和はやめませんという約束を市場にしているということ。それを破ったら市場との信頼関係を台無しにしてしまうことになるので、表立っての金融緩和の縮小はないと考えられる。
ただ昨今言われているステルステーパリングはあるかもしれないが、金融引き締めをしているわけでもましてや金融緩和を縮小しているわけでもなく、実際に買うものが無くなったから買わないだけであって、事実上マーケットの実勢に合わせた減額、そもそも量から金利へとなっているので、イールドカーブコントロールの水準を直すということは今後のインフレの上昇に合わせてやっていくのではと思う。

今後値上がりが期待できる業種、銘柄は?

・今後デフレからの脱却、すなわちインフレがじわりと高まってきて日銀がイールドカーブコントロールの水準をあげていくことは十分あり得る。金利が上がると考えられるので三菱UFJなどのメガバンク株は期待できると思う。
・AI産業革命は時代の大きな流れ。何をやるにしても半導体、電子部品は必須なので、半導体関連の電子部品株は有望と考えられる。半導体製造装置という点ではこれまで東京エレクトロンが買われてきたが、半導体の素材・材料ということでは、信越化学、SUMCOなど。これらはすでに上昇しているが上がるにはそれなりの理由がある。出遅れ感があるのは村田、アルプス電気、TDKなど。
・後はオンリーワン - 他で代替されない唯一無二の銘柄。オリエンタルランド、スタートトゥデイなどが期待できると思う。

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