はじめてのテクニカル分析

用語集

マックディー(MACD)
米国のジェラルド・アペルが1985年に発表した、価格変化を示すオシレーター。Moving Average Convergence-Divergence(移動平均収束発散法)の略。MACDは長短2本の指数平滑移動平均値の差、シグナルはMACDの指数平滑移動平均値、ヒストグラムはMACDとシグナルの差。これらの組み合わせにより、価格推移の加速や鈍化、方向転換を検知する。プロ、アマチュアを問わず、内外に利用者が多い指標である。
窓(まど)
前日と当日の足形の間に生じた隙間のこと。隙間ができることを「窓を空ける」という。前日より当日の方が高い場合は、前日の高値よりも当日の安値の方が明確に高い時、前日より当日の方が安い場合は、前日の安値よりも当日の高値の方が明確に安い時に窓が空く。大きな材料が出るなどして、市場参加者の相場観が騰落の片方に偏ったときに起こる。小型株では発生頻度が高く、大型株や株価指数では発生しにくい。
戻り高値(もどりたかね)
大勢上昇から下落に転じる際、大天井をつけて反落となった後、再び上昇して形成される大天井よりも低い高値のこと。戻り高値が形成された後、直前の安値を下回った時点で反落入りと判断される。新しい高値が大天井を上回る場合は、新しい高値が新たな大天井となる。ただし、大きな悪材料があって反落に転じた場合などでは、明確な戻り高値を作らずに下落へ転じることもあるので、戻り高値は反転確認の必須条件ではない。
揉み合い(もみあい)
価格が小幅で上下動を繰り返す、横這い相場のこと。買い方と売り方の勢力が拮抗している時に現れるとされ、上昇局面や下降局面の中休み場面、天井局面、底値局面など、どこでも出現する。揉み合いの前後で価格推移の方向が反転することもあれば、変わらないこともあり、揉み合いを放れた後は動きが加速することがある。海外では、数ヵ月に及ぶものをレクタングル(長方形)、数週間で終わるものをフラッグと呼んで区別する。
モメンタム
値が変化する勢いのこと。通常は、一定期間過去の値と当日の値を比較した差、あるいはその累積である。ロジックが単純なため、一番最初に考案されたテクニカル分析ではないかと推測される。モメンタムは、オシレーターと異なり、特定の値に戻るという性質を持たないので、発散してしまうこともある。厳密にはオシレーターとモメンタムは異なるカテゴリーだが、モメンタムという名のオシレーターが存在するのは厄介だ。

※日本テクニカルアナリスト協会 「はじめの一歩 テクニカル分析 ハンドブック4(用語集)」より転載