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トレードステーション利用術(55)国策推進で普及に弾み「電子カルテ」

2019.07.31

フィスコリサーチレポーターとして各種レポート執筆やセミナーイベントに登壇している馬渕磨理子氏が、トレードステーションの便利な利用方法やオリジナルの活用方法をお届けします。旬なテーマも盛り込まれ、日々のトレードや銘柄探しにも役立つ内容です。

●国策推進で普及に弾み「電子カルテ」

安倍内閣のもとで閣議決定され、その後改定された医療情報システムに関する政策「未来投資戦略2018」では、次世代ヘルスケア・システムの構築に向けたICT等の積極導入・活用が提唱されており、電子カルテの導入はその柱となっています。

地域医療構想とも絡めた、医療情報のネットワーク構築や、ビッグデータ利用推進のため、2020年までに400床以上の一般病院における電子カルテ普及率を90%とする具体的目標が掲げられています。平成29年の厚生労働省のデータによると、電子カルテの一般病院での普及率は46.7%、一般診療所41.6%となっていますので、今後拡大余地が大きいことが窺えます。

こうした政策支援を受けて、相対的に業績好調なのが「電子カルテ」開発・販売企業となっています。

●電子カルテ普及の背景には「消費増税前の駆け込み需要」

ソフトマックス<3671>などは今年に入り相場付きが一変し、株価が5倍近くに急伸しています。電子カルテ普及の背景には「消費増税前の駆け込み需要」も働いているようで、短期的にも注目されます。

またクラウド型が主流となり始めており、開発だけのスポット案件ではなく、継続して収益が得られる「運用・管理」型が増えていることも、好業績の要因として挙げられます。

●電子カルテ関連銘柄

ファインデックス<3649>は病院向け画像管理システム等を手掛け、電子カルテも展開しています。同社のシステムは大学病院に主に導入されており、日本の大学病院149施設のうち106施設、国立大学においては81.0%のシェアを占めています。

また、北海道に本社があるCEホールディングス<4320>は、電子カルテシステム「MI・RA・Isシリーズ」を自社開発しており、中小医療機関に強いです。「MI・RA・Isシリーズ」は全国各地に導入されており、導入実績は2019年3月31日時点で合計813件となっています。

その他、イメージワン<2667>※JQ:日々公表銘柄は、電子カルテの画像データを一元管理する情報システムを提供しています。コア<2359>は情報家電・通信向けの組み込みソフト開発が主力で株価も堅調推移ですが、米社が提供するクラウド型電子カルテをグループ企業が手掛けている側面もあります。

現在、「電子カルテの普及率を「40%台から、90%へ」と、政府が動き出しています。国策でもある同テーマは、注目する価値があると言えます。

馬渕磨理子さん作成ワークスペースをダウンロードいただけます!

馬渕さんがピックアップした銘柄を挿入したワークスペースをダウンロードいただけます。トレードステーションを利用されている方は、ダウンロードするだけですぐに分析が可能です。ぜひご利用ください。

※ワークスペースのご利用にあたっては、トレードステーションの最新版にアップデートを行ってください。

ではまた次回をお楽しみに。

馬渕磨理子さんプロフィール

認定テクニカルアナリスト(CMTA®)、公共政策修士
京都大学公共政策大学院で、法律、経済学、行政学、公共政策を学び、修士過程を修了。
現在は、法人の資産運用・管理を行い、そこで学んだ財務分析・経営分析を生かしフィスコリサーチレポーターとして、個別銘柄の分析を行っている。また、テクニカル分析をメインとした為替相場が得意である。
大学時代は、国際政治学を専攻し、ミス同志社を受賞している。
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「馬渕磨理子が実践!トレードステーション利用術」は、米国TradeStationGroupが開発したトレーディングツール「トレードステーション」の日本語版(マネックス証券が提供)を馬渕磨理子氏の見解で注目し、コメントしたものです。開発会社や日本語版提供会社との見解とは異なる場合があります。

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