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株式市場見通し(日本株)12/6

2019.12.06

来週(2019/12/9~12/13)の東京株式市場は堅調か。日経平均株価の予想レンジは23,300円-23,700円。米主要指数が不安定でも、ドル円の上昇(円安)が支援材料となりそうだ。ただ、週末にメジャーSQを控え、先物売買によって振らされやすい相場展開が続きそう。国内企業の決算発表が数社予定されており、個別物色で動意付く銘柄が多くなることも予想される。

日経平均株価は25日移動平均線を意識して煮詰まり感が強い。材料次第で上下どちらかに振れやすく、CTA(商品投資顧問)など短期筋によるトレンドフォローの売買によって一方向に値動きが大きくことも考えられる。

FOMC(12/10-11)後のパウエルFRB議長の記者会見を週後半に控えているが、これまで7月、9月、10月と今年3回連続の利下げの経緯から4回目の利下げが実施される可能性は低い。むしろ、米政府によって12/15にほぼすべての中国製品に対象を広げる制裁関税「第4弾(1,600億ドル15%)」の発動が予定されており、米中通商問題に対するヘッドラインや時間外の米先物の値動きに左右されやすい心理状況が続こう。

国内の経済指標では、11月景気ウォッチャー調査 (12/9)、11月工作機械受注(12/10)、10-12月期法人企業景気予測調査(12/11)、10月機械受注(12/12)、12月日銀短観(12/13)などが注目される。海外の経済指標やイベントは、独12月ZEW景況感指数、FOMC(~12/11)(12/10)、パウエルFRB議長会見(12/11)、英国議会総選挙、ECB定例理事会(ラガルド総裁記者会見)、EU首脳会議(~12/13)(12/12)、米11月小売売上高(12/13)などが特に注目される。

ドル円の年間の値幅は、2017年の11.29円、2018年の9.91円、2019年の7.94円(12/2現在)と次第に狭くなっている。最近、109円台半ばで推移する場面があったが、これは年初の水準(109.56円)を意識したものであろう。今月は第4四半期末に向けた米グローバル企業によるレパトリ(利益の米国への送金)や、年末年始のドルの資金調達の発生が挙げられ、ドル買い需要が多く極端な円高にはなりづらい。仮に、12月末の水準が年初に近い水準で終えた場合、年足は分岐点を示す「十字足」に近いローソク足となる。値動きが煮詰まったあとは上下に振れやすくなるため、来年の比較的早いタイミングで大きな変化が生じる可能性がある点に留意しておきたい。

日経平均株価は11月以降で横ばい圏の動きとなっており、多少の乱高下をこなしながらも三段上げ目に入れるかどうかの正念場が続いている。テクニカル指標で勢いをみるRSI(9日)も11月中旬以降30%~70%のレンジ内で落ち着いた動きだ。ただ、5日移動平均線(23,327円 12/5)や10日移動平均線(23,326円 同)、25日移動平均線(23,273円 同)などが収れんしており、株価が上か下かに放れる前兆のような現象は生じている。高値圏でのもみ合いはそれまでのトレンドの方向を引き継ぐことが多く、現時点では上放れの可能性が高いとみられる。

一方、株価の三段上げ目は上昇の勢いが鈍ることが多く、上昇幅も比較的短く短期間に終わる傾向がある。RSIが直近の高値形成時に上昇した水準に到達できずに失速する逆行現象(ダイバージェンス)となる場合、株価調整の先行サインになることが多く注視したい。

短期的な上値メドは、(1)昨年12月安値を起点としたN計算値:23,524円、(2)昨年12/3高値から12/26安値までの下げ幅3,750円を、8/6安値からの上昇幅で当てはめた23,860円前後(背反値)、(3)8月安値を起点としたE計算値:24,400円、(4)昨年12月安値を起点としたV計算値:24,614円、(5)E計算値:25,776円などが重要となる。下値メドは、(1)昨年12/3高値22,698円、(2)4/24高値22,362円、(3)9/19高値22,255円前後、7/25安値21,823円などが挙げられる。

日柄面では、12/4、昨年1/23高値から12/26安値までの日柄を先に対等させた12/11、12/16-17などが重要となる。

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