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株式市場見通し(日本株)2/7

2020.02.07

来週(2020/2/10~2/14)の東京株式市場は4日立会いとなる。日経平均株価の予想レンジは23,400円-24,000円。年初来高値を前に戻りが一服する展開が予想される。ただ、株価の急回復によって投資家のセンチメントが改善している。米国株や円安など良好な外部環境を背景に、押し目買いで下げ渋る動きがみられそうだ。来週で国内企業の業績発表が一巡する。今期の下方修正はある程度は織り込んだ可能性が高く、押し目買いを通じて好業績銘柄への選別物色が日替わりで繰り返されそうだ。指数は急ピッチの上昇で過熱感はあるが、東証1部の騰落レシオ(25日)は2/6現在で91.9%と市場全体的には過熱感はみられない。また、新興市場銘柄の決算が多く控えていることやIPOが再開したことで、やや出遅れ感のあるマザーズ市場が活気づくだろう。

2/6に発表された投資主体別売買動向によると、海外投資家は1月第4週(1/27-1/31)に日本株を現物・先物合算ベースで7,833億円を売り越した。これで5週連続の売り越しとなり、売り越し規模は昨年8月にトランプ大統領が対中追加関税を実施すると表明した時以来の大きさとなった。今週の相場上昇はこれまで売りに傾いていた短期筋による先物ポジションの買い戻しが主導したという見方が有力だが、不安定な中国市場から短期的に東京市場に資金を振り向けている可能性もあり、米国株の動向次第では意外高も想定しておきたい。

新型コロナウイルスの感染拡大によるリスク回避(株売り・円買い)は、中国政府による流動性供給、利下げ、投機的売りの禁止などで後退しており、ワクチン開発を巡る報道が株高・円安に拍車をかけつつある。世界保健機関(WHO)は、治療効果は未だ不明としながらも、ワクチン開発に向け、研究と開発の優先事項を策定するために、ジュネーブで専門家会合(2/11-2/12)を開くと発表している。

国内経済指標では、1月景気ウォッチャー調査(2/10)、1月工作機械受注(2/12)などが注目される。一方、海外の経済指標やイベントは、中国1月生産者物価指数、中国1月消費者物価指数(2/10)、パウエルFRB議長が米下院で議会証言、米大統領選挙予備選(ニューハンプシャー州)(2/11)、米1月小売売上高、米1月鉱工業生産指数(2/14)などに注目か。米企業決算では、シスコシステムズ、アプライド・マテリアルズ(2/12)などが発表を予定している。

日経平均株価は週初に売りが一巡したあとは、急反発。75日移動平均線(23,395円 2/6)や25日移動平均線(23,598円 2/6)上を一気に回復し、年初来高値(24,115円)に迫る勢い。一目均衡表上では抵抗帯(雲)というフシなども上回ってきた。さらには、1/27の急落で形成したチャート上のマド上限(23,755円)を埋め戻す強さも見せた。

RSI(9日)は50.9%(2/6)と強弱の分岐点となる50を下から上抜ける格好となり、過熱ゾーンに向けて騰勢を強める可能性がある。

目先的には急上昇の反動安は予想されるが、上述したようなフシを上回ったこともあり、直後の下落時は下値のフシになることが考えられる。

上値メドは、(1)1/17高値24,115円、(2)2018年10/2高値24,448円、(3)2019年4/24高値から同年8/6安値までの下げ幅2,252円に対する倍返しとなるV計算値:24,614円、(4)1/17高値から2/3安値までの下げ幅1340円に対する1.5倍返し:24,785円、(5)2018年10/2高値から同年12/26安値までの下げ幅5,500円を2019年8/6安値からの上げで当てはめた背反値:25,610円など。下値メドは、(1)1/8安値22,951円、(2)22,500円前後、(3)2019年4/24高値22,362円、(4)2019年9/19高値22,255円などがある。

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