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株式市場見通し(日本株)4/17

2020.04.17

来週(2020/4/6~4/10)の日経平均株価の予想レンジは17,000円-19,000円。東京株式市場は材料難の中、外部環境に神経質な展開か。国内では新型コロナウイルス「COVID-19」感染者の拡大が日々警戒されており、景気や市場動向に対する不透明感が強い。外出自粛要請からもう一段引き締められる可能性がある点なども、押し目買いの手控え要因となる。テーマ性や材料の出た個別株物色が中心で、東証1部の売買代金は3兆円を割り込む日が続く公算が大きい。

国内企業の3月本決算発表が月の後半に控えている。特に、新型コロナウイルスによる悪影響が企業業績や経営者マインドにどの程度影響を与えうるか。来週は2月決算企業の業績発表が多く、株価の反動が注目される。

3月中旬からのリバウンド相場では、規模別の大型株指数よりもマザース指数や日経ジャスダックなどの新興指数の方が比較的早く戻り高値を付けて調整している。新興市場は今週のように日銀によるETF買いが入る、入らないで目先の売買に振り回されることがないこともあり、調整一巡後の上昇回復はマザースやジャスダック銘柄の方が早い可能性がある。

米国の経済指標は予想よりも悪化していないが、株価は依然として値動きの荒い展開が続く。4月のダウ平均は2019年まで14年連続で上昇してきた安心材料はある。ただ、米国内の「COVID-19」感染者や死亡者が増えていることや、米企業決算がまもなく始まる警戒感から、戻りが鈍く上値が重い印象が続きそうだ。

国内の経済指標では、2月毎月勤労統計、2月家計調査、2月景気動向指数(4/7)、2月機械受注、3月景気ウォッチャー調査(4/8)、3月工作機械受注(4/9)など。海外では、中国3月消費者物価指数、中国3月生産者物価指数、米3月消費者物価指数(4/10)などが発表される。

日経平均株価は16,000円台前半からの切り返しが一服。下落基調にある25日移動平均線(19,097円 4/2)で頭打ちになり、4/1は上昇基調にある10日移動平均線(18,301円 同)を割り込む強い陰線を形成した。RSI(9日)は60.2%(4/2)と過熱感はないが、来週は上昇の勢いが低下しやすいタイミングに入る。一方、一目均衡表でみると転換線(18,022円 同)上を維持しており、同線の上昇転換で再び株価が強くなるかどうかの局面でもある。いずれにしても、25日移動平均線付近を戻り高値に短期二番底を試すパターンはよくあり、現時点では許容できる動きといえる。

短期的な上値のフシは、昨年8/6安値20,110円前後、昨年10/4安値21,276円前後。21,000円~23,000円は過去の累積売買代金が積み上がっている水準でもあり、上値抵抗が極端に強くなる公算が大きい。

2018年10月高値(24,448円)からの急落では、2012年安値を起点とした長期上昇トレンドラインや、60カ月移動平均線で下げ止まり、今年1月高値(24,115円)までの上昇につながった。一方、3月の急落では上昇トレンドラインを下回り、トレンドの崩れ感がかなり強くなった。2016年安値を下回らずに月足は長い下ヒゲを形成したことで、短期的には反発が続く可能性が高い。だが、戻り高値を付けたあと、数カ月後には二番底を試すようなリスク回避の動きはあるだろう。その際、3月安値を割り込むか、割り込まないかは現時点では判断できないが、大きく下値を切り下げることはないとみている。

当面、考えられる動きは長期もみ合い相場である。例えば、アベノミクス相場の勢いが止まったのは2018年1月高値(24,129円)を付けたあとだが、そこからすでにもみ合い相場が続いているという見方ができる。今年の1月高値を起点とした調整幅はここ最近で一番大きいが、もみ合い(ひし形の三角もち合い)の時間的中心で生じる現象と考えた場合、あと2年程度はもみ合いが続くことが予想される。

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