ホーム > 最新情報 > コラム・レポート > コラム・レポート一覧 > 株式市場見通し(日本株)7/17

株式市場見通し(日本株)7/17

2020.07.17

「トレステチャートで読み解く!日本株テクニカル戦略」は、7月末をもちまして、最終回となります。

来週(2020/7/20~7/22)の日経平均株価の予想レンジは22,800円-23,100円。東京株式市場は3日立会いの中、景気改善や企業業績の底入れ期待を背景に続伸が予想される。企業決算の発表が本格化するのは7月の最終週となるが、来週は期待先行による疑心暗鬼の買いがじり高の支えになるだろう。

年前半で大きく売られた鉄鋼や鉱業、不動産、空運などバリュー株への買い戻しが目立っているが、今後は銀行や証券、自動車株など指数寄与が高いバリュー株物色に移れるかが焦点となる。

一方、米国ではハイテク株主体の米ナスダックが高値更新後に不安定な動きになっている。米国では、IBM(7/20)やテキサス・インスツルメンツ(7/21)などが決算発表を予定しており、結果を通じて国内ハイテク株が押し目買いで下げ止まるかも相場全体の上昇には欠かせない。

海外投資家は7月第2週(7/6~7/10)に日本株を現物と先物の合算ベースで5週ぶりに買い越した。年間でも7月は買い越しが増加する傾向にあり、欧米市場の崩れがなければ、来週も海外勢による資金流入に期待したいところだ。もっとも、日経平均の今の水準は過去の累積売買代金が多いため戻り売りも強く、海外投資家の参入なしには上値追いには無理があるといえる。

7/21には日本電産の決算発表が予定されており、先日の安川電機に次いで市場参加者の注目度は高い。マザーズ市場はIPOの空白期間となり、材料を手掛かりに再び動意付く銘柄が多くなりそうだ。

高値から調整色を強める上海総合指数はこの先不安定な動きが予想されるほか、東京では新型コロナウイルスの感染者が過去最高を更新しており、取引時間中の他市場の動向、ならびにコロナ関連ニュースなどに振り回されやすい地合いは続く。ワクチン開発への期待感はつながっているものの、景気の停滞リスクや、経済活動の停止が再び拡大するかどうかの正念場にある。

主要な国内経済指標の発表では、日銀金融政策決定会合議事要旨(6/15~16開催分)、6月貿易収支(7/20)、6月全国消費者物価指数(7/21)などがある。

企業決算では、アルインコ(7/20)、日本電産、ディスコ、富士通ゼネラル、マクアケ、ナガセ、三谷産業、日本鋳造(7/21)、オービック、サイバエージェント、オービックビジネスコンサルタント、ネットワンシステムズ、日本航空電子工業、ジャフコ、東京製鐵、カワチ薬品、Genky DrugStores、KOA、B-R サーティワン アイスクリーム、岩井コスモホールディングス、トーメンデバイス、JFEシステムズ、エヌ・ティ・ティ・データ・イントラマート、モバイルファクトリー、光世証券、植松商会、東邦レマック(7/22)などが発表を予定している。

一方、海外の経済指標の発表は、米5月FHFA住宅価格指数、米6月中古住宅販売(7/22)、米6月景気先行総合指数(7/23)、米6月新築住宅販売(7/24)などがある。

米企業決算では、IBM、ハリバートン(7/20)、コカコーラ、ロッキード・マーチン、フィリップ・モリス・インターナショナル、テキサス・インストゥルメンツ(7/21)、マイクロソフト、バイオジェン(7/22)、インテル、トラベラーズ、ユニオン・パシフィック、ツイッター(7/23)、アメリカン・エキスプレス、ベライゾン・コミュニケーションズ(7/24)などが発表を予定している。

日経平均株価は10日移動平均線(22,598円 7/16)を挟んだもみ合いから上振れる兆候がみられる。いったん下落に転じた25日移動平均線(22,421円 7/16)も再び上昇に変わる可能性が高く、6/9に付けた高値(23,185円)が視野に入ってきたといえよう。RSI(9日)は60.3%(7/16)と強弱の分岐点である50%を上回っており、依然として過熱感は薄い。目先的には過熱ゾーンに向けて騰勢を強める展開が予想される。

一方、一目均衡表では遅行スパンが当時の株価と接するタイミングであり、上値を抑えられるか、株価を上回り好転につながるかの正念場にある。

相場の「三段上げ」とはよくいう言葉であり、「上げ→下げ→上げ→下げ→上げ」と上げの3つの間に下げ(調整)が2回入る5波で構成する。今の相場に当てはめると、3/25高値までの1回目の上昇に続いて、6/8高値までが2回目の上昇、現在は調整を終え、3回目の上げ相場に入っている可能性がある。2回目の下げは高値もみ合いになるケースが多い。以上の要因からも6月高値更新に向けて期待値が高まった局面である。

当面の上値のフシは、2/25の急落で形成したマド埋めの23,378円~昨年11月高値レベルの23,600円処となる。6/9高値から6/15安値までの下げ幅の倍返し24,841円などにも注目。3/19安値から3/25高値までの上昇幅を6/15安値から同値幅上げた24,735円にも近く、上昇継続の場合の重要なフシとなる。一方、6/15安値を下回る場合は、ダブルトップ形成で調整シナリオが浮上し、21,000円や20,000円の心理的フシまで下落余地は拡大する公算が大きい。

東野幸利氏作成ワークスペースをダウンロードいただけます!

東野氏が作成した、最新のワークスペースをダウンロードいただけます。トレードステーションを利用されている方は、ダウンロードするだけですぐに分析が可能です。ぜひご利用ください。

※ワークスペースのご利用にあたっては、トレードステーションの最新版にアップデートを行ってください。

情報提供に関するご留意事項

本情報は、マネックス証券株式会社(以下「当社」といいます)が信頼できると考える情報源から提供されたものですが、当社はその正確性や完全性について意見を表明し、また保証するものではございません。本情報は有価証券やデリバティブ取引等の価値についての判断の基準を示す目的で提供したものではなく、有価証券の購入、売却、デリバティブ取引、その他の取引を推奨し、勧誘するものではございません。本情報に含まれる過去の実績や予想・意見は、将来の結果を保証するものではございません。
本情報は作成時現在のものであり、今後予告なしに変更または削除されることがございます。
当社は本情報の内容に依拠してお客様が取った行動の結果に対し責任を負うものではございません。銘柄の選択、売買価格などの投資にかかる最終決定は、お客様ご自身の判断と責任でなさるようにお願いいたします。なお、本情報は当社の事前の書面による了解なしに転用・複製・配布することはできません。内容に関するご質問・ご照会等にはお応え致しかねますので、あらかじめご容赦ください。

一覧ページに戻る