株屋の王

若手社員の脱力系コラム。脳天気キャラのトホホな日常にあなたも失笑!?とりあえず毎回の「追伸」だけは必見。(毎営業日更新)

株屋の王

こんばんは。一応は証券マンの端くれなので、麻生首相の「株屋」発言には色々と思う所アリ、ぼすみんです。

 政治家と株屋の組み合わせで思い出したのが、昔読んだ坂口安吾のエッセイ。タイトルなど詳細は失念してしまいましたが、とある政治家が息子に対し 「まともな職業に就いちゃダメだ。株屋か小説家になりなさい」
 といったニュアンスの話をするくだりがあって、読んでる当時証券マン1年生だった僕は、何とも複雑な心境になったものです。

 それはさておき、「株屋は信用されてない」「株やってると言ったら、田舎じゃ何となく怪しげよ」などの麻生発言。
 まぁ色々な考え方があると思いますけど、今なお世の中にそういったイメージがあるとしたら、これは僕たち証券業界にいる人間の責任だと思います。未だに負のイメージを払拭しきれない証券業界の努力不足。もちろん僕自身も含めてですけど、ここは首相に恨み言をいう前に自分たちの不甲斐なさを恥じないと・・・。

 業界のイメージアップに何かいい手はないか?株屋といえば、確か世界史には「株屋の王」ってのが出てきたような・・・。その王様を証券業界のイメージキャラクターに使えないか?
 「株屋の王」の異名をとったのは、フランス7月革命(1830年)で王位についたルイ・フィリップ。自由主義の申し子みたいな人で、当初は「人民の王、国民の王」と歓迎されたとか。いいね、いいね。業界のイメージアップにうってつけだね!
 ・・・しかし、やはり「株屋の王」というのは揶揄した呼び方だったようで、ブルジョワジーなど一部富裕層ばかりを優遇したため労働者たちの怒りが爆発! → 2月革命(1848年)で失脚、国外追放に。ダメじゃん!!
 
 あんま関係ないですけど、日本史には似た名前の「長屋王」が登場しましたね。めちゃくちゃ身分は高いのに、名前だけ聞くとまるで長屋横丁にいる江戸っ子気質のご意見番と錯覚してしまう長屋王。庶民的です。

(追伸)
果たしてどんな王様がいるんでしょうか?ファンド愛称に「王国」がつく投資信託と言えばこちら。
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