田中英光

若手社員の脱力系コラム。脳天気キャラのトホホな日常にあなたも失笑!?とりあえず毎回の「追伸」だけは必見。(毎営業日更新)

田中英光

こんばんは。先月公開された太宰治原作の映画、『人間失格』が人気の様子。どんな形であれ太宰作品が注目されるのは大歓迎、ぼすみんです。

さて、連日熱戦が繰り広げられたバンクーバー冬季オリンピックはついに閉幕。「再びの太宰治ブーム」「オリンピック」とくれば、ここで太宰治の弟子にして元・オリンピック選手だった作家、田中英光を思い出さずにはいられません。
ボート競技の日本代表としてロサンゼルスオリンピック(1932年)に出場した田中英光ですが、その人生は師・太宰治に負けず劣らず壮絶の一語。

共産党を離脱した際の心情を作品にしたところ、当然のごとく昔の仲間たちとの関係が悪化、苦しみます。そんな苦しみを妻が分かち合ってくれないとの不満から、妻子と離れて愛人と同棲。ところがこの愛人には彼の他にも外国人の恋人がいたことが発覚したりで、もうグダグダ!もともと酒癖の良い方ではなかったようですが、お酒と睡眠薬に溺れていきます。果ては酔った末に愛人の腹部をナイフで刺すという事件まで起こしてしまい、太宰治の自殺から約1年半後、その後を追うようにして師・太宰の墓前で自殺。享年36歳。

残念ながらその作品が最近はあまり読まれていないようですが、苦悶の日々を赤裸々に綴った私小説がこのまま時代に埋もれてしまうのはあまりに不憫!ズバリ、出版社のプロデュース次第でもっと大勢の人に読まれ、再評価される余地があると思うのです。出版社の皆さん、「太宰ブーム」プラス「オリンピック」の今こそ文庫化のチャンスですよ。

(追伸)
その田中英光、サラリーマンとして海外勤務していた時期もあるようです。海外といえば、本日新たに16銘柄が加わったことで、マネックスが取扱う海外ETFは計106銘柄となりました。
http://www.monex.co.jp/AboutUs/00000000/guest/G800/new2010/news1002p.htm-----
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