ソーカル事件

若手社員の脱力系コラム。脳天気キャラのトホホな日常にあなたも失笑!?とりあえず毎回の「追伸」だけは必見。(毎営業日更新)

ソーカル事件

こんばんは。一応は証券マンということで、経済の専門家と思ってもらえたということでしょうか?経済学部の学生にレポートの添削を頼まれました、ぼすみんです。

安易に引き受けたのはいいものの、問題のレポートを読んで思わず閉口。あの、言い回しが物凄く難解で、今ひとつ書いてあること、言いたいことがよく分からないのです。正直なところこれはちょっと・・・と思いましたが、考えてみるとレポートがダメなわけじゃなくて、読んでる僕に問題があるのかもしれません。えてして有名な哲学書の類は難解で、僕ごときでは読んでもなかなか分からないもの。ひょっとして学生が書いたこのレポートも単に僕の読解力が足りないだけで、物凄く崇高かつ高尚なことが書かれてたりするのでは??ひょっとするとこの学生、僕なんぞが及びもつかぬ大天才だったりするのでは??
そう考えると添削はおろか、うかつに感想も言えるものではありません。「素晴らしい出来で感心したよ!僕が手を加える必要はまったくないよ!」とか分かったようなことを言って姑息に逃げたいとこですが、そこで思い起こされるのが『ソーカル事件』。

1994年、アメリカの物理学者アラン・ソーカルは学術雑誌に論文を投稿。編集部が「この論文は素晴らしい」と言ったかどうかは分かりませんが、そこはやはり名のある学者の作品、論文はあっさり掲載されます。

ところがソーカル、論文が雑誌に載ったところで衝撃のカミングアウト!「いや~。実はあれ、適当に難しい言葉をごちゃ混ぜにして並べただけでさ、意味なんてまったくない、ただのデタラメ、インチキなんだよね。」

あの学生がソーカルよろしく、わざと難解な言葉を並べてからかってるとも思えませんが、とりあえず僕はいつかこの手口で先輩をギャフンと言わせてみたいと思います。ハイ。

(追伸)
なんの話であれ、やはり読みやすさ&分かりやすさは重要です。マネックス証券チーフ・エコノミスト 村上尚己の読みやすく、分かりやすいレポートはこちらです。
http://www.monex.co.jp/Etc/00000000/guest/G903/er/index.htm

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