若手社員の脱力系コラム。脳天気キャラのトホホな日常にあなたも失笑!?とりあえず毎回の「追伸」だけは必見。(毎営業日更新)
こんばんは。惜しくも日本は敗れたものの、引き続きサッカーW杯は楽しみにしてます、ぼすみんです。
世界中を熱くさせるサッカーですが、あまり熱くなりすぎちゃうのも考え物。戦いに至るまでの伏線は色々あったものの、W杯予選の直接対決でエルサルバドルとホンジュラスの関係が一気に緊張、ついには戦争にまで発展しちゃったのが1969年の「サッカー戦争」。
ここで世界地図で中央アメリカのあたりを見てみると、隣接するエルサルバドルとホンジュラスの隣にはニカラグアがあり、その更に隣にはコスタリカが。ん??コスタリカといえば日本と一緒で軍隊を放棄した国のはず。もっとも日本の場合は自衛隊がありますが、コスタリカにはこれに類した組織もないと聞きます。すぐ近くの国が戦争やってるってのに、まるっきりの丸腰で心配ないの!?
『平和ってなんだろう 「軍隊をすてた国」コスタリカから考える(足立力也著・岩波ジュニア新書)』によると、コスタリカが軍隊を放棄した経緯は日本の場合とまったく違い、内戦のせいで国内疲弊、国民はみんな戦いに飽き飽き → 1948年「もう戦いはダメだ。兵舎は博物館に変え、軍隊は放棄するぞ!」という軍隊廃止宣言が国民に支持される → 翌年、選挙を受けて制定された憲法にも軍隊禁止が盛りこまれる、という流れの模様。
軍隊のなくなったコスタリカ、その後は隣国ニカラグアの内戦のとばっちりをうけるなどヒヤリ!とする有事は幾度かあったものの、アメリカをはじめとする国際世論を味方につける巧みな外交政策などで、今のところうまく危険を回避している様子。国防に関する考え方は国それぞれでしょうし、全ての国がコスタリカと同じ方法で平和を守れるとも限りませんが、一つのケースとしてこれは非常に興味をそそります。
この本によれば、コスタリカにおける選挙は「幸福な民主主義的祭典」なんだとか。選挙=民主主義=平和=幸福、という構図が根付いていて、国民は選挙権のない子供のうちから本物の大統領候補に投票する模擬選挙、いわゆる「未成年者投票」を行える、とも。本の中に登場した言葉で印象に残ったのが、民主主義とはまず「自分たちのことを自分たち自身で決める」ことであり、「民」である一人ひとりが「主」、という一文。僕もそのへんを踏まえ、日曜日の選挙に行ってこようと思います。ハイ。
(追伸)
好きな候補を選べるのが選挙。あなたは次のうち、どの商品を選びますか?品揃え豊富、マネックスの商品・サービス一覧はこちらです。
http://www.monex.co.jp/ServiceInformation/00000000/guest/G100/srv/index.htm
マネックスからのご留意事項
「思春期証券マンのマネックス日記」では、マネックス証券でお取扱している商品・サービス等について言及している部分があります。
マネックス証券でお取引いただく際は、所定の手数料や諸経費等をご負担いただく場合があります。お取引いただく各商品等には価格の変動等による損失が生じるおそれがあります。また、信用取引、先物・オプション取引、外国為替証拠金取引・取引所株価指数証拠金取引をご利用いただく場合は、所定の保証金・証拠金をあらかじめいただく場合がございます。これらの取引には差し入れた保証金・証拠金(当初元本)を上回る損失が生じるおそれがあります。
商品ごとに手数料等及びリスクは異なりますので、詳しくは「契約締結前交付書面」、「上場有価証券等書面」、「目論見書」、「目論見書補完書面」又は当社ウェブサイトの「リスク・手数料などの重要事項に関する説明」をよくお読みください。