ギロチン

若手社員の脱力系コラム。脳天気キャラのトホホな日常にあなたも失笑!?とりあえず毎回の「追伸」だけは必見。(毎営業日更新)

ギロチン

こんばんは。2人の死刑囚が刑を執行されたという今週。被害者やご遺族、判決を下す裁判官、執行の判断を下す法務大臣、ボタンを押す刑務官、そして裁かれる死刑囚・・・それぞれ、その胸に去来するものは?死刑制度については本当に色々なことを考えさせられます、ぼすみんです。

フランスではすでに死刑が廃止されてるそうですが、僕が死刑と聞いて真っ先に思い浮かべるのがフランス革命期に登場したギロチンです。残虐極まりない処刑器具のイメージがありますが、実際にはできるだけ死刑囚に苦痛を与えず、一瞬で命を絶つための配慮から考案された模様。フランス革命では国王・ルイ16世もこの断頭台の露と消えますが、ギロチン誕生時、切れ味を鋭くするため当のルイ16世自身が刃の形状をアドバイスしてたというのは何とも皮肉なお話です。

そのフランス革命で恐怖政治を展開、次々とギロチンで粛清しまくって最期は自身もギロチンに命を奪われた指導者がロベスピエールですが、意外なことにもともとはこのロベスピエールが死刑廃止論者。この当時に死刑廃止を唱えた人は少数派だったようですけど、なぜそんな人が後々、大勢の人をギロチン送りにしちゃったか?どこでどういう心境の変化があったのか、これは非常に気になるところです。

そのロベスピエールや国王ルイ16世、王妃マリー・アントワネットらの処刑を行った死刑執行人がシャルル=アンリ・サンソン。先祖代々のお仕事としてイヤイヤこの仕事をやってたものの、当のサンソン自身は熱心な死刑廃止論者だったといいます。当時の死刑執行人は市民に蔑まれ、差別される職業。しかも自ら手にかけたルイ16世とは面識があり、サンソンはこの国王を心から敬愛していたとか。世間から蔑視されつつ、尊敬する国王を含め二千数百人の命を奪わなくてはいけなかった死刑廃止論者の葛藤、推して知るべし。フランス革命にまつわる話は悲しいものが多いですけど、これも何とも悲しいお話です。ハイ。

(追伸)
こちらは革命じゃなくて、革新です。携帯サイトの注文画面が使いやすくなりました。
http://www.monex.co.jp/AboutUs/00000000/guest/G800/new2010/news1007q.htm -----
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