シュンペーター

若手社員の脱力系コラム。脳天気キャラのトホホな日常にあなたも失笑!?とりあえず毎回の「追伸」だけは必見。(毎営業日更新)

シュンペーター

こんばんは。昨日4月15日は豪華客船タイタニック号の沈没からちょうど100年だったとか。一方、昨日の北朝鮮では故・金日成主席の生誕100年パレードが。また、アメリカは全米桜祭りの真っ最中ですが、「憲政の神様」と呼ばれた政治家・尾崎行雄がワシントン市に桜を寄贈したのも100年前の事だと聞きます。100年前に思いを馳せる、ぼすみんです。さて、100年前の1912年といえば明治最後の年(明治45年)にして、大正元年。この年、世界ではどんな事が起こったか?

中国では孫文が南京を首都に、「中華民国」の建国を宣言。長らく続いた清朝が滅亡。ヨーロッパでは第一次バルカン戦争が勃発。前年のアムンゼン(ノルウェー)に続いてスコット(英)が史上二番目の南極点到達を果たすものの、帰途遭難・・・。孤高の経済学者と呼ばれたシュンペーター(オーストリア)が代表作『経済発展の理論』を著したのも1912年の出来事です。この年、シュンペーターはまだ29歳。この若さで経済学史に残る一冊を書くなんて、「早熟の天才」という二つ名はダテじゃない!

そのシュンペーター、若くして大成しただけあって物凄く上昇志向の強い野心家だったといいます。世界一の経済学者を目指していただけでなく、オーストリアで一番の乗馬手になること、ウィーン社交界の花形になること、一流の政治家になること、一流の芸術鑑定家になることまで同時に目指してたとも。

才能に満ち溢れた野心家とあらばトントン拍子に行くのが当然で、36歳の時にはオーストリアの大蔵大臣に。内閣総辞職のため大蔵大臣の座にはあまり長く留まらなかったものの、38歳の時には民間銀行から請われて頭取に。まさに順風満帆イケイケドンドン、絵に描いたようなサクセスストーリー!

しかし好事魔多しの格言どおり、落とし穴が待ち構えているのもまた人生。シュンペーターが頭取を務めていた銀行は巨額の不良債権を抱えて経営危機に陥ってしまい、責任を問われた彼はあっさり解任されてしまいます。スーパーエリートから無一文に転落、残ったのは巨額の借金ばかり・・・。

もちろんシュンペーターほどの人物がこのまま終わるはずもなく、その後ハーバード大学の教授になったりアメリカ経済学会の会長になったりするわけですが、経済学の歴史にその名を残す巨人がたとえ一時的とはいえ全財産を失うってのは怖い・・・。人生は波乱万丈、皆さまも不測の事態に備えてどうか計画的な資産作りを!

(追伸)

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