刑事裁判・民事裁判

こんばんは。民主党の小沢一郎・元代表に無罪判決！一方、所変わってパキスタンでは法廷侮辱罪でギラニ首相に有罪判決！見聞を広めるため、一度は裁判を傍聴したいと思っています、ぼすみんです。

過去に誰かを訴えた事も、訴えられた事もないぼすみん。法律とか裁判にはサッパリ疎く、ニュースを見ていても分かったような、分からないような。大学の一般教養で法律の講義あったけど、終始眠りの世界にいざなわれて鼻提灯が膨らみっぱなしだったからなー。

そもそもよく分からないのが「刑事裁判」と「民事裁判」の違い。殺人とか強盗など刑事事件を扱うのが刑事裁判で、その結果いかんで死刑や懲役などの刑罰を受けたり、前科がついたりするという。一方の民事裁判は私人間のトラブルを解決するための裁判で、結果いかんで争った相手にお金を払ったりしなくちゃならないものの、刑罰はなく前科がつく事もないという。ここまでは何となく分かるとして、どーにも釈然としないのが刑事裁判で無罪になったのに、民事裁判では「クロ」扱いとなるケース。

2000年2月、JR常磐線にて女子高生A子さんに「この人、痴漢！」と言われたB男さん。刑事裁判にかけられますが、01年に無罪が確定。とは言えB男さんの気持ちは晴れません。「無罪判決が出るまでの間、社会的信用を失って大変な被害を被りました。僕を痴漢にでっち上げた、A子さんに損害賠償を求めます！」それで02年に民事裁判になったわけですけど、ここでは甚だ意外な判決が。「B男さんさぁ。刑事裁判じゃ無罪になったみたいだけど、アンタ本当は痴漢してたんだろ？よって、アンタの損害賠償請求は棄却します」

これとはケースが異なるうえアメリカの例ですが、非常に有名なのはアメリカの人気フットボール選手だったO・J・シンプソンの裁判。元妻とそのボーイフレンドを殺害した容疑で刑事裁判にかけられるも、判決は無罪！ところが被害者のご遺族に賠償金を求められた民事裁判では完敗、計850万ドルの補償を命じられる！

真実は一つでしょうに、刑事か民事かで180度違うこれらのジャッジ。世の中とはかくも不条理か。人が人を裁く事の、なんと難しい事よ。

（追伸）

じっくり時間をかける裁判ですらこれですから、投資判断や景気予想も人それぞれ意見が分かれて当然。日銀が追加の金融緩和に踏み切るかどうか、他の人はどう予想してるのか？最新の「MONEX 個人投資家サーベイ」はこちらです。

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