ルワンダ大虐殺

若手社員の脱力系コラム。脳天気キャラのトホホな日常にあなたも失笑!?とりあえず毎回の「追伸」だけは必見。(毎営業日更新)

ルワンダ大虐殺

こんばんは。「読書の秋」ということで、今日は本の紹介をひとつ、ぼすみんです。

このコーナー、ネタに困るとすぐ書籍紹介になるので今まで実にたくさんの本を紹介してきましたが、本日ご案内するのはこれまで紹介してきたような楽しい本、面白かった本ではなく、とにかくヘビーすぎてブルーになってしまうノンフィクション。読み進むのが辛くて辛くてたまらないこの一冊、タイトルは『ルワンダ大虐殺 ~世界で一番悲しい光景を見た青年の手記~(レヴェリアン・ルラングァ著、晋遊舎)』。

1994年、アフリカの小国ルワンダにおいて、多数派民族フツ族による少数派民族ツチ族の大虐殺が発生!殺戮は約100日間にわたって続き、正確な死者数は不明ながら、一説にはルワンダ全人口の約2割に相当する100万人とも。

この本の著者は狂気のルワンダを奇跡的に生き延びた当時15歳の少年ですが、ジェノサイドの場面はとにかくもう壮絶というか悲惨の一語。目の前で43人の家族全員がナタで斬殺され、自身もナタで腕を切り落とされたうえに片目を潰され、もう苦しくて苦しくてしょうがないので銃を持ったフツ族に「早く撃ち殺して楽にして欲しい」と懇願したところ、銃弾がもったないという理由でそれすらも拒まれる・・・。

ルワンダは敬虔なキリスト教徒が多いため、ここならフツ族の暴徒も手出しできないんじゃないか?と教会に逃げ込んだものの、宣教師は「皆さまにどうか神の御加護を」なんて言葉だけ残して、さっさと逃走。神も仏もないとはまさにこの事。

大虐殺と呼ばれる忌まわしい出来事は歴史上いくつもありますが、このルワンダ大虐殺の恐ろしいところは、これまで仲良く平和に暮らしてた近隣住民が唐突に残忍な殺戮者と化してる点。フツ族とツチ族の違いはあれど、道端で会えば挨拶したり、時には一緒に遊んだり。そんな善良そうなご近所さんが一家を皆殺しに来るわけですから、これは怖い・・・。狂気のルワンダに治安が回復した後、著者は自分の一家を惨殺した張本人にまるで何事もなかったかのように「コーラ奢ってあげるよ」とか言われちゃうわけですが、そんなモンが飲めるかーーーーっ!!!(怒)

それにしても信仰の篤いルワンダで、何ゆえ隣人が隣人を大量虐殺するような異常事態が全国規模で起きたのか?その経緯、背景などはここでは割愛しますが、信じ難いことには「近隣のツチ族の抹殺」をフツ族に呼びかけるラジオ放送まであったといいます。狂ってる・・・としか言いようがありませんが、人間はここに至るまで大虐殺や戦争などを幾度も繰り返してきた罪深い生き物。単に自覚してないだけで、人間は誰しも理性という仮面の下に狂気を宿した生き物なのかもしれません。

話は変わり、現在各地で繰り広げられてる反日デモ。ナショナリズムはいつの時代もあるものですし、みんなで団結して何かを訴えたいというのも分かりますが、暴徒化して工場や店舗を打ち壊したり、ケガ人が出たりするのは勘弁。

(追伸)

時として理性を失うのが人間ならば、常に冷静沈着なコンピューターの判断を参考にするのも一つの手かもしれません。ロボットがオススメの銘柄をメールで配信、「マネックスシグナル」。

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