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マネックスメール(第60号 1999年11月5日夕方発行)
http://www.monex.co.jp/
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本日の目次
マネックス相場概況
マネックス社長 松本大のつぶやき
編集長の独り言
ご質問の多い項目について
口座開設手続について
マネックスへの振込入金について
マネックスへの株券の移管について
株式売却時の税金について
=============<マネックス相場概況>===========<相場概況>
昨日はNEC(6701)、本日はソニー(6758)が主役です
日経平均 18354.90(△ 6.77)
TOPIX 1596.85(△ 0.64)
単純平均 681.36(▲ 0.17)
東証2部指数 2566.61(△30.37)
日経店頭平均 2189.55(△53.03)
東証1部
値上がり銘柄数 419銘柄
値下がり銘柄数 814銘柄
変わらず 115銘柄
比較できず 5銘柄
売買高 623.69(百万株;概算)
売買代金 1059196(百万円:概算)
時価総額 4051693(億円:概算)
為替(17時現在) 105.06円
前場は週末という要因に加え、昨日の上げに対する利益確定売りが先行して冴えない相場展開を続けていました。この局面でもソニー(6758)、NEC(6701)といった主力ハイテク株が堅調を維持、これが後場に大きな影響を与えたと言えます。後場中頃に賑わったのはソニー(6758)でした。ジリジリと値を上げたものの、17000円という大台には比較的まとまった売り指値があり上値は重いという雰囲気でした。しかしこの節目を意外なほど簡単に突破、これで上昇に弾みがつき日経平均も急伸してプラスに転じました。
しかしさすがに週末という要因は大きく、上場来高値を更新したソニー(6758)にも利益確定売りが見られ伸び悩み。そうすると他の銘柄には物色が広がらず、日経平均も急速に上げ幅を縮小して大引けを迎えました。
物色はハイテク株の復権という雰囲気になっています。日立(6501)、NEC(6701)、ソニー(6758)と日々中心銘柄を交代させながらの物色は、予想以上に相場の強さを示しているのではないでしょうか。今回のハイテク復権において、1度もまだ前面に出ていない銘柄として、富士通(6702)の動向が注目されます。NEC(6701)で18000円の大台乗せ、ソニー(6758)で相場の強さを見せつけ、富士通(6702)でもう一段年初来高値を伺い、そしてそろって年初来高値の更新という雰囲気でしょうか。今夜の米雇用統計に絡んだ米国株式市場が予想に反して急落しない限り、ハイテク株復権で中心銘柄を入れ替えながらの相場上昇という雰囲気は持続できると思います。
本日のチャートはほぼ十字足。急騰後または急落後に示現すると相場は反転することが多いといわれる日足です。チャートの基本的なパターンでいくと、いつ下落してもおかしくない形で注意が必要です。ただこの形は先週末の急騰後、1日、2日と同様の形を示現しながらも4日の上昇となっています。この最大の理由はチャートに過熱感はありながらも相場にテーマ、柱が存在することでしょう。そう言う意味でも、主力ハイテク株の中でもまだ動きの出ない富士通(6702)にも物色が拡大するかどうかが大きなポイントでしょう。
◆個別銘柄◆
ソニー(6758) 17050円(△390)
本日最も注目を集めた銘柄です。前場は前日終値近辺でもみ合い。後場中頃になって急速に値を上げました。特に17000円の大台にはまとまった指値があったのですが、これをこなした後は売り物の薄い中を一気に駆け上がりました。年初来高値、上場来高値を更新した後は、さすがに利益確定の売りに押されました。
富士通(6702) 3130円(0)
ハイテク株復権という相場環境において、完全に忘れられた存在となってしまっています。昨日まで同様に冴えなかったソニー(6758)が本日主役に昇格、次の相場牽引銘柄としては富士通(6702)にかかる期待は大きいのではないでしょうか。さらにその次はトヨタ(7203)、本田技(7267)といった自動車株も。
NTT(9432) 170万円(△5万円)
170万円の大台に乗せて年初来高値を更新。一部では8日の夕方に第5次放出価格の発表という話も。NTTドコモ(9437)、NTTデータ(9613)は本日変わらずで大引け。8日はNTT(9432)が一服で、NTTドコモ(9437)、NTTデータ(9613)に見直し買いが入る可能性も。
シャープ(6753) 1852円(△106)
カラー表示のできる反射型プラスチック液晶を世界で初めて開発したとの報道を好感。今まで業績や、別の液晶関連の話題も全くといっていいほど材料とされない展開でした。このニュースで株価が上昇することは、やはりハイテク復権という相場環境が確かなものといえるのではないでしょうか。
ニチイ学館(9792) 20130円(△2000)
日本生命と提携して介護関連事業の強化が報道され、素直に好感するかたちで本日ストップ高。一部アナリストによると、PERなどから割高を指摘する声もあるようです。
ソフトバンク(9984) 46900円(△1100)
本日取引終了後に、ナスダックヨーロッパの設立を発表した模様。本日上場来高値を更新していますが、もともとこの銘柄は材料先行で粗い値動きをする銘柄であり注意が必要だと思われます。
放送株
昨日に続き日テレ(9404)は連日のストップ高。本日はフジテレビ(4676)もストップ高となり、TBS(9401)とそろって上昇。市場では情報通信をテーマに今まで環境重視の相場展開でした。放送各社の持つソフト、映像などを、情報通信のコンテンツとして評価する声、情報通信関連では為替の影響を受けにくいとの声、外国人持ち株比率の規制撤廃という思惑、さらには放送業界の再編という思惑など話題は豊富。
◆ランキング◆
東証1部値上がり上位
銘柄 上昇率 上昇幅 終値 売買高 新潟銀(8538) +100.00 △1 2 1793 なみはや(8525) +45.45 △50 160 18.02 日立情報(9741) +17.76 △890 5900 2299 東映(9605) +16.32 △80 570 5704 TKC(9746) +16.07 △500 3610 957
東証1部値下がり上位
銘柄 下降率 下降幅 終値 売買高 日栄(8577) −13.44 ▲500 3220 7.2 応化工(4186) −10.67 ▲275 2300 417.6 ヤマウラ(1780) −8.66 ▲39 411 2.5 西武(9002) −8.33 ▲140 1540 92 新日化(4363) −8.17 ▲17 191 187
東証1部売買高上位
銘柄 売買高 終値 前日比
レナウン(8021)20932 245 △31
三井信(8401) 20591 362 ▲8
伊藤忠(8001) 16120 431 ▲10
安田信(8404) 12180 215 △2
東芝(6502) 11785 708 △23
=========<マネックス社長 松本大のつぶやき>========11月4日 「対GDP比」
日本とアメリカの人口比は約1:2、GDP比も約1:2、しかし上場企業の時価総額の和の比は約1:4です。上場基準の違いであるとか、今の日本が特別に抱えている(かも知れない)含み損の問題とか、いろいろとあるでしょうが、それにしても日本の株価の対GDP比がアメリカのそれに対して半分しかないというのはちょっと行き過ぎでしょう。金融関係の様々な指標は長い目で見るとmean(平均値)に戻ってくる性質がママ見られますから。
=============<編集長の独り言>=============マネックスメールが始まったばかりのころ、私の知人の話として円安を予想して外貨投資を行った人がいたことを話しました。その後彼の外貨がどうなったかは容易に推測できるとして、次の一言です。
フジテレビ(4676)株式に興味をもっているそうですが、先日の上昇局面で今後も急騰!と私に話してくれた途端調整局面入り・・・。
2日の夕方彼が”フジテレビの相場は終わってしまったかも”と呟いたのです。すると本日ストップ高!。相場は難しいというか、思い通りに行かないです。今後は彼との相場に関する雑談も、ある意味でもっと参考にしてみたいと思います。ちなみに私の相場観は、彼にどう映っているのかも。
(注)彼本人にはメールでこのコメントをすることは事前に伝えてあります。 無断で投資スタンスを掲載している訳ではありません。
===========<ご質問の多い項目について>==========<口座開設などについて>
弊社代表取締役 松本よりホームページにて弊社の状況などを説明をさせていただいております。そちらもご覧下さい。
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<マネックスへの振込入金について>
お振込は、「口座開設のご通知」でお知らせの銀行口座に、ご本人様名義でお願い致します。振込入金先の銀行口座ですが、一部の金融機関のATMに未登録のため、ATMによる振込ができないことがあります。その場合は、お手数ですが、ATMを設置している銀行の窓口までお問い合わせ下さい。窓口からの振込は可能です。
●三和銀行 東京為替集中店
東海銀行、一部地方銀行、信用金庫でATMによる振込が出来ない場合が あります。
●住友銀行 東京第一支店
一部地方銀行、信用金庫でATMによる振込が出来ない場合があります。
●富士銀行 シラカバ支店
本年9月20日支店登録のため、富士銀行以外の都市銀行、地方銀行、信 用金庫でATMによる振込が出来ない場合があります。
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<マネックスへの株券の移管について>
他社で取引していますが、マネックスに株券の移管はできますか?というお問い合わせが増えています。
可能です。手続きは簡単でしかも手数料は一切かかりません。
マネックスの口座開設が完了した後、お客様が現在お使いになっている証券会社の店頭で、「口座振替依頼書」を手に入れ、必要事項をご記入の上、証券会社に提出して下さい。手続には1週間程度かかる場合があります。
(詳しくはホームページのヘルプにあるQ&Aをご参照下さい)
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<株式売却時の税金について>
お客様から弊社へのご質問で、売却の都度、源泉分離課税と申告分離課税を選択できますか?という内容を非常に沢山いただいております。
「ご売却のたびに、源泉分離課税、申告分離課税をお選び頂けます」
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