マネックスメール 1999年11月8日

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マネックスメール 1999年11月8日

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 マネックスメール(第61号 1999年11月8日夕方発行)
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===================================本日の目次

 マネックス相場概況
 マネックス社長 松本大のつぶやき
 編集長の独り言
 ご質問の多い項目について

  口座開設手続について
  マネックスへの振込入金について
  マネックスへの株券の移管について
  株式売却時の税金について
  
=============<マネックス相場概況>===========<相場概況>
富士通(6702)が主役に復帰、ソニー(6758)もがんばるものの。
日経平均   18240.98(▲113.92)
TOPIX   1573.74(▲ 23.11)
単純平均     672.84(▲  8.52)
東証2部指数  2574.99(△  8.38)
日経店頭平均  2214.95(△ 25.40)

東証1部
 値上がり銘柄数    382銘柄
 値下がり銘柄数    840銘柄
 変わらず       121銘柄
 比較できず        6銘柄
 売買高     596.58(百万株;概算)
 売買代金    899717(百万円:概算)
 時価総額   3993058(億円:概算)
為替(17時現在) 106.10円

 朝方は買い先行というムードが支配していました。しかしGLOBEX市場でS&P500種先物が売られているとの報道から雰囲気は一変。このところの上昇に対し、NY株式市場の上昇が心理的な要因だっただけにこの動きは仕方のないところでしょう。

 ただ相場がNYだけに頼っている展開でないことも証明しています。ハイテク株の動向をみると独自の動きといえるのではないでしょうか。ハイテク株こそNYの動向が最も強いと思われますが、本日の地合いにおいては堅調な展開を続けました。特に今まで物色の圏外に放置されていた富士通(6702)が商いを膨らませた点は評価できるのではないでしょうか。

 本日の展開は業種などで明暗が大きく分かれた1日とも言えます。最も強いグループはハイテクの主力株。これに対し、銀行、建設株などの下げが目立ち、最も個別に売り込まれたのがJT(2914)と言えるのではないでしょうか。また日重化(5562)などの個別材料株の下げも大きくなっています。これはつい先日まで個別材料株が乱舞していましたが、直近で物色が主力ハイテク株に移り、目先筋が手仕舞いの動きに走っていると思われます。株価の下げによって信用取引による買い方が、追証などの発生も予想され、売りが売りを呼ぶ悪循環という雰囲気です。

 チャート的には本日の下げは、全く問題のない自然なスピード調整という雰囲気があります。むしろ10月後半から、ほとんど調整らしい局面をみせないままの上昇がある意味異常とも言えたのではないでしょうか。チャートを細かく見ると、終値ベースで8/23の高値(18233円)を下支えにして本日取引を終了しています。決して高値警戒感という雰囲気はチャートからは感じられません。8月高値、10月初旬の高値、そして18000円の大台などをメドに調整を行っても自然な展開だと思われます。今週後半からは転換線の急上昇も予想され、調整から再度高値トライの可能性は十分あります。何よりも主力ハイテク株という相場の柱がある現在、高値警戒感を口にはできても売りという”行動”を取れない投資家が多いはずです。

◆個別銘柄◆
NTT(9432) 170万円(0)
 第5次放出価格が本日取引終了後に発表されました。
  放出価格 166万6000円
  放出株数 95万2000株

富士通(6702) 3300円(△170)
 先週からのハイテク株相場の中で完全に物色の圏外に放置されていましたが、本日商いを伴い上昇。3500〜3600円台からは前回数日で急落しており上昇基調を強めれば、真空地帯を駆け上がるという可能性もあります。何よりもハイテク株相場のなかで、代表銘柄でありながら物色の圏外にあった富士通にも矛先が向いてきたことは評価できるのではないでしょうか。

東映(9605) 652円(△82)
 日テレ(9404)など放送株の上場来高値更新が続いていますが、同社はテレビ朝日の大株主として思惑。テレビ朝日は先日上場を視野に入れていると発表されましたが、現時点でスケジュール等は未定です。

パイオニア(6773) 1825円(▲75)
ローム(大 6963) 25380円(▲420)
 両社は次世代光ディスク用の窒化ガリウム系青紫色半導体レーザーの技術開発で提携を発表。

東芝(6502) 697円(▲11)
 主力ハイテク株が本日の地合いにおいて、総じて堅調な中で下げ幅を拡大。株価は700円台前半まで上昇し、フロッピーディスクに関する訴訟問題で急落する前の水準までほぼ値を戻していました。もともと決算内容は他社と比べて見劣りするとされており、戻りの達成感も一部で広まっています。同様の材料で急落したNEC(6701)は、急落翌日に早くも下げ幅を埋めており、このあたりも明暗を分ける理由でしょうか。

JT(2914) 91万2千円(▲18万8千円)
 海外の買収戦略に失敗し、大幅な業績下方修正。株価は本日100万円の大台を割り込み、ストップ安寸前まで売り込まれました。もともと同社は安定した業績のディフェンシブ銘柄。これに加え医薬品などの可能性に期待するという銘柄でした。医薬品などが収益源として期待されたほど拡大せず、目先の業績悪化となれば売り込まれるのも仕方のないところでしょう。リバウンドも現状では上値の限られたものにとどまる可能性があります。

大平金(5541) 210円(▲30)
日重化(5562) 356円(▲75)など
 少し前に賑わった個別材料株には急落する銘柄が目立ちます。当時相場全体の方向感のなさなどで短期物色されましたが、先週来相場にはハイテク株という柱が表れては仕方の無いところでしょう。信用取引による買い残はともに高水準で、一旦投げ売りが始まれば、追証などもあり売りが売りを呼ぶ悪循環。
◆ランキング◆
 東証1部値上がり上位
    銘柄        上昇率   上昇幅   終値    売買高 インパクト(9944)+19.60 △400  2440  45.1 大和工(5444)  +17.09 △100   685   700 レナウンルク(8029)+15.48 △24   179   377 コープケミ(4003)+14.70  △15   117    67 東映(9605)   +14.38  △82   652  7471
 東証1部値下がり上位
   銘柄        下降率   下降幅   終値    売買高 新潟銀(8538)  −50.00   ▲1     1   726 日軽金(5701)  −20.86  ▲29   110  1119 日産ディ(7210) −18.80  ▲22    95  1386 日重化(5562)  −17.40  ▲75   356 11551 JT(2914) −17.09  ▲18万8千 91万2千 6.006
 東証1部売買高上位
    銘柄      売買高    終値    前日比
 三井信(8401) 31379  377   △15
 丸紅(8002)  18140  351   △10
 大和証(8601) 17205 1191   △43
 レナウン(8021)15696  276   △31
 日重化(5562) 11551  356   ▲75

=========<マネックス社長 松本大のつぶやき>========11月8日    「ネット取引関税」

本日の日経新聞によると、アメリカ政府はネット上でのソフトウェアや画像・音声コンテンツの国境を越えた売買に関する関税の免除措置を恒久化する方向で月末のWTOに提案するらしいです。
明らかにネット社会における覇者としての地位の逃げ切り策の1つでしょう。関税を無税化してEコマースが栄えれば栄えるほどネットで先行したアメリカの企業は収益を伸ばすでしょう。アメリカはこのような国内企業の発展のための施策に抜け目がありません。そもそも国の成り立ち自体が、それぞれの生業を持つ人たちが集まって、自分たちの利益を代表・調整するために信託者としての政府を選出し行政を信託した経緯があるからでしょうか。
為政者と信託者の違いが、今のような動きの早い時代にはいろいろと差を生んでくる気がします。

=============<編集長の独り言>=============ファッションメーカーのベネトンがイタリアの高速道路を運営するそうです。何故かというと、高速道路公団を民営化することになり、ベネトン社が17%の株式を取得したとのことです。
わが国の高速道路の渋滞、料金にはよく批判が集まります。民営化が全てとはいいませんが、とかく評判の悪い公団を始め、”天下り”の温床になっている団体に仮想”ブックビルディング”などやってみればどうでしょう。投資家に”○○公団を民営化した場合、いくらで購入したいか”というのを定期的に行い、市場の判断を仰いでみるというのは。
冷静に市場の声、消費者の声に耳を傾ける体質になればもっと中身も世の中も変わると思うのですが。高速道路にしても、渋滞回避、料金値下げのための有意義な行動があれば評価されると思いますし、今まで通りの道路行政だといつまでたっても”仮想ブックビルディング”でNOの判定を受けてしまうのでは。イタリアではベネトンが出資しましたが、もし日本の場合はどうなんでしょうか?。
===========<ご質問の多い項目について>==========<口座開設などについて>

弊社代表取締役 松本よりホームページにて弊社の状況などを説明をさせていただいております。そちらもご覧下さい。

 「マネックスからのお知らせ」や、
 「マネックスからのお知らせ」の中の「マネックス最新情報」などを
  ご覧下さい。


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<マネックスへの振込入金について>

お振込は、「口座開設のご通知」でお知らせの銀行口座に、ご本人様名義でお願い致します。振込入金先の銀行口座ですが、一部の金融機関のATMに未登録のため、ATMによる振込ができないことがあります。その場合は、お手数ですが、ATMを設置している銀行の窓口までお問い合わせ下さい。窓口からの振込は可能です。

●三和銀行 東京為替集中店
 東海銀行、一部地方銀行、信用金庫でATMによる振込が出来ない場合が あります。

●住友銀行 東京第一支店
一部地方銀行、信用金庫でATMによる振込が出来ない場合があります。
●富士銀行 シラカバ支店
 本年9月20日支店登録のため、富士銀行以外の都市銀行、地方銀行、信 用金庫でATMによる振込が出来ない場合があります。

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<マネックスへの株券の移管について>

他社で取引していますが、マネックスに株券の移管はできますか?というお問い合わせが増えています。

可能です。手続きは簡単でしかも手数料は一切かかりません。

マネックスの口座開設が完了した後、お客様が現在お使いになっている証券会社の店頭で、「口座振替依頼書」を手に入れ、必要事項をご記入の上、証券会社に提出して下さい。手続には1週間程度かかる場合があります。
(詳しくはホームページのヘルプにあるQ&Aをご参照下さい)

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<株式売却時の税金について>

お客様から弊社へのご質問で、売却の都度、源泉分離課税と申告分離課税を選択できますか?という内容を非常に沢山いただいております。

 「ご売却のたびに、源泉分離課税、申告分離課税をお選び頂けます」

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