マネックスメール 2001年1月30日

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マネックスメール 2001年1月30日

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 マネックスメール(第364号 2001年1月30日夕方発行)
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本日の目次

 マネックス相場概況
 投資信託情報
 コラム ・マネックス社長 松本大のつぶやき
     ・編集長の独り言
 展示会・イベント情報
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=============<マネックス相場概況>===========<相場概況>
朝方は上昇歩調にあったものの、14000円に近づくと上値の重さ。

日経平均   13826.65(▲ 18.63)
TOPIX   1298.54(△  0.31)
単純平均     519.11(△  1.34)
東証2部指数  1996.25(△  5.37)
日経店頭平均  1328.94(△ 11.87)
東証1部
 値上がり銘柄数    707銘柄
 値下がり銘柄数    565銘柄
 変わらず       152銘柄
 比較できず       13銘柄
 騰落レシオ(25日) 92.91%
  注:値上がり銘柄数と値下がり銘柄数の比率です。
    一般的に120%台に上昇すると高値圏、70%台に下降すると    底値圏といわれる先行 指標です。
    計算は25日ベースで行っており、値上がり銘柄数、値下がり銘    柄数は25日間の累計で計算しています。
 売買高     646.96(百万株;概算)
 売買代金    678362(百万円:概算)
 時価総額   3577783(億円:概算)
 為替(17時)  116.53円

 今週に入ってからNEC(6701)などハイテク株の一角に下げ止まり感も出始め、市場の下値不安は後退しつつあります。本日も下値不安の後退から上昇ムードで始まりました。

 しかし同時に日経平均が14000円に近づくと、急速に上値の重い展開となってしまいます。この動きは前日にも感じられたことで、改めて戻り売り懸念が強まってしまいました。積極的に上値を買い進むだけの材料がなく、朝高後は手詰まり感などから下落に転じてしまいました。ただ大きく売り込むだけの材料にも欠ける相場環境です。

 ハイテク株の一角に下げ止まりの兆しが見られても、前回14000円の大台回復局面でいち早く下落に転じたソニー(6758)が軟調な展開となっています。このあたりからも戻り売り懸念が高まる要因となっています。

 上値を積極的に買い進み難い要因には、米国株式市場の不透明感もあります。米国では追加利下げが実施されるという思惑が高まっています。実施されて米国株式市場が上昇すればプラス材料ですが、利下げが見送られた場合の悪影響が懸念される部分もあります。米国での利下げが行われるかどうか、結果が出るまで積極的なポジションは取り難いという面もありました。

 個別材料株に対する物色も、積極的に上値を買い進むという雰囲気は欠けていました。値を上げた銘柄にはすぐに利益確定売りが出てしまい、次の物色対象を探す相場展開となりました。特定銘柄の上値を買い進むよりも、物色されていない銘柄で短期値幅取りを行うという雰囲気でした。

 戻り売り懸念が市場全体に広まったことで、戻り売り圧力が低いという見方をされているネット関連の値がさ株が後場上げ幅を急拡大する場面もありました。ハイテク株、個別材料株、ネット関連の値がさ株と目まぐるしく物色対象を変え、物色の焦点が絞れない相場でもあります。

◆個別銘柄◆
トレンド(4704) 11800円(△740):500株単位
 大幅上昇の後、利益確定売りなどから調整局面を迎えていましたが、後場上げ幅を急拡大。市場全体に戻り売り懸念が高まったことで、戻り売り圧力が低いという思惑で物色された昨年急落したネット関連の値がさ株に再度注目が集まりました。

昭和電工(4004) 201円(△3)
 後半は切り返してプラスで終了したものの、積極的には買い進み難い雰囲気が強まっていました。個別材料株を物色する意欲は、すでに話題となった銘柄よりも、まだ値を上げていない銘柄を短期物色する雰囲気が強まっていました。
同和鉱(5714) 466円(△32)
 しばらく物色の圏外に放置されていたこともあり、目新しさから後場短期値幅取りの対象となり上げ幅を拡大して売買高も急増。過去相場全体が上値の重い展開となり、手詰まり感が広まったときに物色されることが多い銘柄のひとつと言えます。

ソニー(6758) 8460円(▲130):100株単位
 ハイテク株の中でも、いち早く軟調な相場展開となり、この動きが市場全体に上値の重さ、戻り売り懸念を高める要因となっている模様。日経平均が前回14000円の大台を回復した22日、前日を高値に下落に転じる値動きとなったことで、今回も先行指標的な見方もされています。

新日化(4363) 296円(△25)
 本日付けの日経産業新聞に、有機EL(エレクトロ・ルミネッセンス)ディスプレー向け材料事業に本格参入するという報道。このところ日替わりという雰囲気で有機EL関連銘柄が値を飛ばす展開となっていたこともあり、目先筋の買いを集めて大幅上昇。

セガ(7964) 1645円(▲15):100株単位
 PS2へのソフト供給、ドリームキャストの生産中止などを材料に大幅上昇を続け、昨日調整のあと再度上昇ムードで始まりました。しかし先週600円以上の上昇となっており、利益確定売りも出やすい水準です。次第に上げ幅を縮小し、結局小幅続落。

協和発酵(4151) 828円(△20)
 朝日新聞に動脈硬化の原因となるコレステロール値を下げたり、上昇を予防する成分を発見して2月から健康食品として販売という記事が掲載され、買い先行で始まりました。ただ業績面でのプラス効果がまだ不透明な点や、物色対象が低位株、そして後場後半はネット関連の値がさ株となったことで上値を買い進むよりも、利益確定売りが優勢となってしまいました。

<プレスリリースなど>
アイ・オー・データ機器(6916)
 次世代メモリのスタンダードといわれるDDRメモリを発売する。非常に高速なメモリモジュール。

富士通(6702)、NTTソフト
「Java搭載iモード携帯電話」と「アプリケーションサーバ」を連携するシステムを共同開発したと発表。4月をメドにiアプリ開発環境として提供する予定。

トレンド(4704)
 コア社と提携、インテル社の大規模ネットワーク環境でソフトウェア配布やアップデートを高速に行うためのツールとウイルスバスター企業版を連携させる。ウイルス対策管理がより高速化するという。

ソニー(6758)
 BSデジタルチューナーとテレビの全機種を対象に内蔵ソフトのアップグレードを行う。費用は無償。

アライドテレシス(6835)
 米HydraWEB社のサーバーロードバランサー「Hydra2500G」を2月下旬より発売。広域負荷分散に有効な新製品で、ギガビットイーサネットにも対応。

ジャスト(4686)
 日経BP社と共同で、ATOKを使って記事検索が素早くできるサービスを2月9日から開始すると発表した。

NEC(6701)
 中堅企業向けにインターネットを基盤としたトータルソリューションサービスを提供する新会社「NECネクサソリューションズ」を4月1日付けで発足。コンピュータ関連の販売・サービス事業を担当する関係会社5社を統合再編。
インターQ(9449)
 ネット広告関連特許「ハイパーシステム」のライセンスとソフトウェアをプロバイダーに無償で提供すると発表。広告費用の一部を同社が受け取る仕組み。
◆ランキング◆
 東証1部値上がり上位
    銘柄        上昇率    上昇幅   終値   売買高 グンゼ産(8101) +23.91   △22  114  1540 浅沼組(1852)  +15.00   △18  138    25 段谷産(7910)  +14.75    △9   70   557 冨士工(1809)  +13.95    △6   49   213 東急車(7123)  +11.11    △8   80   343
 東証1部値下がり上位
   銘柄        下降率    下降幅   終値   売買高 航空電(6807)  −13.35   ▲94  610   256 殖産住(1920)  −12.20   ▲10   72  2370 コナミ(9766)  −12.16  ▲930 6720  2391 カントク(5633) −11.43    ▲8   62   151 商工ファンド(8597)−9.89▲1850 16850 31.17 
 東証1部売買高上位
    銘柄            売買高    終値     前日比 日産自(7201)      22423   717     △20 新日鉄(5401)      21904   199      △4 昭和電工(4004)     21211   201      △3 Jエナジー(5014)    11076   204      ▲2 商船三井(9104)      9272   219      △7 洋エンジ(6330)      9148   161      ▲5 アラ石(1603)       8132  1080      ▲3 宝水産(1351)       7685    93      ▲2 日立(6501)        7503  1097     △22 松下電工(6991)      6970  1440     △41
 東証1部売買代金上位
    銘柄           売買代金    終値     前日比 ソフトバンク(9984)   40358  6900    △600 トヨタ(7203)      18099  3960     △60 ソニー(6758)      17768  8460    ▲130 NTTドコモ(9437)   17737 226万円    ▲1万円 コナミ(9766)      16058  6720    ▲930 日産自(7201)      15784   717     △20 NEC(6701)      14680  2325     △35 松下(6752)       11947  2640     △35 富士写(4901)      11028  4620     ▲60 武田薬(4502)      10759  6200    ▲240
============<投資信託情報>===============−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
ザ・ファンド@マネックス 最新銘柄組入れ状況
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組入銘柄上位10社
1.京セラ
2.松下電工
3.CTC
4.富士写真
5.NTTドコモ
6.セブン−イレブン
7.住友電工
8.東エレク
9.さくら銀
10.リコー

(株式組入比率91.14%)

運用状況に関しましてはマネックスのホームページでもご覧いただけます。
(1月26日現在、DKAディスクローズ資料より)

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 投資信託基準価額(1月29日現在)
 ザ・ファンド@マネックス           8,141(+8)−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
 外国投信基準価額(1月29日現在、Jシェア、USドル)
 バンガード・ウェルズリー・インカム・F   20.17(+0.02) バンガード・スモールキャップ・インデックス 20.44(+0.37) マサチューセッツ・インベスターズ・トラスト 19.51(+0.06) MFS ストラテジック・グロース・ファンド 28.00(+0.42)
========<マネックス社長 松本大のつぶやき>=========1月30日    <ダボス会議>

ビジネスマン、政治家、学者、NPO。ダボスではあらゆるセクターの人があらゆる地域から集まって来て、みんな真面目に討議しています。警備や施設、プログラムなどは、極めて強力に準備されコントロールされている一方、議論はその場勝負のような所もあり、いわば何年も何年も練習を積み重ねて来たジャズ・プレイヤーが、初めて共演するやはり熟練のプレイヤーと、ステージの上で共に即興で曲を展開して行くような雰囲気もあります(勿論つまらないセッションもありますが)。
複雑な構造をした建物の中では、あらゆるところで計画されて、或いは自然発生的に小さなミーティングや議論が行われています。用意されたインフラの中でのカオスのような、そんな空間です。ある意味ではビッド・バレーにもそんな側面がありましたが、日本における議論も、一般論としてもっとこのようなやり方があった方がいいと思います。

=============<編集長の独り言>=============本日の日経新聞によると、最近苦戦が続いているファミリーレストラン業界が、新たな出店を試みているそうです。
すかいらーくグループのジョナサンは居酒屋タイプの出店、プレンドリーも家族客向けの居酒屋を今期中に出店予定とか。またすかいらーくでは、ハンバーガーや牛丼チェーン店を意識した別の店舗展開を模索するそうです。
これらファミリーレストラン業界の好不調は、新車販売の車ディーラー同様に皆様の日常生活で感じることができる業態のひとつでもあります。私自身まだ利用したことはありませんが、機会があれば行ってみたいと思います。
そういえば昨夜帰宅すると、某ファミリーレストランから500円分の無料券が送られてきていました。確か昨年夏ごろ、待ち時間に子供を対象とした無料のメンバーズカードの申し込みを行い、来月の娘の誕生日に向けたプレゼントとなっていました。
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ご意見や、皆様の身近な投資情報は、こちらまでお寄せ下さい。
feedback@monex.co.jp

============<展示会・イベント情報>===========−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
第1回ファイバーオプテクスEXPOレポート
 1/17(水)〜19(金)東京ビッグサイト
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 今年は、身近なところまで光ファイバーが届く「元年」と言えよう。NTTや有線ブロードネットワークスによる光ファイバーを使った家庭用ネットサービスが始まろうとしている。すでに電話や通信の幹線部分やケーブルテレビの幹線部分は光ファイバー化がかなり進んでいることは既知のことだが、これから先数年の間は「FTTH」(光ファイバーを家へ)が始まってくる。そして究極はパソコンまで直接光ファイバーが届くことだ。

●旭化成(3407)「ルキナ」
 http://www.agc.co.jp/lucina/

 慶応大の教授との共同研究により世界で初めて開発に成功し同社が商品化した全フッ素グレーデッドインデックス型プラスチック光ファイバー。幹線用というよりもむしろ、オフィスビル内や家庭向けの光ファイバーだ。

 紫色のケーブルと黄色いコネクタは適度な高級感のあるデザインで、どんな部屋にも合うだろう。現在市販されているLANケーブルもそうだが、なかなか「そそる」デザインは少ない。どうも部屋の隅にあるじゃまな存在としか思えないようなケーブルが大半だ。そういう意味においてもルキナは身近な空間に入り込みそうな感じがする。

 そしてもっと身近さを感じさせるのが、簡単に誰でも加工ができることだ。小さな専用の機器(電源不要)に市販のかみそりをはめ込み、ファイバーを置き軽く力を入れるときれいに切断できる。切断面を専用のシート上でこすり、あとはプラスチックのコネクタ部品を付けていくだけだ。実際にデモが行われ同社社員は「慣れていないので少し時間がかかっていますが、慣れると3分程で作ることができます」と説明していた。最初は多少コツが必要だと思われるが、素人でもできそうな感じがした。

 おそらく家庭内のパソコンにまで光ファイバーが届く時代になれば、長短各種加工済みのものがパソコンショップなどで市販されることになるだろう。現在、LANケーブルはコネクタ加工済みのものを使うことが多いように、家庭やオフィスで素人が光ファイバーを加工する場面は少ないと思われるが、ビル内配線などでの業務ユースにおいて、この現場加工のしやすさは工事業者の手間を大幅に改善させることにつながるだろう。

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 ▽Pubzine http://www.pubzine.com/pubzy/tool/unsub.html (ID:002140) ▽Melma! http://search.melma.com/cgi-bin/search.pl?query=m00015629
 何れもメールでの解除はできません。HPにアクセスして行ってください。−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−

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