マネックスメール 2001年2月2日

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マネックスメール 2001年2月2日

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 マネックスメール(第367号 2001年2月2日夕方発行)
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本日の目次

 マネックス相場概況
 投資信託情報
 コラム ・マネックス社長 松本大のつぶやき
     ・編集長の独り言
 ふたば通信〜バイト修行中〜
 展示会・イベント情報
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=============<マネックス相場概況>===========<相場概況>
金曜日で新規のポジション取りは控えられ、終始静かな相場展開。

日経平均   13703.63(▲ 75.92)
TOPIX   1287.69(▲ 11.32)
単純平均     520.28(▲  0.50)
東証2部指数  2020.65(△ 19.65)
日経店頭平均  1395.79(△ 42.03)
東証1部
 値上がり銘柄数    542銘柄
 値下がり銘柄数    695銘柄
 変わらず       183銘柄
 比較できず        8銘柄
 騰落レシオ(25日) 89.42%
  注:値上がり銘柄数と値下がり銘柄数の比率です。
    一般的に120%台に上昇すると高値圏、70%台に下降すると    底値圏といわれる先行 指標です。
    計算は25日ベースで行っており、値上がり銘柄数、値下がり銘    柄数は25日間の累計で計算しています。
 売買高     553.73(百万株;概算)
 売買代金    641793(百万円:概算)
 時価総額   3548630(億円:概算)
 為替(17時)  115.18円

 金曜日ということもあり、積極的に新規のポジション取りは控えられた一日でした。通常の金曜日は、ポジション整理の売り買いが行われる日です。しかし今週は米国の利下げに関して、利下げ前に新規のポジション取りは控えられ、また利下げ前にポジションを整理するという動きもありました。本日整理されるポジションも少なく、ほとんど値動きのない相場展開となりました。

 ハイテク株は戻り売り懸念から引き続き手控え気分が強まっていますが、為替が115円台の前半で取引されていることも手掛け難い要因のひとつです。中でも戻り売り懸念が高い代表格という雰囲気のソニー(6758)は、ジリ安の展開が続き下げ渋りの兆しが感じられません。

 上値が重いという懸念が高まり、手詰まり感が非常に強まっています。本日の物色対象は個別材料株という雰囲気が一段と強まりましたが、この個別材料株物色も買いが継続せずに非常に荒い値動きとなる銘柄が目立ちました。
 NASDAQが小幅ながら上昇したことで、ネット関連の値がさ株は上昇歩調で朝方は始まりました。しかし短期間で大幅上昇となっていただけに、値を上げたところで利益確定売りも出てしまい、後半は下落に転じてしまいました。
 ハイテク株には戻り売り、個別材料株にはすぐに手仕舞い売り、ネット関連の値がさ株には利益確定売りと、積極的に上値を買い進みにくい相場環境になっていました。

 チャートを見ると、先週までは基準線に上値を押さえられ、基準線を突破した後は転換線に上値を押さえられるという展開が続いています。14000円という大台、またチャート面からも上値の重い形となっています。

◆個別銘柄◆
持田薬(4534) 1076円(△100)
 目まぐるしく物色対象を変えていった個別材料株物色でしたが、科研薬(4521)とともに後半も高値を維持し、持田薬はストップ高。大手医薬品株はディフェンシブ銘柄として手掛けられる場面もありましたが、持田薬などは物色の圏外という雰囲気もあり目新しさ。

農産工(2051) 203円(△30)
 物色材料難の中、日経産業新聞に“英PPLと組んで遺伝子導入動物技術を製薬会社に仲介”という記事。手詰まり感の強まった時には同紙の記事が材料となることが多いものの、朝方買い気配を切り上げ高値で寄り付いたために目先筋の買いは継続せず後半上げ幅を縮小。

丸善(8236) 355円(▲33)
 年末から1月後半にかけて大商いを演じて値を上げていましたが、値動きが鈍ったことで見切り売りが優勢。2日間で大きく値を崩す展開となってしまいました。もともと値動きの良さが買い材料となっていたこともあり、値動きが止まれば売りの出やすい銘柄。

セガ(7964) 1900円(▲90):100株単位
 ドリームキャストからの撤退などこのところ物色材料が次々に出て、大きく値を上げる展開を続けていました。しかし週末で朝方2000円の大台に乗せたことで、一旦利益確定売りを出すきっかけとなった模様。0.48倍の貸借倍率から当面は売り方、買い方の攻防は続きそうな気配。

ヤマハ(7951) 1258円(△22)
 1日に中期経営計画を発表し、この内容を評価した値動きとなりました。音楽分野に加え、半導体事業、光通信関連への積極進出などを材料に、機関投資家の買いという声も出ていました。

住友ゴム(5110) 489円(△26)
 8年ぶりに単独経常利益が最高益を更新するという日経新聞の記事を材料に値を上げました。ただ株価水準が400円台にあり、物色材料難から目先筋が短期値幅取りの対象としている水準でもあります。業績面では単独よりも連結を重視する方向にあり、継続的な買いに関しては不透明な部分もあります。
新日鉄(5401) 200円(▲4)
 今週に入ってから200円台を回復したものの、戻り売り、持ち合い解消売りなどの懸念が高まり上値の重い展開。ハイテク株などが軟調な値動きを続けていることで、オールドエコノミーの代表格として値を上げていましたが、上値を買い進む材料に欠ける状況となっています。

<プレスリリースなど>
ジャスト(4686)
 2月9日に発売する「一太郎11」の事前予約本数が10万本を突破したと発表した。インターネットディスクなどと連携する新しいワープロソフト。
リズム(7769)
 主婦の要望の強い、場所をとらないサイズ・簡単に掛けられるもの・操作の簡単なタイマー付きという3つの要素を組み入れたタイマー付きキッチン用掛時計「らん卵タイマー」を発売する。月産1万個の予定で、3500円。
ヤフー(4689)
 ヤフー不動産で事業用の賃貸情報を提供開始。物件は5000件以上。間取り図も閲覧可能で、オフィスや店舗・倉庫などを探しているユーザー向けに提供する。

セガ(7964)
 製造中止を決定したドリームキャストを3月1日から9900円に値下げ。在庫一掃のため。

◆ランキング◆
 東証1部値上がり上位
    銘柄        上昇率    上昇幅   終値   売買高 農産工(2051)  +17.34   △30  203  6040 ゴールドクレ(8871)+14.37△1000 7960    48 クラリオン(6796)+12.45   △30  271  1737 エンシュウ(6218)+12.16   △18  166    76 東映(9605)   +11.73   △46  438  1959
 東証1部値下がり上位
   銘柄        下降率    下降幅   終値   売買高 池貝(6102)   −14.78   ▲17   98  3475 オムロン(6645)  −9.07  ▲200 2005   117 三洋工(5958)   −8.61   ▲36  382  1276 丸善(8236)    −8.51   ▲33  355  9006 日電産(6594)   −8.18  ▲450 5050  18.7
 東証1部売買高上位
    銘柄            売買高    終値     前日比 日産自(7201)      11374   705      ▲5 昭和電工(4004)      9615   182      ▲6 丸善(8236)        9006   355     ▲33 太平洋セメ(5233)     7230   208      ▲4 あさひ銀(8322)      6570   340      ▲4 農産工(2051)       6040   203     △30 東芝(6502)        6012   752     ▲12 新日鉄(5401)       5978   200      ▲4 東ガス(9531)       5884   306       0 持田薬(4534)       5878  1076    △100
 東証1部売買代金上位
    銘柄           売買代金    終値     前日比 NTTドコモ(9437)   23998 216万円    ▲6万円 NTT(9432)      22707 77万8千円 ▲1万7千円 ソフトバンク(9984)   21385  6360    ▲290 ソニー(6758)      21321  8160    ▲280 武田薬(4502)      13701  6350     △50 トヨタ(7203)      11970  3940     ▲90 キヤノン(7751)     11794  4140    ▲130 ホンダ(7267)       9333  4520     ▲40 野村証(8604)       9266  2270       0 TDK(6762)       8984  9740    ▲470
============<投資信託情報>===============「ゲームファンド ときめきメモリアル」を保有されている投資家の方へ
ファンド保有者の方に限定した今後のコンテンツリリースのスケジュールを掲載しております。メタルユーキさんの「開発日記」もメンバートップ画面からご覧いただけます。投資信託トップ画面からどうぞ。

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 投資信託基準価額(2月1日現在)
 ザ・ファンド@マネックス           8,172(−55)−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
 外国投信基準価額(2月1日現在、MFSはJシェア、USドル)
 バンガード・ウェルズリー・インカム・F   20.47(+0.08) バンガード・スモールキャップ・インデックス 20.49(+0.03) マサチューセッツ・インベスターズ・トラスト 19.62(+0.06) MFS ストラテジック・グロース・ファンド 27.61(+0.01)
========<マネックス社長 松本大のつぶやき>=========2月2日       <金庫株>

在庫調整だけで、商品の値段の下落を抑えられるでしょうか?
しかも出荷調整ではなく、一旦市場に出回った人気のない商品を回収することで。どう考えてもこの金庫株のアイデアは抜本的な物事の解決にはならないと思います。あくまでも短期的な需給のバランスの崩れに対処するだけです。短期的な対処はマーケットに見透かれて効果が少ないかも知れませんし、そもそも今我が国が行なうべきことは場当たりな屋上屋的な対処ではなく、構造改革に少しでも着手することではないでしょうか。
その意味で、株式分割及び単位株の括りかえの際の5万円の純資産規制を低くして投資単位を下げ、個人のお金をもっと株式市場に導入しようという考えは、「構造」を変化させようということであり効果も大きくかつ永く続くと思われます。この投資単位の引き下げ法案についても政府が今国会に提出しようと決めたことはとてもいいことだと思います。

=============<編集長の独り言>=============スキーシーズン真っ盛りですが、米国からスキー中の衝突死亡事故を起こしたスキーヤーに、実刑判決が下されたそうです。
自分でコントロールできないスピードを出した無謀な滑りが招いた事故として、業務上過失致死罪にあたる“不注意な殺人”の罪で裁かれたそうです。昔私自身も暴走スキーヤーに後ろから跳ねられて、救助隊の担架に乗せられて下山した経験がありますが。今週末スキーを予定されている読者の方がいらしたら、十分注意して下さい。自分自身の滑りはもちろん、“後ろ”から暴走スキーヤーの接近にも。
コロラド州のスキー場では、この事故をきっかけにスピードガンを使って無謀なスキーヤーの取り締まりも行っているとか。日本のゲレンデ、スピード違反とともに飲酒運転(滑走)の取り締まりも必要かも。
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ご意見や、皆様の身近な投資情報は、こちらまでお寄せ下さい。
feedback@monex.co.jp

==========<ふたば通信〜バイト修行中〜>==========こんにちは、ふたばです。
二週間続いた“週末の雪”も今週は遠慮したのか久しぶりに“お出掛け”向きのお天気になりそうです。ちょっと散歩でもしようかな?なんて思いつつ:)
<ふたば@方向音痴?>
“地図なし散歩”。ふたばの好きなことの一つです。
ふたばは東京に住んでいますが移動はだいたい電車。沢山の路線が街中に張り巡らされていて駅と駅の距離がとても近く、直線距離では近い場所でも路線が違うために遠い(移動時間がかかる)ことがよくあります。

そんな所を散歩をしていると“○○と××ってこんなに近かったんだ”とか、
“△△ってここにあったんだ”などというちょっとした発見に出会います。

「知っているつもりなのに、実は知らなかった・・・」
そんな発見が楽しくて時々散歩に出掛けるふたばですがこれとような感覚を“東京散歩”ではなく“金融散歩”で味わいました。

銀行・信託銀行・証券会社・投資銀行・保険会社・消費者金融・カード会社などなど。考えてみれば全て「金融」という枠組みに入る会社です。

これらは日常生活の中に入り込み、その役割を改めて考えることもほとんど無いぐらいの存在になっています。しかしいざ“銀行と信託銀行の違いは?”とか“保険会社はどのようにビジネスを成立させているの?”などといった質問を投げかけられたとしたら、明快な答えを返すことが出来ない人が大半なのではないかと思います。(恥ずかしながらふたばも・・・)

自分の生活と密着するが故に、知っている“つもり”になってしまい勝ちな“金融”の世界。知っていそうで知らない「東京」では、新鮮な発見に出会うことが出来ます。しかし「金融」に関しては自分が「利用者・利害関係者」として存在するために「知らない」ことで、最適な金融機関を選択できないといった危険性も出てきてしまいます。

現在決済専門銀行として認可申請中の「IYバンク(イトーヨーカ堂銀行)」や、先日認可申請を出した「ソニー銀行」。同じ「銀行」でもいわゆる従来の「銀行」とは大きく違った金融機関がいよいよ誕生します。

「金融地図」。
しばらくは頻繁に書き換えが行われそうな予感がしますが・・・地図は読めなくても迷子になっても、日々更新されていく「金融地図」だけはしっかりと把握して、自分に最適な方向に歩ける利用者でありたいな、と思います。
(参考資料)
・就職ジャーナル 金融ビジネス読本(“リクルート”より)
→金融関係の本の中で見つけました。
 “え?就職本?”と思って手にとってみたら、各金融機関の役割は最近の 動向について、しっかりとした説明をしてくれていました。
 いろいろ知りたいな、と思う方は見てみてはいかがでしょうか?

============<展示会・イベント情報>===========
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第1回ファイバーオプテクスEXPOレポート
 1/17(水)〜19(金)東京ビッグサイト
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●アイシン精機(7259)「ペルチェモジュール」
 http://www.aisin.co.jp/SEIHIN/1-3-3-2.html

 「ペルチェモジュール」とは、直流電流を流すことで冷却・加熱・温度調節・除湿などが行える熱電半導体デバイスだ。今回の出展デモでは実際にペルチェモジュールを触ることができるようになっていた。

 数センチ四方の部品に指を当てスイッチを入れると、冷たくなったり温かくなったりする。電子部品が熱を持ち温かくなるのは素人目にも理解できるが、急にヒヤッとするのはちょっとした驚きである。

 これを応用した製品には、パソコンのCPUを冷やしたり小型の冷蔵庫などがあるそうだが、今回の出展では光関連装置の温度管理に利用してもらおうということで同社は考えているそうだ。

 光関連装置は温度管理がシビアで、単にヒーターを入れておけばいいというものでもないらしい。そこで、微妙なコントロールが可能なペルチェモジュールが役に立つということだった。

 今回は、レーザーダイオードの温度コントロールに関する用途での出展で、かなりの精度を要する温度管理に適していることをアピールしていた。

●トヨクニ電線(5811)

 ビル内光幹線システムを展示。現在まだオフィス内でのLANは銅線ケーブルが大半だが、外部から入ってくる光ファイバーがどのような機器を通りどのような形でパソコンまでたどりつくかについて、ラックに簡単な装置を組み込み展示していた。

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 ▽Pubzine http://www.pubzine.com/pubzy/tool/unsub.html (ID:002140) ▽Melma! http://search.melma.com/cgi-bin/search.pl?query=m00015629
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