マネックスメール 2001年2月1日

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マネックスメール 2001年2月1日

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 マネックスメール(第366号 2001年2月1日夕方発行)
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本日の目次

 マネックス相場概況
 投資信託情報
 コラム ・マネックス社長 松本大のつぶやき
     ・編集長の独り言
 展示会・イベント情報
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=============<マネックス相場概況>===========<相場概況>
米国の利下げ、株高、それにつれ高期待が裏切られて失望売りが優勢。

日経平均   13779.55(▲ 64.00)
TOPIX   1299.01(▲  1.22)
単純平均     520.78(▲  0.88)
東証2部指数  2001.10(▲  4.66)
日経店頭平均  1353.73(△  8.29)
東証1部
 値上がり銘柄数    615銘柄
 値下がり銘柄数    644銘柄
 変わらず       174銘柄
 比較できず        4銘柄
 騰落レシオ(25日) 96.63%
  注:値上がり銘柄数と値下がり銘柄数の比率です。
    一般的に120%台に上昇すると高値圏、70%台に下降すると    底値圏といわれる先行 指標です。
    計算は25日ベースで行っており、値上がり銘柄数、値下がり銘    柄数は25日間の累計で計算しています。
 売買高     596.25(百万株;概算)
 売買代金    672966(百万円:概算)
 時価総額   3579831(億円:概算)
 為替(17時)  116.25円

 米国では利下げが実施されたものの、株式市場は織り込み済み、また利下げ幅に対して失望売りさえ出る展開となってしまいました。国内株式市場では、上値の壁となっている14000円を突破するには、米国市場の上昇の勢いを借りるという期待感が一部にありましたが、この期待を裏切られる相場となってしまいました。

 ハイテク株、低位材料株、ネット関連の値がさ株など軒並み手仕舞い売りが先行した始まりとなり、冴えない相場展開となりました。朝方失望売りが一巡した後も、戻りは鈍く安値圏でもみ合いが続きました。

 大引け間際になって、下げ渋りの動きを見せて終了しました。ただ新規の買いが優勢となったとは言い難い雰囲気です。明日は金曜日ですが、売り方が早めの利益確定のために買い戻しを入れた雰囲気です。大きく売り込み難い相場環境は続いていますが、上値が重いという印象も全く解消されない1日でした。
 物色対象が絞り込めない相場環境も継続しています。ハイテク株は依然として手控え気分を強め、買い意欲は回復していません。急落した値がさネット関連株は、戻り売り圧力が低いという思惑で買われていましたが、NASDAQ市場の下落を嫌気して利益確定売りが優勢となりました。

 個別材料株への物色も、継続性が低く、前後場で売りと買いが変わってしまう非常に荒い値動きでした。個別材料株の代表格とも言えるアラ石(1603)は、前引けにかけて大幅上昇、後場は一転手仕舞い売りが優勢となり、大幅下落で終了となっています。

 上値を買い進む材料に欠け、明日は金曜日となります。積極的な売買は控えられポジション整理が中心となり易い日です。物色の焦点が絞れず、先高感も乏しいまま、個別材料株の短期値幅取りだけ活況という相場になりそうな気配です。

◆個別銘柄◆
アラ石(1603) 1172円(▲93):100株
 米国の利下げが期待に反し、冴えない株式市場になったことで国内市場も材料難となりました。この環境下、短期値幅取りで前場は上げ幅を拡大して終了。しかし後場は、早くも手仕舞い売りが優勢となりジリ安で終了。物色が継続しない荒い値動きでした。

トランスコスモス(9715) 7160円(▲420):100株単位 戻り売り圧力が低いという思惑で大幅反発を演じていたネット関連の値がさ株でしたが、利下げが実施されたもののNASDAQは軟調な展開。ネット関連銘柄はNASDAQ安を嫌気して手仕舞い売りが優勢となりました。

昭和電工(4004) 188円(▲4)
 直近賑わった低位材料株は、手仕舞い売りなどが懸念されて見送り気分の強い展開。値を上げて始まった洋エンジ(6330)は寄り付きを高値にジリ安歩調。

セガ(7964) 1990円(△300):100株単位
 物色材料に困る相場環境のなか、ドリームキャストの製造中止に関して発生する特別損失に対し、大川氏が私財を提供するという発表。この報道を材料に目先筋による買いが優勢となり、結局ストップ高比例配分で終了。

大平金(5541) 225円(△13)
 前場はしばらく物色の圏外という雰囲気のあった同社を、目先筋が短期物色を行い上げ幅を拡大。しかし後場は新日化(4363)が切り返したあたりから乗り換える動きもあり、もみ合いで終了しました。

ホンダ(7267) 4560円(△100)
 後場中頃までは軟調な値動きを続けていました。前年同月比22.2%増という1月の新車販売台数が発表されたあたりからジリジリと値を上げる展開。2.6%となったトヨタ(7203)も切り返す展開。

良品計画(7453) 3300円(△310):100株単位
 ネット関連銘柄がNASDAQ安で手掛け難い雰囲気となったことで、急落した消費関連の値がさ株を物色する動きも一部に見られました。コジマ(7513)、マツモトキヨシ(9875)なども上昇。

横河電(6841) 1060円(△100)
 NEC(6701)が所有する安藤電(6847)の株式を同社に譲渡するという発表。これまで手薄だった通信機器用測定部門や半導体試験装置事業の拡充を評価されてストップ高。野村証券は投資判断を3から1に引き上げた模様。

<プレスリリースなど>
市光工業(7244)
 異業種間での技術交流を可能にする、開発技術者向けの技術情報検索サイト「サイバーテック」を開始。同事業をFC方式にて行い、初年度売上げ目標は8000万円、登録1000社を見込む。

ソニー(6758)
 Bluetoothや映像生中継機能を搭載したノートPC「バイオC1」の新機種を発売すると発表した。また、Bluetoothで無線インターネットができるようにするモデムステーションも発売する。

ジャスト(4686)
 アップルの次世代OSである「MacOSX」に対応した日本語入力ソフト「ATOK14 for MacOSX」を発売する。辞書機能や変換効率を大幅に向上させた。

三洋電(6764)
 このほど、電話での会話をリアルタイムでスローに変換する業界初の留守番電話機用LSIを発売する。2製品で合計月産20万個を見込む。

マツダ(7261)
 ロードスターなど2車種で、ネットを使いカスタマイズ受注生産を行う。カタログにはない特別仕様の装備などが選べる。

シチズン時計(7762)
 ネットで一般ユーザーがデザインした時計を販売する。時計が売れた場合、1本につき1000円がユーザーに支払われる。

KDDI(9433)
 コンパクトなインマルサットミニM端末に高速通信機能を持たせたM4端末によるサービスを、太平洋とインド洋海域で提供する。通信インフラがない場所からネット接続やテレビ会議が可能に。

富士写(4901)
 ネットを使った写真プリントサービスを拡充させる。自宅のパソコンからデジカメなどで撮影した写真を送りプリントする「Myプリンター構想」など。
◆ランキング◆
 東証1部値上がり上位
    銘柄        上昇率    上昇幅   終値   売買高 セガ(7964)   +17.75△300 1990 10246.2 大末建(1814)  +14.29    △5   40   452 マツモトキヨシ(9875)+14.29△400 3200 715.3 シスメックス(6869)+13.12 △370 3190 110.7 ファンケル(4921)+12.85  △500 4390 247.6
 東証1部値下がり上位
   銘柄        下降率    下降幅   終値   売買高 三洋工(5958)  −16.06   ▲80  418   513 OLYMPIC(8289)−12.50▲300 2100  74.5 ホウスイ(1352)  −7.95    ▲7   81    16 世紀東急(1898)  −7.50    ▲6   74     9 アラ石(1603)   −7.35  ▲93 1172 8545.7
 東証1部売買高上位
    銘柄            売買高    終値     前日比 新日鉄(5401)      14935   204       0 昭和電工(4004)     11811   188      ▲4 日産自(7201)      10425   710      △1 セガ(7964)     10246.2  1990    △300 アラ石(1603)     8545.7  1172     ▲93 川鉄(5403)        7852   122       0 東ガス(9531)       7840   306       0 東芝(6502)        7780   764      ▲9 あさひ銀(8322)      7231   344     ▲15 太平洋セメ(5233)     7090   212     △10
 東証1部売買代金上位
    銘柄           売買代金    終値     前日比 NTTドコモ(9437)   33619 222万円    ▲2万円 ソフトバンク(9984)   25146  6650    ▲300 セガ(7964)       19744  1990    △300 NTT(9432)      18251 79万5千円 ▲1万5千円 ソニー(6758)      17500  8440     ▲10 トヨタ(7203)      15782  4030     △60 NEC(6701)      13240  2365     ▲10 CSK(9737)      11242  2600    △185 アラ石(1603)      10982  1172     ▲93 キヤノン(7751)     10839  4270     ▲70
============<投資信託情報>===============
<マネックスの投信売れ筋ランキング ベスト5>

1.日経225ノーロードオープン
2.(ブル・ベア セレクト)ダブル・ブルファンド
3.(ブル・ベア セレクト)ベアファンド
4.DKA株式オープン
5.ザ・ファンド@マネックス

(2001/1/22〜2001/1/26 マネックス調べ)

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 投資信託基準価額(1月31日現在)
 ザ・ファンド@マネックス           8,227(+42)−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
 外国投信基準価額(1月31日現在、Jシェア、USドル)
 バンガード・ウェルズリー・インカム・F   20.39(+0.08) バンガード・スモールキャップ・インデックス 20.46(−0.13) マサチューセッツ・インベスターズ・トラスト 19.56(−0.05) MFS ストラテジック・グロース・ファンド 27.62(−0.49)

========<マネックス社長 松本大のつぶやき>=========2月1日     <人権>

東京に帰って参りました。ダボスを発つ朝に私の参加していたGLTという青年部会のような場所で、今後個別に討論して行くべき議題の検討が行われました。そこに居た100人位の中で日本人は私だけです。議論はやはりアメリカ人や、英語を母国語とする人達が大部分リードして行きます。そんな中で思い切って「コミュニケーション」の重要性を話してみました。全ての議案(ヘルスケアとか、環境問題とか、南北東西の融合とか)は重要であり、素晴らしいのですが、それらは全てコミュニケーションが在って始めて成り立つものであり、現状の議論の仕方は必ずしも適当でないかも知れない。自由な議論の場を提供するということと、公平な議論のためのプロトコールを確立するということの間には、大きな質的な隔たりがあります。そんなことを伝えようと試みました。東欧、アフリカ、アジアなどからの数人が頷いていました。「自分のことを理解させる」というのは、或る意味でもっとも基本的な人権ではないでしょうか?結局、多民族間での議論のプロトコールの確立を含めた、「多民族人権問題」が新たな議題に加えられました。或る意味では今までそのような議題がなかったというのも驚きですが、いろいろと微妙な問題を孕んでいるようです。

=============<編集長の独り言>=============前にもこのコーナーでコメントしましたが、私自身が興味ある新製品。通常のビデオデッキにHDを搭載し、録画できるハイブリッド・レコーダーです。この商品が日経流通新聞の“ヒット商品の予感”というコーナーに取り上げられていました。昨年末にタカラのeーkaraも取り上げられていたコーナーです。
希望小売価格は19万円近く、まだ価格的にも私は購入していませんが。販売店側のコメントとして、購入者層は20代後半から40代の男性に偏っているそうです(私もこの年齢層)。通常のビデオデッキが2、3万円で売られている中、この価格はどうしても一部顧客層に限られてしまうようです。この新聞でも、認知度が高まり、購入者層が広がればヒットの可能性も・・という感じで締めくくられています。
そういえば、私自身がこの商品を雑誌等で見かけ、興味を持っているのですがまだ店頭に展示されている場面をほとんど見かけた覚えがありません。店頭でごく普通に並ぶことが、ヒットの兆しなのかも知れません。
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ご意見や、皆様の身近な投資情報は、こちらまでお寄せ下さい。
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============<展示会・イベント情報>===========
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第1回ファイバーオプテクスEXPOレポート
 1/17(水)〜19(金)東京ビッグサイト
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●フジクラ(5803)

 各種の光ファイバー融着接続機を出展。これは、微細な光ファイバーを敷設工事の現場や工場などでつなぎ合わせるための装置だ。

 光ファイバーは、少しでも遮ると通らなくなるシビアな「光」を通すために接合する際にもシビアな精度が要求される。従来の銅線ケーブルとは違うのがこの部分だ。

 そこで専用の装置を使用するのだが同社が出展していたFSM−40S−Bは世界最速の15秒で融着接続が可能となっている。液晶画面で一連の作業が映像化され、接続の状況が目で確認できる。同時に様々な測定も行いデータを取れるようになっている。

 それらのデータは、RS232端子を経由してパソコンに取り込むことが可能。ノートパソコンを使い、エクセル上で集計するソフトも出展していた。現場でのデータを簡単に取り込むことができる。

 実際の使い勝手は現場の人たちからフィードバックされてくると思われるがどうせならばCFカードなどに直接データを書き込み、後でパソコンに取り込むようなシステムがあれば便利そうに思えた。

●駿河精機(6468)

 高い精度が要求される調芯システム用の自動ステージを出展。その他、このほど製品検索のホームページ開設をPRしていた。このページからは希望する数値を入力していくことで最適な製品をピックアップできる。カタログの更新よりも早いタイミングで新製品を紹介したり、そのまま見積もりに出せるなどネットの利点を生かしている。

<お詫びと訂正>
 1月30日(火)付け本欄記事に誤りがありました。
お詫びして訂正いたします。

誤:『旭化成(3407)「ルキナ」』
正:『旭硝子(5201)「ルキナ」』

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