マネックスメール 2005年2月18日(金)

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マネックスメール 2005年2月18日(金)

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 マネックスメール<第1361号 2005年2月18日(金)夕方発行>
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≪本日の目次≫
 1.マネックス相場概況
 2.資産設計への道 
   〜その158 なぜか間違えてしまう資産設計の方法 内藤 忍
 3.相場の世界
   −第29回− 本間宗久相場三昧伝 清水洋介
 4.投資信託基準価額
 5.マネックス社長 松本大のつぶやき
 6.知ってトクするカウントダウンプレゼントクイズ

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 またバックナンバーは以下でご覧頂けます。
http://www.monex.co.jp/visitor/shohin/joho/monex_mail/

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1.相場概況
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優良株が堅調な動きとなり底堅い展開から切り返し

日経平均            11,660.12 (△77.40)
日経225先物         11,650 (△60 )
TOPIX            1,166.57 (△ 4.64)
単純平均             434.72 (△ 1.02)
東証二部指数           3,349.17 (△17.91)
日経ジャスダック平均       1,869.41 (▲ 6.11)
東証一部
値上がり銘柄数          768銘柄
値下がり銘柄数          680銘柄
変わらず             156銘柄
比較できず            0銘柄
騰落レシオ            104.32% +3.46%
売買高            13億6969万株(概算)
売買代金        1兆2152億0400万円(概算)
時価総額          359兆1885億円(概算)
為替(15時)          105.51円/米ドル

◆市況概況◆
 米国市場が大幅安となり、米国市場の引け後に発表になった半導体のBBレシオ(受注と出荷の比率)も大幅に低下(悪化)したと伝わったことから、売り先行の始まりとなりました。ただ、米国株が大幅安となった割には底堅い始まりとなり、先物もシカゴ市場の終値を上回って寄り付き、底堅い動きとなりました。寄り付きの売りが一巡した後は売り飽き気分もあって、押し目買いと買戻しが優勢の展開となりました。

 その後は一進一退の動きとなりましたが、前場の引け際には先物にまとまった買いが入り、前日の終値を上回る水準での動きとなりました。いわゆる優良株といわれるハイテク銘柄や輸出関連銘柄の一角が堅調な動きとなり、指数を押し上げる展開となりました。

 後場に入ってからも堅調な動きが続きました。昼の市場外取引は金額も小さく前場の先物の大量買いの思惑も剥げるようにも見えたのですが、前場の引け際の地合いを引き継ぐように、後場に入ってからも先物への断続的なまとまった買いは続き、じり高の展開となりました。

 週末の後場とあって手仕舞い中心の動きで上値は重いようにも見られたのですが、手仕舞いといっても買戻しの動きもあり、戻り売りをこなしながら堅調な推移を続け、結局、引け際まで買いの手は引っ込まずに、先物主導とは言え高値引けとなりました。

 引続き好業績を発表する銘柄も多く、足元の業績のしっかりしているところで売り飽き気分もあり、底堅い動きとなったようです。優良銘柄の中には割安感の出ている銘柄も多く、材料出尽くしで軟調な動きとなっているものにも見直し買いも入ったようです。

 (マネックス証券 清水洋介)

◆テクニカルコメント◆
 日経平均・TOPIX

 2月に入ってからの週末は前半は「たくり足」、先週と今週は二週続けて陽線の包み足、と2週間ずつ違う形となっているような感じです。RSIやストキャスティックスは休養が必要というような動きとも見えるのですが、「窓埋め」もほぼ完了し、ここからの反発が期待されます。日経平均は引け値ベースで戻り高値となりましたが、TOPIXは上値が重く、まだ、上に抜け切ったとはいえず保ち合いが続くのではないかと思います。
→ http://www2.monex.co.jp/j/asa/Nikkei.htm
→ http://www2.monex.co.jp/j/asa/Topix.htm

 日経ジャスダック平均

 順調に調整となりました。RSIはまだ下げ余地はありますが、ストキャスティックスはそろそろ底値を示唆しており、基準線まで、昨年8月にもみ合ったところまでのもみ合いとなっており、目先の調整は完了と見てもいいのではないかと思います。
→ http://www2.monex.co.jp/j/asa/Jasdaq.htm

 債券先物

 雲の上限が抜けきれないといった格好です。雲の上限は上昇しているので、強含みでの推移となるのかもしれませんが上値の重い状況は続きそうです。RSIやストキャスティックスは反発局面であることを示しており、底堅い動きとなるものと思います。
→ http://www2.monex.co.jp/j/asa/Jgb.htm

 為替(ドル円)

 上値抵抗線を意識した展開となっています。基準線の上昇を待って一気に上値を取るような動きになるのではないかと思いますが、RSIやストキャスティックスが高値圏にあり、これらが十分下落してからの動きとなるのかもしれません。
→ http://www2.monex.co.jp/j/asa/Jpy.htm

◆個別銘柄◆ 優良銘柄は堅調
J T(2914) 1,100,000円(△40,000):1株単位
 2005年3月期の連結最終損益予想を、200億円強下方修正したものの、主因が希望退職の応諾者数が予想を大幅に上回ったことによる特別損失の増加だったことで、今後のコスト削減効果が期待できると好感され、3日続伸となりました。

ニッポン放(4660) 6,710円(▲140):10株単位
 フジテレビ(4676)が同社の発行済み株式数の24%弱を確保したと一部で報じられたことで、フジテレビとライブドア(4753)の間の同社争奪戦が沈静化するとの見方から、利益確定売りが出たようです。

イトヨカ堂(8264) 4,340円(△200):100株単位
 ファッション衣料を企画・開発する新会社を設立し、社長にカリスマバイヤーとして知られた藤巻幸夫社長を招くと報じられたことで、手掛かり材料難の中、目先の材料に短期筋が飛びついたようです。出遅れ株物色の流れにも乗り、大幅続伸となりました。

スパークス(8739) 530,000円(▲36,000):1株単位
 発行済み株式数の約9%にあたる公募増資を発表したことで、一株利益の希薄化や需給悪化懸念から売りが膨らみ、4日続落となりました。

すかい(8180) 1,812円(△13):100株単位
 2005年12月期の連結経常利益予想が前期比5%増になり、同時に年間配当を同4円増の24円にすることを発表したことを受け、買い安心感が広がり、反発となりました。

ホンダ(7267) 5,640円(△80):100株単位
 後場に入って上げ幅を拡大し、一時5,670円と昨年来高値を更新しました。いわゆる国際優良株と呼ばれている銘柄が買われており、市場筋の推測では外国人投資家の資金が流入しているとの見方がありました。

NIF(8458) 183,000円(△11,000):1株単位
 同社とSMBCキャピタルが10月をメドに合併することで合意したと報じられたことを材料に買われました。合併後はJAFCO(8595)に次いで業界2位となることもあり、収益力の向上を期待した買いが入ったようです。

◆ランキング◆
東証一部値上がり上位
 小型材料株が並んでいます。

東証一部値下がり上位
 業績悪化が伝えられた銘柄や材料株の「お役御免」銘柄が上位を占めています。

東証一部売買高上位
 材料銘柄が上位の半分を占めて来ています。

東証一部売買代金上位
 銀行株に加え、優良銘柄も顔を出して来ました。

詳細は→
http://www2.monex.co.jp/j/monex_asa_mail/rank.htm

※株式分割銘柄に関してはマネックス証券WEBサイトのログイン後の画面の[投資情報]→[株式周辺情報] の[株式分割]をご活用ください。

 本コラムに掲載される内容は、コメント執筆時における筆者の見解・予測であり、情報の正確性について保証するものではありません。また、内容は予告なく変更されることがあります。なお、本コラムは情報提供のみを目的として作成されたもので、有価証券の売買、為替取引の勧誘を目的としたものではありません。

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2.資産設計への道 〜その158
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来週後半は勉強会で大阪にお邪魔します。金曜日の午後と土曜日の午後というスケジュールなので今回は久しぶりにゆっくり関西の味を堪能したいと思っています。読者の方に教えてもらったお好み焼きの「きじ」「山本」あるいは串揚げの「六覚燈」など行ってみたいところが目白押し。もちろん勉強会も資料もリニューアルし、気合を入れて完全燃焼します。
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なぜか間違えてしまう資産設計の方法

資産設計は感情のゲームではなく勘定のゲームです。気分やひらめきで投資するのではなく、理屈と計算によってリターンを狙うものです。ところが、実際にそのような合理的な投資をしている人は少ないようです。人間とはやはり感情的な存在だからでしょうか。

今回はそんな資産設計の失敗例をまとめて紹介してみようと思います。

<誤り1>リスクを取らないのがリスクであることに気がつかない
投資をしていない人の多くは、株や外貨に投資をすることが危険だと思っています。しかし外貨資産を保有しなければ円安になったときのミスマッチリスクが存在しますし、将来のインフレを考えれば元本保証の預貯金だけを保有してリスクを取らない方が、リスクが高いと言えるでしょう。
http://www.monex.co.jp/monex_blog/archives/005172.html

<誤り2>利食いは早く、損切りは遅くなってしまう
人間の心理として利益は確定したい、損は確定したくないという気持ちがあります。結果として儲かっている時は早く確定してしまい、損が出ている時にはなかなか損切りができなくなります。しかしこれをやっていると投資で儲けることはできません。
http://www.monex.co.jp/monex_blog/archives/004270.html

<誤り3>投資は手段ではなく目的と勘違いする
先週も書きましたが、投資は人生の夢・目的を達成するために必要な資金を得るための手段に過ぎません。投資自体に喜びを見出してしまう「手段と目的をはきちがえた人」になってはいけません。
(投資が趣味というのであれば別ですが)
http://www.monex.co.jp/monex_blog/archives/005642.html

<誤り4>アセット・アロケーションより銘柄選択とタイミングに時間を割く投資のリターンを決定する3つの要素はアセット・アロケーション、銘柄選択、そして投資タイミングです。しかしその中のアセット・アロケーションでリターンの80%が決まってしまうというのが米国での検証結果です。銘柄選びやいつ買うかを考える前にやるべきことは「資産配分」です。
http://www.monex.co.jp/monex_blog/archives/004798.html

<誤り5>株のリスクは取りすぎ、外貨のリスク取らなさすぎ
株式投資をしている人はリスクを取りすぎる傾向にあります。特に個別銘柄に投資をする人は値動きの激しい銘柄に集中投資する傾向があり、よりリスクが大きいといえます。結果として運用を長期で続けられない「ゲームオーバーリスク」を取っているのです。

一方外貨投資は円高になることが怖い、と投資比率が低くなりがちな人が多いようです。つまり株式とは逆にリスクをもっと取れるということです。

株と外貨という2つの投資の大きなリスクをバランスさせることによって効率的なリスク配分が可能になると言えるのです。
http://www.monex.co.jp/monex_blog/archives/005191.html

<誤り6>株式手数料の1000円にはこだわるが株価の1円にこだわらない株式手数料が安い証券会社にこだわる人がいます。もちろん安い方が取引コストを下げることができ、結果としてリターンを向上させます。しかし1000株が1単元の株であれば1円の価格変動が1000円です。コストが大幅に異なれば別ですが、手数料に神経質になる前にシステムの安定性、情報やサービスのレベル、画面の見やすさ、管理のしやすさなども検討し、1円でも安く買って高く売れるよう取引の工夫をしましょう。

<誤り7>早くはじめることが良いとわかっていてもはじめない
せっかく勉強して正しい知識を得たのに相変わらず「個人投資家」ではなくいつまでも「資産設計評論家」のままでいる人がいます。投資は勉強しても実行しないとリターンにはなりません。

そして投資でリターンを実現するには時間が必要です。1年で2倍にすることは困難でも、10年で2倍にすることは無理な話ではないことからもおわかりいただけると思います。

●失敗を減らせば、投資のリターンは確実に改善する
さて皆さんはいくつ当てはまりましたか?投資は勉強しても絶対に儲かるとは限りませんが、勉強をすればするほど失敗の数を減らしていくことは確実です。今回例にあげたような誤りもこれから繰り返さないように工夫をすれば、その分リターンは改善するはずです。

投資は才能ではなく技術である、というのが私の持論です。運や勘による思い付きで取引して儲けられる人は例外です。資産設計とは失敗を減らし成功の可能性が高い手法を繰り返していく、知的でロジカルな作業なのです。

今回の話のまとめ---------
●投資の失敗の理由の多くは感情的要因
●失敗を減らすことは確実に投資リターンの改善につながる
●資産設計は地道で知的でロジカルな作業である

ではまた来週・・・。

(マネックス証券 内藤 忍)

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資産設計への道へのご意見・ご質問はメール件名「内藤」宛で
feedback@monex.co.jp までお送りいただければ内藤から回答いたします。−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−

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3.相場の世界 −第29回−
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本間宗久相場三昧伝

−下げを待ち買い入るべし、心定まらず−

 天井を考えうることは百俵以上の的あり。底を考えうることは百俵下げを的にすれども、その時の模様に迷うことあり。下げかかるときは十日、十二日、十三日も下がるもの故、能く能く見合わせ、下げを待ち買い入るべし。丑の日、不成日、天一、八専、此の日多くは下げ留まりなり。わけて下げ相場の買いは底を買わざれば利浅し。

 「天井を考えるときは100俵以上の上げを目標にすればいいのですが、底を考えるときは100俵の下げを目標にしておいても実際にそのときになると、相場の雰囲気で迷うことが多いものです。下げ相場になると『天井三日、底百日』と言われるように、10日も13日も下げ続けることもあるので、良く考えて下げきったところを待って買いに出るべきです。暦では丑の日、不成就日、天一、八専などの日に下げ止ることが多いと言われています。特に、大勢下げ相場の時は、しっかりと底値で買うようにしないと儲かったとしても儲けは少ないものとなってしまいます。」
 と言う意味ですが、ついつい買いをあせってしまう身には考えさせられる言葉です。上げ相場の時はもうここまで上がれば十分(百俵上げ)といったところで売れば「天井三日」といわれるようにすぐに売りの効果が現れることが多く、逆にそういった「十分に」上昇したところで利食い売り(利益を確定する売り)をしないとすぐに他の人が利食い売りを出して下がってしまうことが多いものです。逆に買いを考える場合は十分に(百俵)思って買いに入ってもまだ下落を続けてしまったりすることが多いものです。もう十分、と思ってから一呼吸置く感じでよく見極めてから買いに出ても決しては遅くはない、と言うことです。万が一買いそびれても空売りの買戻しでなければ損をするわけでなく、儲けそびれるだけなので、実害も少ないということも言えると思います。
 米上ぐべしと思えども、もし此の間にひと下げ出ること心もとなく見合わせ候節、少々上がる時はさてこそと思い、下がればさてこそ下げなりと思う。是一体心定まらず動くなり。跡相場にて考うる時はあの上げ売り、此の下げ買えば、上げ下げにて取ること、心安く思われるけれども、高下を取ること稀なり。一両月も跡見合わせ、一度の上げか、下げかを取る考えをなすべきなり。上げ下げを取る心にては、年中休みなく、相場に連れ、心動き騒ぐものなり。それ故損出るなり。

 「相場が上がるのではないかと考えている場合でも、それまでの押し目を買おうと見送っているときに、押し目もなく相場が上がり始めると『あぁ、やっぱり相場は高いんだ』と思い、逆に下がり始めると『やはり買わなくてよかった、予想通り下がってきたけど、もっと下がるのではないか』と思うものです。往々にしてこういう風に心が定まらず優柔不断に相場の雰囲気だけで動いてしまうことが多いものです。あとで考えて、『ここで買って、ここで売って』と考えれば上げでも下げでもうまく取れるように思うのだけれど、そううまく上げ下げで取れるものでもありません。あせることなく、じっくりと相場を見て、上げや下げの一度でも確実に取れるようにしたほうがいいと思います。上げ下げの『あや』を全て取ってやろうなどと思っていると年がら年中休む間もなく相場の雰囲気に振り回されて、方針も定まらず、上だ下だと考えもまとまらず、結局損になってしまうものです。」
 今の相場付きを表しているような言葉として、この言葉も非常に興味深いものがります。市場の雰囲気やその株の目先の値動きだけに連られ、あっちだこっちだ、それ売りだ買いだと忙しく右往左往してみても結局儲からなかったということがよくあるのではないかと思います。付和雷同してあちこち動くのではなく、落ち着いて、上げか下げかを見極め、方向が決まったらどのあたりで買いに出てどのあたりで売るか、もし買った後下がったらどうするか、もう一度買い場を探すのか、すぐに投げるのか、などとしっかりと方針を決めてそのとおり動くのが正解となることが多いということです。ここで宗久翁が言いたいのは目先の相場の動きに惑わされるな、ということ、しっかりと方針を固めてから売り買いに出動すること、を言いたいのだと思います。


※今週はじっくりと相場を見極めてから行動しましょう、ということを述べた部分を取り上げました。しっかりと相場を見極め、決してあせることなく、方針を固め時には臨機応変にでもしっかりと方針を持って相場に臨まないと目先の動きに振らされて、損ばかり嵩むことになってしまいます。自分の投資スタイルにあった方針でしっかりと見極めながら投資をしていきたいものです。
 (マネックス証券 清水洋介)

 「相場の世界」のバックナンバーは以下でご覧頂けます。
http://www2.monex.co.jp/forum/archives/b_shimizu/index.html

 また、ご意見・ご質問はメール件名「清水」宛で feedback@monex.co.jp までお送りいただければ清水から回答いたします。

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4.投資信託基準価額
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詳細は
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5.マネックス社長 松本大のつぶやき
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2月18日    <鹿児島 その2>

 生まれて初めての鹿児島は、残念ながら雨模様でした。昨日も書いたように、薩摩文化の大きな決定要素がその明るく強く美しい桜島だとすると、雲の中に半分隠れたどんよりとした桜島しか見られなかったのでは、私は正しい鹿児島に接しなかったと言うべきでしょう。街をぶらぶらつまみ食いすることも出来なかったので、飲食からの観察も今一つでした。それでもやはり感じたこともあります。それは「豊かだ」ということです。

 街並みも、ホテルの造りも、内装も、全てに豊かさを感じます。きっと昔からの蓄積があるのでしょう。日本各地を回って感じるのは、大体江戸時代の石高に応じて、未だにその土地の経済が推測できるということです。江戸時代、日本全体は約3000万石でしたから、例えば薩摩77万石なら、日本全体の2.5%程度の経済規模になります。単位面積当たりの石高(これは一般に西高北低なのですが)の高い地域ほど、街の雰囲気も豊かそうです。これは、石高が高いということは農作物が豊富だった、その結果人口密度も高くなった、その結果消費人口も多くなり、農業経済から工業・商業・サービス業経済に移行していっても、引き続き高い経済力を維持していった。とまぁ、そういうことでしょう。

 それから空港に戻る途中、車窓から鶴丸城趾を見ました。大きな平城なのですが、石垣はとても低く、お堀も極めて狭いものでした。明らかに敵の侵入を想定していません。大国であり、お城まで攻めてこられる心配がなかったのでしょう。一方、聞いたところでは、薩摩弁を常に細かくしっかりと藩内で教えていたそうです。唯一警戒すべき敵は幕府の密偵であり、関所の問答でよそ者を見極めようとしたのでしょう。

 今度鹿児島に行く時は、もっとゆっくりしたいと思います。


===========<松本大 テレビ出演します>==========<テレビ>
 2月20日(日) 22:00〜23:15 フジテレビ 『情報ライブ EZ!TV』   コメンテーターとして当日生出演いたします。      

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ご意見や、皆様の身近な投資情報は、こちらまでお寄せ下さい。
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6.「<ジュネーブヨットクラブ>ウオッチ」が当たる!
                 知ってトクするカウントダウンクイズ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━………‥‥‥・・・

マネックス証券と日興ビーンズ証券の商品やサービスに関するクイズコーナーです。2月23日水曜日までに下記ウェブサイトからご回答ください。
見事正解された方には、時計王国スイスから<ジュネーブヨットクラブ>のウオッチ、「テクノス」のクロノグラフを抽選で3名様にプレゼントいたします。応募は下記ウェブサイトから2月23日(水)まで。ふるってご応募ください。
ジュネーブヨットクラブとは :

スイス・レマン湖のほとりに広がる街「ジュネーブ」。このジュネーブに集うセレブレティな人達を中心に設立されたヨットクラブが“ジュネーブヨットクラブ”です。そのヨットクラブに集う人達のウエアに、縫い込まれたロゴが由来のブランド。現在ヨーロッパを中心に、多くのアイテムが販売されており、中でも時計は高い人気を集めています。

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【第1問】
マネックス証券では、お預りした株券に貸株金利がつく、貸株サービスを取り
扱っております。現在、「怒涛の貸株3大キャンペーン」と称し、株主優待を
現金で還元するキャンペーンの他、貸株残高に応じて、抽選で素敵なプレゼン
トをお送りするキャンペーン、金利優遇キャンペーンを実施中です。それでは、
金利優遇キャンペーンで適用される2005年4月分の貸株利率は、以下のうちど
れでしょうか?

1. 通常利率の2倍
2. 通常利率の3倍
3. 通常利率の1万倍

ヒントはこちら>>
http://www2.monex.co.jp/j/kashikabu_3dai_campaign/


【第2問】
日興ビーンズ証券では、2月19日(土)に通貨証拠金取引(ビーンズFX)を全
面リニューアルし、為替保証金取引(マネックスFX)として生まれ変わります。
これにより取扱い通貨が倍増の8通貨ペアになる他、取引単位が現行の10分の1
になるなど、大きく変更になります。それでは、新しいマネックスFXの取引単
位は、以下のうちどれでしょうか?

1. 10,000通貨以上、10,000通貨単位
2.  1,000通貨以上、 1,000通貨単位
3. 10,000通貨以上、 1,000通貨単位

ヒントはこちら>>
http://www.nikkobeans.co.jp/AboutUs/0/guest/G800/new/news5011_2.htm

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◎プレゼント応募要領◎ 

下記のURLにアクセスしていただき、クイズの答え、住所、氏名、メールアド
レス等を入力してください。何か一言、コメントをつけていただけると幸いで
す。

https://www2.monex.co.jp/j/countdown_quiz/

締切日 :2005年2月23日(水)
抽選日 :2005年2月24日(木)

※当選の発表は、商品の発送をもって代えさせていただきます。

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