マネックスメール 2006年4月24日(月)

1999年から発行しているマネックス証券の人気メルマガ「マネックスメール」を、ウェブ上で再読できます。

マネックスメール 2006年4月24日(月)

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 マネックスメール<第1651号 2006年4月24日(月)夕方発行>
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≪本日の目次≫
 1.相場概況
 2.今日のマネオク
 3.バンガード・海外投資事情
 4.オルタナティブのランダム・トーク
 5.株式市場アウトルック
 6.投資信託基準価額
 7.マネックス証券CEO 松本大のつぶやき

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 またバックナンバーは以下でご覧頂けます。
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=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-1.相場概況
=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-
円高、原油高、etc・・・悪材料が重なり大幅安

日経平均            16,914.40 (▼489.56)
日経225先物         16,850 (▼570 )
TOPIX            1,710.76 (▼ 45.64)
単純平均             535.30 (▼ 14.82)
東証二部指数           4,922.21 (▼ 72.71)
日経ジャスダック平均       2,594.94 (▼ 28.76)
東証一部
値上がり銘柄数          82銘柄
値下がり銘柄数         1,596銘柄
変わらず             16銘柄
比較できず            0銘柄
騰落レシオ           98.08%  ▼ 12.83%
売買高            18億2396万株(概算)
売買代金        2兆8656億6700万円(概算)
時価総額          544兆0385億円(概算)
為替(15時)          115.65円/米ドル

◆市況概況◆

 週末の米国市場は引続きはっきりしない展開となりましたが、それ以上にG7を受けて為替が円高となったことや寄り付き前の外国人売買動向(市場筋推計、外資系12社ベース)が大幅売り越しとなったこと、CME(シカゴ市場)で日経平均の先物が軟調であったこと、衆議院議員補欠選挙で自民党が負けたこと、決算発表を控えた月末接近となっていること、などなど手控える、あるいは手仕舞う材料には事欠かず売り先行の始まりとなりました。

 寄り付きの売りが一巡したあとは戻り歩調となる場面も何度かあったのですが、そのたびに戻り売りや先物のまとまった売りで値を崩す動きが続き軟調となりました。日経平均が17,000円を下回る場面では売り叩く動きも一服となり、底堅い動きを見せたのですが、戻りの鈍さや先物へのまとまった売りに値を崩すものも多く、いいところなく安値圏での引けとなりました。先物の動きや為替の動きに対処できず、慌てふためいた売りもあったのではないかと思われます。

 小型銘柄の一角は堅調な動きとなるものも見られたのですが全体の地合いの悪さに押され軟調となるものが徐々に増え、結局、主力銘柄と同じように軟調となりました。先物も仕掛け的なまとまった売りや買戻しに振らされる展開となりましたが、ヘッジ売りなどもかさみ、終始「戻れば売り」といったような展開でした。先週末にハイテク銘柄や自動車株等が大きく買われたことの反動も売りを加速させる要因となったようです。先物と共に主力値がさ銘柄の下げがきつかったことも指数を大きく押し下げる要因となったのではないでしょうか。

 一つの節目と見られた日経平均の17,000円を割り込んだことで市場のセンチメントも悪化したようです。急激な円高にも対処しきれず売りが売りを呼ぶような展開になったものと思います。明日以降も決算発表を控えて積極的に買い上がり難く、もたついた展開が続くのかもしれませんが、日経平均は16,800円が目処となり、また、好業績が期待される銘柄の押し目ではそろそろと買いが入って来るのではないかと思います。


 (投資情報センター 清水洋介)


−<今日の言葉>−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
・シカゴ市場(CME)の日経平均先物
 シカゴ市場(Chicago Mercantile Exchange)は、アメリカ最大の先物取引所 で、日経平均先物も上場されている。アメリカの市場は日本時間の夜中に取 引されるため、翌日の日本の株式取引の参考とされることがある。同様に、 シカゴ市場の日経平均先物も大阪証券取引所の日経平均先物や日本の株式取 引の参考にされることがある。
−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−

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◆個別銘柄◆ 

 ほぼ全面安の中で個別の物色に限定される動き

日産自 (7201) 1,474円 △12 円 :100株単位
 円高が進行したこともあってトヨタ自動車(7203)、ホンダ(7267)などは
大きく値を下げましたが、ロシアに工場を建設すると報じられたことで将来の
収益拡大を期待する買いも入り、相場全体がさえない動きの中で引けは堅調と
なりました。

阪急HD (9042) 668円 ▼28 円 
 阪神(9043)のTOB(株式公開買い付け)が注目されていますが、TOB
価格が明らかになっていないことを嫌気する向きもあって売りが優勢となり、
大幅安で引けました。

中外薬 (4519) 2,350円 △65 円 :100株単位
 新しい抗がん剤の承認申請を行ったと発表したことが材料となり、国内での
販売への期待感もあって買いが集まり、大幅高で引けました。

郵 船 (9101) 695円 ▼16 円 
 原油価格の上昇に伴う燃料費の増加を懸念した売りが優勢となり、引け値で
700円を割り込みました。

国際帝石 (1605) 1,120,000円 ▼80,000 円 :1株単位
 朝方から売りが優勢となり、引けは大幅安となりました。地政学リスクが取
り沙汰されている中で、同社が権益を有する油田の開発の先行きを不安視する
声もありました。

ソフトバンク (9984) 2,930円 ▼60 円 :100株単位
 短期的な底入れ感を指摘する声もあって前日比プラスに転じる場面も見られ
ましたが、見切り売りなどに押されてもたついた展開となり、結局引けは軟調
となりました。


日経平均や外国為替などのテクニカル分析が「マーケットメール−夕刊−」に
詳しく解説されています。是非、日々の投資にご活用ください。
http://www.monex.co.jp/Etc/00000000/guest/G1800/form/toshi_mail_form.htm

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詳細は
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※株式分割銘柄に関してはマネックス証券のウェブサイトにログイン後、
「投資情報」→「株式周辺情報」→「資本異動銘柄」をご覧ください。

 本コラムに掲載される内容は、コメント執筆時における筆者の見解・予測
であり、情報の正確性について保証するものではありません。また、内容は
予告なく変更されることがあります。なお、本コラムは情報提供のみを目的
として作成されたもので、有価証券の売買、為替取引の勧誘を目的とした
ものではありません。


=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-
2.今日のマネオク
=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-

本日の各世銀債の参考利率

米ドル3年債:4.52% (+0.04%) 豪ドル3年債:5.24% (+0.02%)
米ドル5年債:4.72% (+0.02%) 豪ドル5年債:5.42% (+0.02%)

( )内は前日比

◆今日のはてな◆

Q6.マネオクはどうすれば成立するの??
 マネオクが成立するためには、
 (1) 発行可能な利率以下での全てのお客さまの注文金額の合計が最小発行額
に達していること
 (2) 集計時点での為替レートが、【仮計算用為替レート】より円安に振れて
いないこと
という2つの条件が必要となります。
詳しくはwebでご確認ください。↓
http://www.monex.co.jp/Etc/00000000/guest/G3220/saiken/auction_condition.htm

=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-
3.バンガード・海外投資事情 第217回
=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-

 「運用会社を選ぶ4つのP(前編)」

 一般的に、インデックス・ファンドの運用会社として知られているバンガー
ドですが、実は、インデックス・ファンド以外にも、多くのアクティブ・ファ
ンドを用意しています。そして、それらファンドのほとんどは、バンガードが
選択した外部のアクティブ運用会社に運用委託されます。バンガードは優れた
運用会社であるとともに、他の優れたアクティブ運用会社を選ぶコンサルタン
トとしての能力をもっているのです。

 バンガードが外部のアクティブ運用会社を採用する際には、「4つのP」:人
(People)、運用プロセス(Process)、ポートフォリオ(Portfolio)、そして
パフォーマンス(Performance) に注目します。バンガードはこれらの「4つのP」
を基準に、数十億ドルの受託資産の運用を任せるアクティブ運用会社を選択し
ていきます。

 人(People):

 バンガードでは、運用委託中の、並びに運用委託候補先のファンド・マネー
ジャーに直接会って評価することに、非常に多くの時間を割きます。そして、
長期的に投資家の資産を任せられる、信頼できるファンド・マネージャーを求
めます。

 では、ファンド・マネージャーが信頼に値すると判断できる根拠は何でしょ
うか? それは投資戦略とリスクに対する明確かつ率直な情報開示の姿勢です。
評価に値する運用会社は、必ずこの企業カルチャーを持っていなければなりま
せん。

 バンガードは、投資家を最優先することを理念として掲げ、それを奨励して
いる運用会社に投資家の資産を預けます。それは、単にそれを実践することが
よいビジネス戦略と言えるからだけではなく、それが企業の経営哲学を表して
いると考えるからです。バンガードは「顧客に奉仕する」という価値規範が企
業のDNAに刻み込まれていなければならないと考えます。

 次回、運用プロセス(Process)、ポートフォリオ(Portfolio)、そしてパフォ
ーマンス(Performance)の説明に続きます。


※トヨタアセット・バンガード海外株式ファンド
 販売手数料がかからない「ノーロードファンド」
 トヨタアセットマネジメントがバンガードグループのインデックスファンド
 の組み入れによって運用を行う、ファンドオブファンズ形式の国内投資信託
 です。1万円からのお買付ができ、月次定額積立、カードde自動つみたて
 も可能。ファンドの内容はマネックス証券のホームページでご確認下さい。

※投資信託をお申込みの際には、「目論見書」にて詳細をご確認下さい。


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4.オルタナティブのランダム・トーク
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 「運用は謙虚なビジネス」

 知人がある記事を紹介してくれました。その記事の著者は、老舗の某米国運
用会社の幹部とお会いしたときに、「我々は謙虚なビジネスである」という彼
らの考えに感動を覚えたと指摘されています。

 確かに、そのとおりです。運用会社は、投資家から大事なお金をお預かりし、
代わりにその資産を運用し、成果を上げることが仕事である究極なサービス業
であります。サービス業である以上、傲慢な態度は禁物であるはずです。

 しかし、ファンド・マネジャーたちは、所詮、人間です。良い運用実績が積
み上がると、自分自身の才能は優れていると信じ込んでしまうワナに陥る場合
は充分あります。周辺やマスコミからは「カリスマ」あるいは「伝説的」とお
だてられ、場合によっては新興宗教の宗師に近い状態になってしまう場合もあ
ります。

 この誇り高い運用の成果をあげられたのは、自分の優れた分析、相場観や行
動力の功績だけであると信じ込んでしまい、そもそも誰のお金のお陰でこのよ
うな大きな仕事ができている現実を忘れてしまいます。

 ファンド・マネジャーは、本当の意味では「価値創造」の源ではありません。
価値創造の源は、ひとつひとつの投資先の企業の収益であり、そして、その企
業が収益をあげることができるのは社会全体の存在です。企業価値が、株式と
いう代用を通じて株価に反映されるから、ファンド・マネジャーは収益をあげ
ることができるわけです。つまり、色々な人の手を借りて創造された価値のか
けらを頂戴しているわけです。ありがたいビジネスではありませんか。

 ただ、果たしてどれくらいのファンド・マネジャーが自分たちの仕事は、サ
ービス業であるという自覚をしっかりと持っているのでしょうか。果たしてど
れくらいのマネジャーが、自分は他の人のお金を活用し、他の人たちが作った
本質的価値を頂戴できる、極めてありがたい仕事ができていると思っているの
でしょうか。

 謙虚さは理屈ではなくて、心構えです。フィー・ビジネスで稼ぐ仕事でもっ
とも大切なことは誠実さではないでしょうか。このようなサービス業の根底を
ファンド・マネジャーは忘れてはならないと感じる今日です。

 2005年1月に始めた本コラム「ランダム・トーク」は、今回の62回目を持ちま
して最終回を迎えます。読者の皆様、永らくお付き合いをいただき、誠にあり
がとうございました。月二回発信の「オルタナティブ・メール」では引き続き
コラム「オルタナティブ・トレンド」を通じてお会いできますので、今後とも
どうぞよろしくお願いいたします。


△▼△ 『オルタナティブ投資日記』もどうぞ △▼△
http://alt-talk.cocolog-nifty.com/alternative/


渋澤健 1961年生まれ。シブサワ・アンド・カンパニー株式会社代表取締役。
オルタナティブ投資を専門とするコンサルティング会社。ムーア・キャピタル・
マネジメントおよびゴールドマン・サックス、JPモルガンなどを経て現職。
(財)渋沢栄一記念財団理事、(社)経済同友会幹事、文京学院大学客員教授
なども務める。著書に『シブサワ・レター 日本再生への提言』『渋沢栄一と
ヘッジファンドに学ぶリスクマネジメント』がある。
http://www.kshibusawa.com


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5.株式市場アウトルック(提供:フィスコ)
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 主力株がディーリング銘柄に?

 主力大型株に高値相次ぐ、中小型は不透明感強める

 先週の日経平均は、週初こそ海外市場休場の影響などから17000円を割り込む
場面があったが、急ピッチの下げによるテクニカル的な過熱感の後退や、サポ
ートラインとして意識されていた25日移動平均線に到達したことから、再び上
昇基調を強める展開となっている。米国市場では、原油先物価格が最高値を更
新したものの、利上げ停止が近いとのFOMC議事録などが好感され、ダウ、
ナスダックともに大幅上昇。また、1−3月期決算発表が本格化する中、IBM、
テキサス・インスツルメンツ、ヤフーなどが予想を上回る内容となったことも
好感された。インテルの決算発表を受けて半導体製造装置株の一角などが売ら
れる場面もみられたが、これを引きずる動きにもならず押し目買いが優勢となっ
た。

 しかし、物色は主力大型株に限られている。ホンダ、トヨタ、キヤノン、武
田、ソニーなどが相次いで上場来もしくは年初来高値を更新している一方、そ
の他の銘柄は総じてさえない展開である。そのため日経平均が上昇する中で、
値下がり数が値上がり数を大きく上回る状況も目立っていた。特に新興市場は
USENの下方修正などが不信感を強める動きになっており、他の需給懸念が
強まっている銘柄に対しても一段と売り圧力が強まっている。また、ライブド
ア・ショックから3ヶ月経過しており、信用需給面からも“最後の膿み出し”と
もとれる下げとなっている。

 今週は米国に続いて日本でもハイテク企業の決算発表が本格化する。先高期
待は強いとはいえ、決算内容を見極めたいとする様子見ムードが徐々に強まる
ことになりそうだ。また、東証株価指数(TOPIX)は週初の急落以降は引
き続き長期抵抗線レベルでの強弱感が対立しており、積極的に上値を追えない
要因の一つである。また、イラン情勢の緊迫化を背景に、NY原油先物価格は
先週末に一時過去最高値の75.35ドルを付けていることや、金利動向も手控え要
因となりそうだ。

 先週1週間の騰落率をみると、日経平均 プラス0.98%、TOPIX プラス
0.70%となる中、主力大型株を中心としたコア30はプラス1.84%となった。一
方、ジャスダックはマイナス3.01%、マザーズ マイナス12.60%、ヘラクレス
マイナス13.49%となっている。

 主力大型株中心に強含んでいるため、一見するとかなり強い印象となるが、
個人投資家のシェアが高い新興市場の下げが相当厳しいことが分かる。新興市
場の業績に関しては、過去の経験則上ある程度の下方修正リスクは認識されて
いる。しかし、USENなどの大幅な下方修正は新興市場全体の不信感を強め
ることになり、結果、ファンド等が資金を引き揚げる動きにつながりかねない
と考えられる。急激な下げに対するリバウンドはあったとしても、新興市場に
関しては相次ぐ大幅下方修正の影響は直ぐさま改善するとは考えづらく、中小
型株に関しては慎重なスタンスとならざるを得ない。

 今週から本格化する決算発表だが、06/3期に関しては上方修正への期待が強
い一方、07/3期に関しては、原油など原材料価格上昇による影響から慎重な見
方を示す可能性がある。そのため、保守的な見通しを出すことが考えられるが、
これは市場全体の見解としてある程度認識されているとみられる。伸び鈍化な
どが嫌気されるような場面では反対に押し目買いの好機となることもありそう
だ。

 25日のエルピーダ、エプソン、NECエレクや、26日のシャープ、リコー、
アドバンテスト、27日のソニー、日立、富士通、TDK、京セラなどハイテク
企業の決算が本格化する。米ハイテク企業は今のところ好決算が目立っており、
日本のハイテク企業に対する期待は根強い。ただし、先週末にはシティコープ
が米パソコン最大手デルの投資判断を「買い」から「売り」に引き下げている。
Bloombergによる過去10年間の調査では、主要投資銀行がこれまでデルの投資判
断を「売り」としたことは一度もないようである。この影響から部品メーカー
などハイテクの一角には、利益確定が先行する可能性を警戒したいところであ
ろう。

 ここにきて上昇基調を強め高値を更新してきているコア30などの主力大型株
だが、決算発表後に更に買い進まれるようだと、様子見を決め込んでいた投資
家も、買わないリスクが高まることになろう。また、機関投資家中心のイメー
ジが強いが、キヤノン、ホンダが1日で5%近く動く状況を考慮しても、ディー
ラーや個人投資家が参加しやすい物色対象になっていると思われる。


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6.投資信託基準価額
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7.マネックス証券CEO 松本大のつぶやき
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 4月24日    <風向き>

 千葉の補選は、僅差で民主党の候補が当選しました。「風向き」というもの
は気紛れなもので、理由があるのに変わらなかったり、或いは理由もないのに
変わったりします。そして一旦吹き始めた風は、吹き続けると思いきや、急に
止まることもあります。

 しかしやはり振り返ってみると、これは野球の解説のようなものであくまで
も結果論に過ぎませんが、何かしら積み上げられた、原因となる要素があると
思います。小泉政権の風向きは、やはり変わったと見るのが妥当でしょう。で
は何が原因だったのでしょうか?注目すべきは、小泉首相が自らの政権の終わ
る日を宣言したことです。最初は回りの人も疑心暗鬼でしたが、いつしか間違
いなく実行するだろうと確信されるや否や、色々な風向きが変わり始めたと思
います。それは去年の12月の頃でしょうか。

 しかし気になるのは、この風向きの変化は、自らが引き起こしたことです。
単なる自分自身の決めごとでしょうか?政権の変遷を見とどけるためでしょう
か?或いは未だ何処かに撤回などのオプションがあるのでしょうか?小泉首相
は、少なくとも今までは、想像を超える手の内を繰り出してきた人です。どん
な脚本を書いているのか、これから半年間、目が離せないと感じています。


■□■━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
    講師のメディア出演情報やセミナーのアンケート結果も掲載
    ===マネックス・ユニバーシティのホームページ===
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   マネックス・ユニバーシティでは、その活動内容をホームページで
   ご案内しております。ぜひチェックしてみてください。

http://www.monexuniv.co.jp/

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  「第一回 マネックス資産運用フェア」開催レポート     
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━■□■

4月16日(日)に行われた「第一回 マネックス資産運用フェア」
  (主催:マネックス証券、企画・運営:マネックス・ユニバーシティ)の
  模様をマネックス・ユニバーシティのホームページでレポート掲載しまし
  た。資産運用セミナーに使用したテキスト(PDF)もダウンロードできます。
  http://www.monexuniv.co.jp/2006/04/post_26.html


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商品ごとに手数料等及びリスクは異なりますので、詳しくは「契約締結前交付書面」、「上場有価証券等書面」、「目論見書」、「目論見書補完書面」又は当社ウェブサイトの「リスク・手数料などの重要事項に関する説明」をよくお読みください。

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