マネックスメール 2006年5月9日(火)

1999年から発行しているマネックス証券の人気メルマガ「マネックスメール」を、ウェブ上で再読できます。

マネックスメール 2006年5月9日(火)

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 マネックスメール<第1659号 2006年5月9日(火)夕方発行>
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≪本日の目次≫
 1.相場概況
 2.今日のマネオク
 3.ファンドマネージャー坪田好人氏の相場の見方
 4.土居雅紹のeワラントで覚える投資のコツ
 5.だから投資は面白い
 6.投信売れ筋ランキング
 7.投資信託基準価額
 8.マネックス証券CEO 松本大のつぶやき
 9.今週のプレゼントコーナー

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 マネックスメール解除の方法は一番下にあります
 またバックナンバーは以下でご覧頂けます。
http://www2.monex.co.jp/monex_blog/index.html

=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-1.相場概況
=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-
為替動向や業績発表に一喜一憂し、全般的にはもたついた展開

日経平均            17,190.91 (▼100.76)
日経225先物         17,190 (▼110 )
TOPIX            1,747.50 (▼ 7.53)
単純平均             538.75 (▼ 2.73)
東証二部指数           4,973.32 (▼ 18.84)
日経ジャスダック平均       2,618.71 (▼ 3.65)
東証一部
値上がり銘柄数          453銘柄
値下がり銘柄数         1,116銘柄
変わらず             125銘柄
比較できず            0銘柄
騰落レシオ           89.60%  ▼ 4.14%
売買高            19億5148万株(概算)
売買代金        2兆6106億3400万円(概算)
時価総額          555兆8514億円(概算)
為替(15時)          111.58円/米ドル

◆市況概況◆

 米国市場は引続き底堅い堅調な動きとなっており、寄り付き前に市場筋の推計として伝えられる外国人売買動向も引続き買い越しとなっているにもかかわらず、円高を嫌気する動きや昨日の反動もあって軟調な動きとなりました。寄り付き直後から目先筋の利食い売りや見切り売りもかさみましたが、下値を売り叩くような動きもなく、先物への仕掛け的な動きもなく、下がれば買われ、上がれば売られるといった展開が続きました。

 昼の市場外取引も売り越しと伝えられましたが為替が円安に振れたこともあって、日経平均は前日の終り値を上回る場面もありました。ただ、戻り売り圧力も強く、いったん上昇がとまるととたんに売りがかさむような展開となり、逆に目先筋の投げ売りを誘って下げ幅を拡大するような動きとなりました。押し目では買いが入るものの上値の重さに嫌気して上値を買い上がる動きにはならず、売り方も買戻しを急ぐわけでもなくもたついた動きとなりました。

 小型銘柄も終始軟調な展開となり、戻れば売り、といったような状況でした。日経ジャスダック平均や二部株指数は小幅な下落に留まりましたが東証マザーズ指数は昨日の反動もあって大幅安となりました。先物へのまとまった売り買いも散発的に出てその都度慌てふためくように大きく上下に振らされる場面もありましたが、方向感を指し示すまでには至らず、目先的なディーリングが主体となっていたようです。

 為替動向や業績発表などに一喜一憂しながらも底堅い展開といえるのではないかと思います。比較的好材料には敏感に、悪材料には鈍感に反応するような展開となっており、市場のセンチメントは悪くはないのではないかと思います。小型銘柄を中心にまだ「戻れば売り」と言う意識も強いようですが徐々に戻り売りをこなせれば今度は「下がれば買い」という意識が強くなって堅調な相場となって来るのではないかと思います。


 (投資情報センター 清水洋介)


−<今日の言葉>−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
・目先筋(めさきすじ)
 言葉どおり、目先の(直近の)利益を狙い頻繁に売買を行う人をいう。特に、 一日のうちに売買を行う証券会社の自己ディーラーや個人投資家のデイトレ ーダーなどを指す。
−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−

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 セミナーのDVD(ビデオ)「ローソク足と酒田五法」(パンローリング社)http://www.tradersshop.com/bin/showprod?a=220&c=9784775961094

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---------------------------------------------------------------------

◆個別銘柄◆

 内需関連銘柄は利食い売りで安く、原油価格の下落を受け石油株は安く、海
運株、空運株は高い

ソニー (6758) 5,610円 ▼50 円 :100株単位
 「プレイステーション3(PS3)」の発売期日など概要が発表されました
が、価格が高めとの指摘や今年度以降の普及スピードに対する懸念などから、
株価の反応は今ひとつで、引けは軟調となりました。

ブリヂストン (5108) 2,805円 ▼45 円 :100株単位
 天然ゴムの価格が高騰していると報じられたことで、原材料の調達価格上昇
による収益圧迫の懸念から売りが優勢となり、さえない展開が続きました。

新日鉄 (5401) 437円 △5 円 
 外国人投資家が内需関連銘柄の保有を拡大していると報じられたことで、朝
方から買いが集まって堅調に推移し、引けは大幅高となりました。

AOCHD (5017) 2,340円 ▼135 円 :100株単位
 原油価格が落ち着いたことや、今期の連結経常利益を減益と予想したことな
どで、朝方から売りが優勢となり、大幅安となりました。

CTC (4739) 5,140円 △270 円 :100株単位
 国内証券が足元の受注回復などを理由に同社の投資判断を引き上げたことが
材料となって、朝方から買いが集まり、大幅高で引けました。

住友ベ (4203) 1,073円 ▼28 円 
 前期の連結決算が発表され、収益拡大を好感する買いが入りましたが、今期
の連結経常利益を減益と見込んだこともあって、その後は売りが優勢となり、
軟調な引けとなりました。


日経平均や外国為替などのテクニカル分析が「マーケットメール−夕刊−」に
詳しく解説されています。是非、日々の投資にご活用ください。
http://www.monex.co.jp/Etc/00000000/guest/G1800/form/toshi_mail_form.htm

◆ランキング◆

詳細は
→ http://www2.monex.co.jp/j/monex_asa_mail/rank.htm

※株式分割銘柄に関してはマネックス証券のウェブサイトにログイン後、
「投資情報」→「株式周辺情報」→「資本異動銘柄」をご覧ください。

 本コラムに掲載される内容は、コメント執筆時における筆者の見解・予測
であり、情報の正確性について保証するものではありません。また、内容は
予告なく変更されることがあります。なお、本コラムは情報提供のみを目的
として作成されたもので、有価証券の売買、為替取引の勧誘、売買推奨を目
的としたものではありません。


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2.今日のマネオク
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本日の各世銀債の参考利率

米ドル3年債:4.56% (+0.02%)  豪ドル2年債:5.08% (±0.00%)
                豪ドル4年債:5.42% (±0.00%)

( )内は前日比

◆今日のはてな◆

Q14.参考利率ってなに??
 マネオクでは毎営業日10時から11時の間にオークションが成立するかどうか
を確認します。この確認時に発行可能な利率以下のお申込みが最小発行額以上
集まっていれば、その日に世銀債の発行が決定します(※)が、11時にオーク
ションが再開する際、確認時の発行可能な利率を参考利率としてウェブサイト
に表示します。つまり、参考利率とは、前確認時の発行可能利率のことなので
す。

(※)ただし、その日の為替レートが、仮計算用為替レートより円安の場合は発行されません。

詳しくは↓
https://monex2.e-srvc.com/cgi-bin/monex2.cfg/php/enduser/std_adp.php?p_faqid=1744

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3.ファンドマネージャー坪田好人氏の相場の見方
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 国内株式相場は17,000円台前半を中心としたレンジ相場が続いています。

 欧米株が高値を更新する動きとなっている中で日本株の冴えない動きが目立
ちます。世界中の株が年明けにいったん調整した理由は米国FRB議長交代に
よる米国金融政策の不透明感ですが、大半の投資家の予想に反して株式相場が
底割れせずに強含んでいる背景には、想定以上に強い景気動向とそれに比した
インフレ指標の落ち着きがあると考えます。

 日本株についても同様の相場環境にあると考えられますが、他国と異なるの
は1月中旬以降のライブドアショックによる成長株の下落と、2月以降のポジ
ションクローズの動きが挙げられます。90年以降の長期下落相場の影響が続
いており、なかなか上値を買う動き即ちリスクテイクがいったんやられるとな
かなかその収束に時間がかかります。ただある程度数字が確認されればじわじ
わと強い動きになってくると見られ、連休明け後決算内容と今後の業績動向を
確認した上で再び高値トライの動きを想定しています。

 もちろん短期的なリスク要因は存在しており、特にイラン問題は日本以上に
海外で強く意識されているようですが、長期的には日本株は上昇すると考えて
います。その要因は世界経済の成長の一点に尽きます。戦後の冷戦時代、ベル
リンの壁崩壊後のデフレ輸出と言われた時代から、欧米の先進国以外でも中国、
ロシア、インド等々世界中が高度経済成長の中にある一方で、人件費は新興諸
国の大量の低賃金労働力供給によりコストプッシュになりにくく、企業業績に
とっては過去例を見ない好環境下にあると見られます。株式市場はこの歴史的
な好材料を未だ完全には織り込んでないと考えています。


坪田好人氏:興銀第一ライフ・アセットマネジメント株式会社(DIAM)に
てIBJITMジャパンセレクションの運用を担当。
投資信託をお申込みの際には、「目論見書」をご確認下さい。

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4.土居雅紹のeワラントで覚える投資のコツ
             第48回−PCレシオを上手に使う
(難易度 ★★☆☆☆)
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いろなeワラントを試してみてください。

(注意)売買スプレッドは通常通りです。eワラント取引におけるその他一般的
なリスクに関しても、通常の取引におけるリスクと変わりはなく、ハイリスク
・ハイリターンな商品です(損失は投資金額に限定)。
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■相場観を数字で見る?
 一般に、強気相場の時は株価上昇期待が増すためか、コール型の売買が増え
る傾向があります。逆に、弱気相場の時は、多くの場合、プット型の利用が増
える傾向があります。言い換えると、eワラントのコールとプットの取引割合を
見て、プットの売買の割合が高ければ弱気な投資家が多い、コールの取引割合
が高ければ強気の投資家が多いと考えることができるわけです。これを指標に
し、投資判断の参考になるようにしたものが、「プット・コールレシオ(PCレ
シオ)」です。計算方法は、プットの取引金額をコールの取引金額で割り、5日
間の移動平均にしてトレンドを分かりやすくしたものです。

 今回は、株式投資にも、eワラント投資にも利用価値が高いと思われる、この
PCレシオを上手に使う方法をご紹介します。

■プット・コールレシオ(PCレシオ)とは?
 現在、eワラントのPCレシオは国内株式、国内株価指数を対象としたeワラン
トの売買金額を基に、以下の計算式で算出されています。

PCレシオ =(プット売買金額/コール売買金額)の5日移動平均

なお、PCレシオはオプション市場でも広く使われています。
(参考)シカゴ商品取引所のPCレシオ
http://www.cboe.com/data/PutCallRatio.aspx

■PCレシオ利用のメリット
 PCレシオを使うメリットには以下の3点があります。
☆相場の過熱感をストレートに表す情報
☆分かりやすい
☆無料で入手可能

 まず、もっとも大きなメリットは、他では得がたい相場の過熱感をストレー
トに現す情報であることです。価格変動から相場の過熱感を見る代表的な指標
としては、RSI(*)といったテクニカル分析が用いられることがあります。
例えば日経平均やTOPIXにこれらを用いて、相場の過熱感を見ている方も多いで
しょう。しかしながら、これらの手法の限界は、過去の価格変動という一つの
情報を加工して、他の角度から見ているだけに過ぎないということです。この
ため、いくら解釈の仕方を変えても情報源が増えているわけではありません。
その点、eワラントのPCレシオは、国内株と国内株価指数を対象原資産とするe
ワラントの売買動向を基にしたものなので、日経平均やTOPIXの価格変動とはお
のずと異なり、投資家の相場観を織り込んでいる別次元の情報といえます。ま
た、投資家が強気でコールを売買しているか、弱気でプットを売買しているか
というストレートに相場観を示す指標なので、相場観を見るには有用と考えら
れます。

(*)RSIとは過熱感を表す指標で、一般にこの指標が75%(又は80%)以上にな
ると買われ過ぎ、25%(又は20%)以下になると売られ過ぎと言われています。
詳細説明は以下のeワラントホームページにてご覧ください。
http://www.gs.com/japan/ewarrant/communi/7.html#160

 2点目は、分かりやすい点です。以下のチャートにあるように、過去の大きな
相場の転換点では相場の谷と山が分かりやすい形で現れています。

 3点目も、結構重要なのですが、この情報が無料で利用できること。使えるも
のは上手に使いましょう。

■PCレシオの使い方
 PCレシオには一般に2通りの使われ方をしています。一つは、順張り指標で、
もう一つは相場の転換点を探る逆張り指標です。

◎順張り指標として使うには
 相場が上昇を続ける局面では、一般にコールの売買割合が増えるため、PCレ
シオが低下、あるいは低水準に留まる傾向があります。逆に、相場下落局面で
は、一般にプットの割合が上昇するため、PCレシオが上昇する傾向があります。

相場上昇局面→コール増加、プット減少→PCレシオ低下
相場下落局面→プット増加、コール減少→PCレシオ上昇

 この関係から、PCレシオが一定のトレンドを形成していると見れば、その間
は、相場のトレンドが継続すると考えるというわけです。

◎逆張り指標として使うには
 相場の転換点では、PCレシオが山、または谷を形成する傾向があります。つ
まり、相場の大底では、皆が弱気になってプットの売買割合が極端に増えてPC
レシオの“山”となるというわけです。逆に、相場の天井では、投資家の多く
が強気一辺倒になって、PCレシオが極端に低下し、PCレシオの“谷”となる傾
向があります。

相場の大底→弱気蔓延→プット売買割合ピーク→PCレシオの山
相場の天井→超強気→コール売買割合ピーク→PCレシオの谷

 なお、この際の注意点としては、水準そのものだけではなく、PCレシオが逆
方向に動き出すポイントを見ることです。

■PCレシオの利用例
 昨年9月末から10月始めや今年1月始めは、PCレシオの谷と日経平均のピーク
がほぼ一致しています。これは、ほとんどのeワラント参加者が相場に対して強
気でコールを中心に売買している状況です。このときPCレシオは10%台で底を打
ち、やや上昇の気配を見せていました。ちなみに、PCレシオで10%というのは、
プットの取引額はコールの取引額の10分の1(プット取引高÷コール取引高=
10%)であることを意味し、極めて例外的な状況でした。この時期は、後になっ
て振り返って見ると、相場の目先の天井でした。つまり、ここでPCレシオを見
ていれば、うまく手仕舞うこともできた可能性があるといえます。

 一方、今年1月末今年2月下旬は、プットの取引割合が直近でピークをつけま
した。ここは市場参加者が過度に弱気になり、売りたい人は既に売っている状
況なので、株の仕込みのポイントであったとも考えられます。

■PCレシオを見るには
 PCレシオはゴールドマン・サックスが毎週火曜日に発行するメルマガにカラ
ーチャートがついていて使いやすいと思われます。また、PCレシオは相場の大
まかな転換のポイントを見るものなので、1週間に1回程度の頻度でちょうど良
いと思われる方も多いでしょう。なお、このメルマガは下記アドレスからバッ
クナンバーを見ることができます。

メルマガバックナンバー
http://www.gs.com/japan/ewarrant/mailmag/index3.html

 また、日次の数値を見たい方は、マネックス証券ホームページの投資情報>
プレミアムメール>eワラントメルマガ>eワラントDaily Watch を申し込めば
、利用料無料で送られてくるメールの原資産概況に前営業日のPCレシオが掲載
されています。


■PCレシオ利用の注意点
 PCレシオは、あくまで売買状況を基に算出された数値に過ぎず、将来の値動
きを一切保証するものではありません。また、PCレシオの利用法には絶対的な
ものはなく、上記はあくまで筆者個人の見解に基づく説明であり、ゴールドマ
ン・サックスの意見ではありません。最終的な銘柄の選定、投資の判断は、ご
自身の責任で行ってください。

本日のポイント: PCレシオを上手に使う

ゴールドマン・サックス証券 eコマース部長 土居 雅紹 (どい まさつぐ)
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ー会場に!
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上記はあくまでも投資事例であり、何らかの行動を勧誘するものではなく、予
想した通りの将来の値動きを保証するものでもありません。最終的な投資の判
断は、ご自身の責任で行ってください。上記内容はゴールドマン・サックス証
券の税務上の意見、見解、解釈を述べたものではありません。また、上記内容
は、将来変更されることもあります。税制に関する個別的事情は各投資家が自
己の責任で判断する必要があります。


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5.だから投資は面白い!
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−第9回 表情をつかむ。<上昇期>−

 先週は「回復期」を取り上げました。このコラムで取り上げる会社の「表情」
も、徐々に明るくなってきています。

 今回は「上昇期」です。“表情をつかむ”も回数を重ねてまいりましたが、
今回の「上昇期」が最近の日本の会社に一番近い「表情」ではないかと思いま
す。

 「回復期」は朝方の静かな時間、という表現をいたしましたが、「上昇期」
は朝方の静かな時間を経て、精力的に活動をしている日中の時間帯、といえる
のではないかと思います。人通りの少ないビジネス街も、シャッターが降りて
静かだった商店街も、徐々に人が集まりだして活発なやり取りが始まります。
私は朝方の静かな時間帯が大好きで、日中に向けて準備を整える最高の時間と
思っていますが、その静かな“準備の時間”を終えた後に始まる時間、これも
また独特の緊張感があって楽しいものです。

 「上昇期」は最近の日本の会社に一番近い「表情」ではないか、というお話
を既にさせていただきました。長期に亘る不況を耐え抜くために、日本の会社
は血のにじむような努力をしてきました。人員削減、事業所売却、賞与カット。
このような言葉を、長い間新聞紙上で目にしてきたことと思います。
 金融政策のサポートもあり、市場にお金が回り出して会社は息を吹き返して、
景気拡大の期間は戦後最長、といわれる「いざなぎ景気」(57ヶ月)を超える
勢いとなっています。
 最近の新聞紙上では、人員削減、事業所売却、賞与カットなどといったネガ
ティブな言葉はあまり見られません。
 新工場建設、生産設備増強など設備投資の活発化。新卒・中途採用の大幅増。
また、最近は、東芝(6502)による原子力大手・ウェスチングハウス社の買収
など、M&A(企業の吸収・合併)の大型案件も目立つようになってきました。
 まさに、朝方の静かな“準備の時間”を終えて、独特の緊張感がある、活発
な日中の時間帯なのです。

 このような時期の投資判断は、どのようにすればいいでしょうか。
 「回復期」には、“強”と“弱”の部分をはっきりと認識することが大切、
というお話をさせていただきましたが、「上昇期」になると、“強”の部分が
目立ってきます。つい、この時期になると“強”の部分に気を取られ、“弱”
を忘れがちになってしまいます。東芝(6502)による原子力大手・ウェスチン
グハウス社の買収に関しても、莫大な財務負担を懸念する声が聞かれましたが、
“強”の裏にある“弱”の部分をしっかりと把握することが大切です。
 “強”によって会社の収益拡大は大いに期待でき、株価が上昇する可能性も
高いです。ただ、“弱”(=リスク)をより正しく理解して下さい。“弱”へ
の懸念が払拭されてからでも、投資を行うのは決して遅くないかと思います。

 活発なやりとりが行われる日中の時間帯−−まさに、今の日本経済かと思い
ます。ただ、その時間帯は、忙しさの余り冷静さを失いがちです。時には周囲
を見回して、じっくりと投資判断を行ってください。

(マネックス証券 投資情報センター)


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6.投信売れ筋ランキング ベスト5
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 1.日経225ノーロードオープン
 2.トヨタアセット・バンガード海外株式ファンド
 3.HSBC インド オープン
 4.HSBC ブラジル オープン
 5.HSBC チャイナ オープン


 ※マネックス証券の2006年05月01日〜05月02日における約定日ベースの販売
  ランキングです。
  当ランキングには、公社債型の投資信託(MRF含む)、外貨建てMMF及び
  マネーポートフォリオは含めておりません。

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7.投資信託基準価額
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詳しくは
→ http://www.monex.co.jp/FundGuide/0/syohin/tousin/syohnitirhyouji/guest

※マネックス証券の全取扱いファンドが騰落率順に表示できます。
※外国投信を売買する際の適用為替レートは、ログイン後「投資信託」トップ
画面の「適用為替レート」でご確認いただけます。


■□■━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
      投資のテレビ局『マネテレ』、5月分を放送中  
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━■□■

  投資のツボを動画でご紹介、見るマネックス『マネテレ』。
  今月は外貨投資についてや、「世銀債マネックスオークション」の話題
  など盛りだくさん。
  松本大、内藤忍のほか、おなじみの佐藤まり江さんも出演! 

  http://www2.monex.co.jp/lounge/monextv/index.html


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8.マネックス証券CEO 松本大のつぶやき
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 5月9日      <雇用と生産性>

 引き続き機関投資家巡りで、欧州各国を訪問しています。短い時間ですが、
街並みを窺い知ることも出来、投資家のオフィスの雰囲気などからも、お国柄
を垣間見ることもあります。

 ひとつ今回気になったのは、雇用と生産性の関係です。UK・ヨーロッパの
中には、必ずしも生産的でないようなことを残している国もあります。もちろ
ん文化に関わるものはしっかり残すべきですが、通常の生活インフラにのみ関
する部分であっても、敢えて非生産的な昔からのものを残している場合があり
ます。そして、その傾向は、国によって固有です。つまり、非生産的なものを
残している国は、何に付けても同様である気がします。これは恐らく雇用政策
ではないでしょうか?誤解を避けるために重ねて言うと、文化に関するものと
は思えない場面でのことです。汚職のような形で、国の富を偏在させることが、
一国政府の犯す最も悪い所業でしょう。

 しかしこの雇用と生産性の関係をどのように創っていくかと言うことも、政
府にとっては一歩間違えると悪行になりかねない問題だと思います。民の声に
耳を傾けるだけでなく、政治は時に高い視点からの計画性がなければいけない
ものだと、欧州各国を見較べて感じています。


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9.今週のプレゼントコーナー
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 宛先:present@monex.co.jp
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※電子メール(Eメール)は、機密保持が保証されない公衆回線を使用し送信
 されるため、第三者により傍受、改ざん等が行われる可能性があります。あ
 らかじめご了承ください。
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 ービス等についてのご案内を行う場合があります。当社の個人情報の利用目
 的等については、以下のページをご参照ください。
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数あるテクニカル分析の中から、投資活動にすぐに役立つものを厳選し、その
見方をやさしく解説する。チャートの仕組みを詳しく知りたい人のために、
各チャートの計算方法、作成方法も別枠で紹介する。


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