マネックスメール 2006年5月29日(月)

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マネックスメール 2006年5月29日(月)

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 マネックスメール<第1673号 2006年5月29日(月)夕方発行>
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≪本日の目次≫
 1.相場概況
 2.今日のマネオク
 3.バンガード・海外投資事情
 4.「やさしいマネー講座」
 5.株式市場アウトルック
 6.投資信託基準価額
 7.マネックス証券CEO 松本大のつぶやき

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=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-1.相場概況
=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-
先物へのまとまった売りに目先筋の手仕舞い売りが加わり、軟調

日経平均            15,915.68 (▼ 55.08)
日経225先物         15,860 (▼120 )
TOPIX            1,616.17 (△ 2.39)
単純平均             500.34 (▼ 0.33)
東証二部指数           4,571.72 (△ 8.37)
日経ジャスダック平均       2,420.59 (▼ 13.73)
東証一部
値上がり銘柄数          692銘柄
値下がり銘柄数          878銘柄
変わらず             123銘柄
比較できず            2銘柄
騰落レシオ           72.01%  ▼ 0.55%
売買高            15億5079万株(概算)
売買代金        1兆9843億9200万円(概算)
時価総額          514兆7379億円(概算)
為替(15時)          112.33円/米ドル

◆市況概況◆

 週末の米国市場が堅調となったことから買い先行の始まりとなりました。寄り付き前に市場筋の推計として伝えられる外国人の売買動向が引き続き大幅売り越しとなったのですが、地合いの好転を受けて買い優勢の展開が続きました。足下の業績から見て割安感の出ているものも多く、押し目買いや買戻しなどもあって主力銘柄が堅調となりましたが、積極的に上値を買い上がる動きには乏しく、指数の上値は重く、先物への仕掛け的な売りが出ると引けの手仕舞い売りも加わって軟調となりました。

 指数の上値が重くなるなかで、個別に投資判断の引き上げがあったような銘柄に大幅高となるものが目立ちました。目先的な値動きの良さを好感する目先筋の買いも入り、ますます目先筋の買いを集めるといった状況です。相場全体の方向感が掴み難いなかで個別の材料に乗る動きが活発になっていますが、あくまでも目先的な動きであり、そういった個別銘柄の動きが指数を動かすだけの力はないような感じです。

 小型銘柄は引き続き上値が重く、ちょっとした見切り売りに値を崩すものが目立ちました。東証マザーズ指数は大きく下落、日経平均やTOPIXなどの指数とは違った動きとなっています。日経ジャスダック平均や二部株指数なども引き続きもたついた動きとなり、まだ小型銘柄を抱えて身動きが取れない向きも多いものと思われます。先物へのまとまった売り買いも散発的に見られ、引け際にはまとまった売りが断続的に出て指数を押し下げる展開となりました。
 米国・英国市場が休みとなることから海外から大きな動きが出難い中で目先的な値頃感や個別材料で右往左往する展開は続きそうです。底入れ感は出たものの上値を買い上がるだけの地合いにならず材料にも乏しいといったところかもしれません。月末接近でディーラーも動き難く、投資信託の買いに期待する向きにも積極的な買いは期待できず、月内は上値の重い展開が続くのでしょう。

(投資情報センター 清水洋介)


−<今日の言葉>−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
・目先筋(めさきすじ)
 言葉どおり、目先の(直近の)利益を狙い頻繁に売買を行う人をいう。特に、 一日のうちに売買を行う証券会社の自己ディーラーや個人投資家のデイトレ ーダーなどを指す。
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◆個別銘柄◆ 

 原油高から石油関連銘柄が高く、銀行株、鉄鋼株も堅調

新日鉄 (5401) 431円 △3 円 
 鉄鋼業界で世界2位のアルセロール(ルクセンブルク)とロシアの鉄鋼大手
セベルスターリが合併することで合意したと報じられ、鉄鋼業界の世界的再編
に期待する買いが集まり、堅調となりました。

タカラトミー (7867) 845円 ±0円 :100株単位
 既に発表済の前期の連結業績にミスがあり、連結最終損益の赤字幅が拡大し
たこともあって、本日は株価が乱高下する展開となり、引けは軟調となりまし
た。

阪急HD (9042) 600円 △20 円 
 阪神(9043)との経営統合が発表され、合併比率にサヤ寄せする形で同社株
に買いが集まり、大幅高で引けました。

7&I−HD (3382) 4,070円 ▼40 円 :100株単位
 4月の商業販売統計が3ヶ月ぶりにマイナスとなった(前年同月比)ことが
嫌気されて売りが優勢となり、さえない展開が続きました。

堀場製 (6856) 3,640円 △290 円 :100株単位
 事業の多角化が図られていることを理由に、外資系証券が同社の投資判断を
3段階の最上位として新規に開始したことをきっかけに、堅調な動きが続いて
引けは大幅高となりました。

J T (2914) 402,000円 ▼11,000 円 :1株単位
 ディフェンシブ性の高い同社など食品株は利益確定売りなどに押されてさえ
ない動きが続き、軟調な引けとなりました。


日経平均や外国為替などのテクニカル分析が「マーケットメール−夕刊−」に
詳しく解説されています。是非、日々の投資にご活用ください。
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※株式分割銘柄に関してはマネックス証券のウェブサイトにログイン後、
「投資情報」→「株式周辺情報」→「資本異動銘柄」をご覧ください。

 本コラムに掲載される内容は、コメント執筆時における筆者の見解・予測
であり、情報の正確性について保証するものではありません。また、内容は
予告なく変更されることがあります。なお、本コラムは情報提供のみを目的
として作成されたもので、有価証券の売買、為替取引の勧誘を目的とした
ものではありません。


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2.今日のマネオク
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本日の各世銀債の参考利率

米ドル3年債:4.56% (±0.00%)  豪ドル2年債:5.04% (±0.00%)
                豪ドル4年債:5.40% (+0.02%)
( )内は前日比

◆今日のはてな◆

Q28.世銀債にはどんな税金がかかるの??

A.世銀債には次のような税金がかかります。

 1)利子に対する課税
 2)償還差損益に対する課税
 3)売却損益に対する課税

詳しくは↓
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3.バンガード・海外投資事情 第222回
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 コア(核)とサテライト(衛星)

 アクティブ・ファンドとインデックス・ファンド、私達はどちらを選択すべ
きなのでしょうか?

 この疑問に対する答えは単純に「両方とも」です。異なる運用資産に投資す
ると同時に、異なる運用アプローチ手法のファンドを取り入れることは、バラ
ンスのよいポートフォリオを構築する上で不可欠なことだからです。保有する
個々のファンドだけでなく、ポートフォリオ全体を見ることを忘れてはいけま
せん。

 しかし現実的に自分のポートフォリオで、これらのファンドをどのように組
み合わせていくかはとても難しい問題です。

 その解決方法の1つに、コア/サテライト・アプローチと呼ばれているものが
あります。「コア(核)」とは、株式あるいは債券市場に幅広く分散投資された
インデックス・ファンドを意味し、「サテライト(衛星)」とは、特化型のア
クティブ・ファンドを表します。このアプローチ方法はちょうど、地球などの
核となる惑星の周囲を衛星がまわっているかのごとく、両タイプのファンドを
保有する方法なのです。

 「コア(核)」としてのインデックス・ファンドの強みは、長期的に優位性
を持つと言われるパフォーマンス、分散投資効果、指標インデックスに追随す
る一貫性のあるパフォーマンス、そして言うまでもなく低コストです。一方で、
アクティブ・ファンドの強みとして、投資の柔軟性、市場を上回るパフォーマ
ンスへの期待などがあげられます。

 この両タイプの運用を組み合わせるということは、それぞれ際だった特徴を
持つ運用方法の中間に自分の投資資産を位置付けることと考えてよいでしょう。
つまり、インデックス・ファンドの低コストとパフォーマンスのわかり易さ、
そしてアクティブ・ファンドの高コストではあるが、市場を上回るパフォーマ
ンスへの潜在性、そのどちらも相応に期待できるということなのです。

 アクティブ・ファンドとインデックス・ファンドの組み合わせ比率は、ポー
トフォリオ全体に与えるファンドのインパクトを考慮して構成されたものでな
ければなりません。まず、コア50%、サテライト50%という配分は、ひとつの
アプローチ方法といえるでしょう。


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 も可能。ファンドの内容はマネックス証券のホームページでご確認下さい。

※投資信託をお申込みの際には、「目論見書」にて詳細をご確認下さい。


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4.「やさしいマネー講座」−第4回−
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 前回アセット・アロケーションの第一歩ともいえる自身の資産の洗い出しに
ついて書きました。ここで次のステップに行きたいとも思うのですが、「初心
忘るべからず」 運用を始める前に知っておくべきことについて書きたいと思
います。

 投資の勉強をしっかりされ、運用経験も豊富な方には当たり前のことかもし
れませんが、お付き合いください。

 これから運用をしていこうと考えていらっしゃる場合、一番先に理解してい
ただきたいのがリスクとリターンの関係です。
 一般に運用の世界において、リスクは決して元本割れすることだけを意味し
ません。投資した金額に対して、大きくプラスになることも実はリスクの一つ
です。なぜお金が増えてリスクなの?と思われる方がいらっしゃるかもしれま
せんね。大きくプラスになる可能性のある商品というのは大きくマイナスにも
ふれる可能性があるということ。このプラスからマイナスの「ブレ幅」のこと
を「リスク」と呼ぶのです。
 ブレ幅が大きければ大きいほど、リスクが大きいと言います。

 株価や金利、為替など価格が動くものは全て「リスク」があるということで
す。厳密に言うと「価格変動リスク」だったり「金利(変動)リスク」だった
り「為替リスク」だったりします。

 ところで「リスク」といったときに、前述の「ブレ幅」という意味以外にも
金融商品には様々な種類の「リスク」があるのです。例えば債券を発行した会
社が利息(クーポン)が払えなくなったり、償還時に元金を返せなくなってし
まう「信用リスク」。それが国や地域であると「ソブリン・リスク」と言いま
す。

 株式などが急落してしまい売りたくても売れない状況に陥ったりすることを
「流動性リスク」と言います。使いたいときに引き出せないような状況にある
とき(例えば解約不能な定期預金など)も「流動性リスク」があると言えます。

 金融商品に投資をするということは、こうした「リスク」たちと向き合って
いくということになります。

 さて、リスクといえばリターン(=収益)です。よくリスクとリターンの関係
をグラフで表しています。縦軸にリターン、横軸にリスクをとったもので、右
に行くほどリスクは大きくなり、上に行くほどリターンは大きくなります。ロ
ーリスク・ローリターン→ハイリスク・ハイリターンのグラフになっているも
のですが、見かけたことはないでしょうか?

 ブレ幅が限りなく小さくて、信用性も高くて、いつでも流動性が確保されて
いて(つまりリスクがなくて)、大きなリターンを約束してくれる商品、なん
てあれば素晴らしいのですが、残念ながらそんないウマイ話はありません!
 これさえ知っていれば、巷に横行する金融詐欺に引っかかることはないでしょ
う。

 当然のことですが、大きな(ハイ)リスク=大きな(ハイ)リターンではない
ということです。大きなリスクをとったのにほんの小さなリターンに終わるこ
ともありますし、大きなロス(損失)に終わることもあるのです。

 ただしリターンを得たいと思えば、どうしてもリスクと付き合っていく必要
があるということです。リスクに振り回されるのは困りますよね。上手にコン
トロール、リスク・ヘッジをしたいものです。

 リスク・ヘッジというのはこの「ブレ幅」をいかに小さくするか、というこ
とで、ブレを小さくすることで投資効率が上がり、投資収益の確実性が上がり
ます。リスク・ヘッジの方法としては、プロもかならず行っている「分散投資」
が基本となります。

 分散投資には実はいくつも種類がありますが、長くなりますので続きは次週
に。リスクと上手に付き合う投資をしていきたいですね。


★廣澤 知子
株式会社マネックス・ユニバーシティ 取締役副社長
http://www.monexuniv.co.jp/
ファイナンシャル・プランナー(CFP(R))、1級ファイナンシャル・プラ
ンニング技能士。
著書「金利をやさしく教えてくれる本」発売中。
http://www2.monex.co.jp/lounge/book/index.html


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5.株式市場アウトルック(提供:フィスコ)
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 再度、26週移動平均線を試しに

 日経平均、TOPIXともに2月20日以来の水準

 前週下落の反動から始まった日本株市場だったが、日経平均は26週移動平均
線に上値を抑えられる格好から下げに転じている。その後も調整が続き、日経
平均、TOPIXは、ともに約3ヶ月ぶりの水準にまで下落した。週初の大幅下
落は様々な憶測が流れていたが、市場で認知されたのはインド株式の下落や商
品相場の急落などであった。インド株式(ムンバイ SENSEX30種指数)はサーキ
ットブレーカーが発動する程の下げとなり、これが先進国の株式市場へも影響
を与え、世界同時株安の様相を強める格好となっていた。その後、10000を割り
込んでいたインド株式指数は週末にかけて11000レベルを回復する場面をみせた
ほか、米国株式もリバウンドの動きとなり、週半ばに15500円レベルまで下げた
日経平均も、16000円近辺までの反発となっている。 

 セクターでは大手銀行株の決算が本格化する中、週初は三菱UFJ、みずほ
FGの今期見通しが嫌気され、メガバンクが軒並み売られている。週末にかけ
ては保守的な見通しに対しての再評価の流れが強まっているが、センチメント
は日替わり状態であり、値動きの荒い展開が続いている。決算発表がほぼ出揃っ
たことにより、保守的な計画などを背景に売り込まれていた銘柄には、週末に
かけて見直し買いの動きが強まってきていた。また、日経平均が急ピッチで2月
水準まで下落したことで、需給整理の動きが一気に強まり、結果、最悪期は脱
したとの見方も見直しの動きにつながっていた。

 ただ、全体としてはやはりインド株式など新興国市場の動向に左右させられ
る展開が大きく目立っている。特にインド株式は日本市場の後場から開始され
ることもあり、先物市場ではリアルタイムの値動きに敏感に反応している。実
際、週末の日経平均もインド株式が続伸して始まった時間帯から上昇基調を強
めていた。この流れを見る限りでは、海外投資家などの積極的な参加というよ
りは、市場参加者が減少する中で、ディーラー、個人投資家の短期資金が中心
の相場であったことが窺われる。

 GW明け以降、下降する5日線に押されていた日経平均は、週末に5日線を上
抜けてきている。通常であれば、2月安値レベル到達での底打ち感からリバウン
ドの動きが強まることが期待されよう。週末のNY市場はインフレ懸念後退か
ら3日続伸と落ち着きを取り戻しているほか、シカゴ先物も16100円台に乗せて
いる。まずは、16000円の底堅めをしつつ、再度26週線(16328.97円 26日)を
試しに行く展開を想定したい。また、日経平均が2000円もの下げとなり、年金
資金など長期運用は株式比率が低下している。さらなる下げ過程では買いを入
れてくる可能性も期待される。そのほか、新興国市場の下落によって先進国で
成長期待のある日本へ資金をシフトさせる動きも、期待ではあるが可能性とし
ては考えられよう。

 一方、海外投資家による大量の売り越し基調などの投資姿勢の変化をみると、
はっきりと底打ちを確認したとは言いきれない面もある。海外勢の売りがファ
ンドの決算対策による影響だけであれば、先週でピークは通過したと考えられ、
昨年同様、月末にかけての上昇相場が期待される。しかし、新興国市場や商品
相場の下落などが加わり、ポジションを縮小する動きだとすると、再度下値を
窺う展開の可能性もあることは意識しておく必要はありそうだ。また、今週は
国内外ともに重要な経済指標の発表を控えている。特に先週の米国市場では経
済指標の内容を評価して出直りをみせていただけに、5月のISM景況指数(製
造業)自動車販売台数、ISM景況指数(非製造業)、雇用統計などの内容に
は注視したいところである。

 なお、週初は海外市場が休場となるため、海外資金の流入は見込めず、ディ
ーラーや個人投資家中心の値動きの荒い展開からのスタートとなりそう。後場
に入ってからのインド株式を横目で睨みながらの相場展開となる可能性が高い。
その後は海外勢の動きに神経を尖らせながら見直し買いの動きを徐々に強める
とみている。また、31日の終値ベースでMSCIの定期見直しによる変更が行
われる。日本株への影響は全体としてはポジティブである。また、5月10日に新
規組み入れ銘柄が発表されたが、発表後に材料出尽くしによって調整していた
銘柄などには、短期スタンスではあるが再び思惑的な買いが入る可能性があり
そうだ。


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6.投資信託基準価額
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詳しくは
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7.マネックス証券CEO 松本大のつぶやき
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 5月29日    <空気の色>

 週末に、午後に東京を出て深夜には帰京するというタイトなスケジュールで、
京都に行ってきました。知人が主催した或るイベントに参加する為です。その
知人には不義理を続けていたので、無理をして参じたのです。

 京都には好きな場所がひとつあります。或る有名なお寺の塔頭なのですが、
一般にあまり知られていなくて空いています。しかし私はその静寂さと「侘び」
の境地が大好きで、しばしば訪ねます。今回もイベントに遅刻しながら、10
分間だけ寄りました。京都は秋の紅葉が有名ですが、新緑の楓(かえで)もま
た素晴らしいものです。柔らかい、赤ん坊の手のような優しさを持った楓の葉
が重なり合って、得も云われぬ落ち着いた空間を作っています。

 夕暮れ時であった所為もありますが、楓の緑が空気に溶け出したようで、庭
の風景が、恰も薄い緑の絵の具で上塗りしたように霞み掛かっています。借景
を基本とした造りの書院の中にまで、柔らかくて、爽やかで、緑掛かった優し
い空気が満ちていました。お庭の外は竹林で、夕暮れの風の中でカツンカツン
と、まるで古からの人が私の周りを懐かしそうに飛び回っているような音をさ
せて、軽くしなって揺れていました。たった10分間ですが、気持ちがとても
洗われました。空気の色を感じる時は、いつも素敵ですね。

 追伸:この塔頭が何処であるかは、お問い合わせを頂いてもお答えしません
ので、予め御了承下さい。


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