マネックスメール 2006年9月7日(木)

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マネックスメール 2006年9月7日(木)

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 マネックスメール<第1745号 2006年9月7日(木)夕方発行>
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≪本日の目次≫
 1.相場概況
 2.はじめてみよう!商品先物取引(CX)
 3.サンプラザ中野の株式ロックンロール
 4.相場の花道−先物・オプションも演歌同様歌えます!
 5.投資信託基準価額
 6.マネックス証券CEO 松本大のつぶやき

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=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-1.相場概況
=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-
SQを控えて買い手控え気分の強い中で米国株安を受けて大幅安

日経平均            16,012.41 (▼271.68)
日経225先物         15,970 (▼320 )
TOPIX            1,613.46 (▼ 29.36)
単純平均             466.01 (▼ 7.22)
東証二部指数           4,334.76 (▼ 18.76)
日経ジャスダック平均       2,266.63 (▼ 6.36)
東証マザーズ指数         1,327.53 (▼ 4.33)
東証一部
値上がり銘柄数          185銘柄
値下がり銘柄数         1,465銘柄
変わらず             48銘柄
比較できず            3銘柄
騰落レシオ           113.08%  ▼ 6.04%
売買高            17億2315万株(概算)
売買代金        2兆3102億9300万円(概算)
時価総額          512兆3948億円(概算)
為替(15時)          116.68円/米ドル

◆市況概況◆

 米国市場が大幅安となったことや外国人売買動向(外資系13社ベース、市場筋推計)が引続き売り越しと伝えられたこともあって、売り先行となりました。それでも日経平均先物がシカゴ市場(CME)の終値と同じ水準で寄り付くなど底堅い始まりとなりました。明日の先物・オプションのSQ(特別清算指数)を控えて買い手控え気分も強く、目先筋も早めに見切る動きとなっていたようで、先物にまとまった売りが出ると一気に値を崩す展開となりました。

 昼の市場外取引も金額は比較的大きかったものの、売り買いの偏りはなく、下値支え要因ともならず、後場に入ってからも先物オプションのSQに絡む動きか、先物にまとまった売りが出て日経平均の16,000円をあっさりと割り込む状況となりました。それでもさすがにさしたる理由もなく16,000円を割り込んで売り叩く動きも少なく、底堅さが確認されると今度は買い戻しなども入って下げ幅を縮小、日経平均16,000円を保って取引を終了しました。

 小型銘柄も主力株に連れて軟調となりましたがSQに関係ない銘柄も多いことから、幕間つなぎとして目先筋を中心に物色されるものも散見されました。値動きの良さだけで買われるものも多く、上昇の持続性には問題がありますが、指数は底堅い動きとなりました。先物は12月限月への乗り換え(ロールオーバー)の動きと目先筋の手仕舞いが中心となりましたが、仕掛け的なまとまった売りもあって大幅下落の要因ともなっていました。

 米国市場が軟調だからといってちょっと下げ過ぎではないかと思います。最近の相場は先物の動きに追随するような目先筋が多く、いったん方向が決まると大きく動きが出て来ることが多いようです。特に大きな材料に反応すると言うよりは値動きばかりを見ての売買が多く、目先的な動きに右往左往するばかり、という感じです。

(投資情報室 清水洋介)

−<今日の言葉>−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
・SQ(えすきゅー)
 特別清算指数とも言い、先物やオプション取引などにおいて最終決済に用い られる指数のことをいう。 SQが算出される日は、先物取引の場合は、3、6、 9、12月の第二金曜日(取引最終日の翌日)、オプション取引の場合には毎月 の第二金曜日(取引最終日の翌日)となる。SQは、算出される日の寄り付き の株価から算出されるため、SQの算出日の寄り付きには様々な思惑から株価 が大きく動くことが多い。※寄り付きとは、その日の最初に付いた株価のこと。 始値ともいう。
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◆個別銘柄◆ 

 石油関連銘柄を中心にほぼ全面安だが空運株が底堅い

新日鉄 (5401) 501円 ▼6 円 
 9月中間期と通期の業績見通しが発表され、期初の予想と比較して上方修正されましたが、材料出尽くし感もあって市場の反応は鈍く、軟調となりました。
トヨタ (7203) 6,210円 ▼120 円 :100株単位
 6日の米国市場が利上げ再開観測から大幅安となったことで、同社など国際優良銘柄は売りがかさんで軟調となりました。

日テクシード (2431) 2,220円 △300 円 :100株単位
 株式分割を発表し、実質増配となることが好感されて見直し買いが入り、ストップ高となりました。

コマツ (6301) 2,230円 ▼40 円 :100株単位
 今期の年間配当が上振れする公算が大きいと伝わり、好感する向きもあって一時値を上げる場面も見られましたが、相場全体が軟調だったこともあって、後場に入って軟調となりました。

アイフル (8515) 5,110円 ▼210 円 :50株単位
 貸金業規制法の改正案に特例措置が盛り込まれたことが好感されて、昨日まで3日上昇となっていましたが、相場全体が軟調となったこともあって利益確定売りなどに押され、大幅安となりました。

沢井製薬 (4555) 5,470円 △130 円 :100株単位
 足元の業績が好調なことなどを理由に、外資系証券が投資判断を引き上げたことが囃され、朝方から買いが入って堅調となりました。

◆ランキング◆

詳細は
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※株式分割銘柄に関してはマネックス証券のウェブサイトにログイン後、 「投資情報」→「株式周辺情報」→「資本異動銘柄」をご覧ください。

 本コラムに掲載される内容は、コメント執筆時における筆者の見解・予測であり、情報の正確性について保証するものではありません。また、内容は予告なく変更されることがあります。なお、本コラムは情報提供のみを目的として作成されたもので、有価証券の売買、為替取引の勧誘を目的としたものではありません。

=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-2.はじめてみよう!商品先物取引(CX)
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 第10回 商品の特徴を知る <その弐−金>

 商品の特徴を知る、第2回目は「金」です。

 金は、個人投資家にとって商品の中でも比較的馴染みのある商品です。それこそ、数十年に亘って資産として保有し続けている、あるいはコツコツと買い増している方もいらっしゃるのではないでしょうか。
 地政学リスクで不安定になっている時は、国家や発行体があることで価値のある通貨や債券といったものではなく、世界共通で換金性、利便性の高い「金」にお金は流れていきます。

 もちろん世界各地で取引がなされており、活発な取引が行われている市場として、ニューヨーク、ロンドン、香港、チューリッヒなどが挙げられます。その中でも、ニューヨークのNYMEX、COMEXで取引の中心となっている金先物の価格は、世界の金価格に影響を及ぼしてきます。

 ちなみに、マネックスCXでは東京工業品取引所の金先物市場で取引を行うことができます。詳細は、こちら>>
http://www.monex.co.jp/Etc/00000000/guest/G1700/cx/rule_gold.htm
 図表 ↓↓↓
http://www2.monex.co.jp/j/chart/NYMEXWTI.htm

 図表は、NYMEX(原油)とCOMEX(金)の今年に入ってからの価格推移です。この価格推移をご覧いただき、以下の2点に注目して下さい。
 (1)3月下旬から原油、金ともに大きく上昇している。
 (2)それぞれ今年の最高値をつけた後、原油は高止まりしているのに対し、   金は急速に下落している。

 3月下旬あたりから中国の経済成長や中東地域の紛争などによって原油供給への懸念が高まり、原油価格が大きく上昇しインフレ懸念が台頭して金融市場も不安定になりました。そこで、インフレに備えるために金に投機的な資金が流入し、原油価格とともに大きく上昇した、というのが(1)の理由ではないかと思います。
 では、(2)のような状況となったのはどうしてでしょうか。
 中東地域の紛争が沈静化の気配を見せ、原油価格の上昇も一服となったことでインフレに対する懸念も後退し、投機的な資金が金から引き揚げたと捉えることができるのではないでしょうか。

 金への投資。価格変動リスクはもちろんありますが、資産の分散先の1つとして検討してみるのもいかがでしょうか。

(マネックス証券 投資情報室)

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 商品先物取引(CX)の詳細・お申し込みなどはこちら
  口座をお持ちでない方
  https://www.monex.co.jp/Etc/00000000/guest/G1700/cx/index.htm  口座をお持ちの方(リンク先よりログインしてください)
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=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-3.サンプラザ中野の株式ロックンロール
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 洗濯機を購入した。サンプラザ中野だー!

 壊れてしまったので、仕方なく買った。ということをmixiに書いた。そしたらマイミクさんたちの内、なんと5人が同じタイプの洗濯機を持っていることが判明。あまりのその率の高さにびっくりした。ちなみに「銀イオンの力で、生乾き臭を出す元の雑菌を抑える」という代物だ。流行のドラム式ではないが、節水が売りでもある。昨日届いた。なので、先ほど初めてそいつを使って洗濯をした。前のものよりも脱水後の絡みが少ない。なのに脱水度は高い感じだ。まずは満足である。

 ということでmixiの会社が上場する。株式会社ミクシィである。総会員数500万人を誇るSNS(ソーシャルネットワークサービス)を提供している。久々の話題のIT企業上場なのである。このシステムは実に楽しい。素晴らしい。私は家にいるときは常にコンピュータを立ち上げている。食事の時は閉じるが。そして常にmixiを観ている。いわゆるミクシィ中毒である。この面白さを言葉で伝えるのは難しい。体験してみて欲しい。最初はつまらないと思うだろう。しかしマイミクという友人を増やしていくと、俄然その面白さに気付くはず。
 俺はいつも言うのだが「mixiとは、毎日が年賀状」なのである。日々はほとんど付き合いのない友人知人。彼らとの唯一の接点は年に一度の年賀状である。俺は書かないのだが。「結婚しました」「子供ができました」そんな他愛もない情報が書き添えられてくる。mixiの中でも同じようなことが「マイミクの日記」という形で読める。他愛もないことが書いてある。ほとんどの場合、読み流すだけだ。それでよいのだ。他愛もないことだが友人知人の今を知ることができる。メールだと、考えて返信しなくてはならない。これはやや辛い。
 この手の「辛さ度」を比較してみよう。一番時間をとられ辛いのは「会って話す」こと。次が「電話」。そして「メール」。最後がmixi。と俺は考える。ただ近況を伝えあうために限っての話だが。もちろん俺は人とも会うし、メールの返事も書く。ただ、ミクシィはもっと小さなエネルギーでもっと友人を作れるシステムなのである。とにかくmixiを楽しんでいるし活用している。コミュニティというバーチャルサークル活動も楽しいぞ。ますます発展すること間違いなし、と思う。株式会社ミクシィに限らず、SNS自体がね。ただ、ほとんどは無料会員である。会社として儲かるのかどうか、俺にはわかりません。公募価格は150万円くらいだそうだ。1株。俺は、指を咥えてみているよ。

サンプラザ中野:数々の爆発的ヒット曲を生み出してきた「爆風スランプ」で活躍。自身のホームページでも意外な側面を見ることができる。

http://www.sunplazanakano.com/

=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-4.相場の花道−先物・オプションも演歌同様歌えます!
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 やれやれ(2006年9月7日号)

 相場は急落になりました。

 朝方は前日比で143円安となる16141円でスタートしましたが、これが本日の高値。その後も下値模索が続き、週初につけた高値16414円からは一時500円近い下げになりました。

 昨日の米国株式、とりわけナスダックが大幅下落したことがそのきっかけ。ただ、本日が9月限先物・オプションの取引最終日ということも大きな影響があります。株価が下落する、すなわち株価水準が下方にシフトすることで、ポジションの整理やヘッジの調整のための先物売りなどが、相場の下落に拍車をかけた面はあるでしょう。

 なお、8月28日安値15745円〜16414円までの短期上昇トレンドの61.8%押しが16000円。これは、オプションの権利行使価格ということで、本日は特に注目された株価でした。実は、8月半ば〜下旬にかけての保ち合いゾーンの中値は短期での強気相場・弱気相場の分かれ目ですが、これも15994円とほぼこの水準です。
 そして、日経平均株価の終値は16012円。まさにその16000円水準で終了したために、明日の相場がますます注目されます。

 さて、今週の相場を振り返ると、日経平均株価は週初に前日比で223円高の大幅高となり、16358円で取引を終了。ただ、その後は2日続けて16300円を中心とした狭いレンジでの保ち合いになりました。これも、9月中間決算期末が迫ってきたことと無関係とはいえないでしょう。

 というのも、前期末の終値すなわち3月31日の終値は17059円と現在値よりも相当高い水準にありますが、機関投資家などの決算に使われるケースが多い3月の月中平均は16312円だからです。

 すなわち、日経平均株価については16312円が上半期の損益分岐点ということで、この株価は逆に戻り売りが出やすい水準でもあります。そのため、今週もここで上値を押さえられて、一旦はもみあいになりました。なお、TOPIXの3月月中平均は1665ポイントでしたが、今月の高値は1655ポイント(4日)までで、結局今回の上昇では届きませんでした。

 ところで、単純に終値ベースで見ると、3月末から火曜日(9月5日)までの半年弱のパフォーマンスは、日経平均株価は3.9%の下落、またTOPIXは4.4%の下落です。4-6月期がそれぞれ9.1%下落、8.2%下落と大幅下落となったことの影響が大きいでしょう。

 6月〜火曜日までは、それぞれ5.7%、4.1%の上昇と回復はいちじるしいものの、やはり4-6月期の急落分を取り戻すには至っていません。ちなみに、今年の3月末の終値は、日経平均株価は17059円、そしてTOPIXは1728ポイント、現状の株価よりもかなり高い水準にあります。

 今度は米国株式市場に目を転じ、3月末から連休明けの火曜日までのパフォーマンスを見ると、NYダウは3.2%の上昇、またナスダックは5.7%の下落とまちまち。NYダウの強さが目立つ一方、ナスダックの不振が目立っています。
 それでも、今週初(火曜日)の時点では、昨年末比ではNYダウは7.0%の上昇、そしてナスダックは0.02%の上昇。ナスダックはようやく年間でトントンまでもどしました。

 そして東京市場も昨年末比でみると、同じ火曜日の終値では、日経平均株価は1.7%、TOPIXは0.1%と、小幅ですがそれぞれ上昇。特にTOPIXは、今週になり昨年末の終値1649ポイントを一旦は上回ったのですが・・・。

 しかし今日は急落。日経平均株価は昨年度末の株価ともいえる3月の月中平均16312円をはさんだ動きでしたが、結局は年度でのプラス転換とはなりませんでした。

 ナスダックも、週明けの終値は2205.70ポイント。昨年末の終値は2205.32ポイント(2005年12月30日)でしたから、こちらも年間での損益分岐点にとどいていました。しかし、昨日のナスダックの終値は2167ポイントと、1.7%の大幅下落。

 日米ともに、年度・年間でのプラス転換は達成ならず。ここからは、損益分岐点は、やっぱり「やれやれの売り」が出やすいポイントだったといえそうです。

 ところで、火曜日までのしっかりとした値動きから、急速に値を下げることになった要因としては、「やれやれの売り」以外にも、過去のデータでは9月の株価のパフォーマンスが悪いために、売り急いだこともあげられそうです。
 というのも、9月の日経平均株価のパフォーマンス(8月末の終値に対する9月末の終値の騰落率)は、過去20年間の平均では0.91%の下落となっています。月間の騰落率が平均でマイナスになるのは、12ヶ月中4ヶ月にとどまるものの、9月が最も下落率が大きいのです。また、9月の勝敗(上昇は勝ち、下降は負け)も、20年間では6勝14敗の勝率30%。これを見ると、上昇一服となれば利益の確定売りが出やすいのも仕方ないでしょうね。

 なお、細かく見ると、騰落率の平均値には、バブル崩壊時の1990年に15%の大幅下落となったことが強く影響しています。そこで1990年を除くと、過去19年の9月の騰落率平均は−0.16%にとどまります。

 それでも、9月相場が意識されるのは、過去10年間の騰落率平均が−0.27%、そして過去5年のそれは−0.23%と、最近の方が芳しくないためです。

 ちなみに、2000年以降の6年間だけで見ると、9月相場が上昇したのは、総選挙で自民党が大勝して株価が急騰した昨年だけ(3.01%の上昇)。バブル崩壊後の最安値をつけたあとの2003年、2004年も、9月はそれぞれ0.33%、0.68%の下落でした。

 この背景には9月決算に向けての持ち高の整理売りがあるでしょう。それに加えて、米国株式も9月の相場が良くないということの影響も大きいでしょう。
 このことを、東京市場との連動性が強いナスダックで見ると、過去20年間のデータでは、月間パフォーマンスがマイナスとなるのは、
7月(騰落率‐0.34%)、8月(‐0.03%)、9月(‐0.99%)の3ヶ月だけ。
 ただ、9月の下落率の大きさが突出しています。また、2000年以降では平均で6.44%の大幅下落。この6年で上昇したのは2004年だけでした(+3.2%)。
 したがって、この軟調な米国株式の動きが東京市場の上値圧迫要因になるケースが続いているために、9月相場はどうしても戻り売りが出やすくなります。
 もっとも、日経平均株価の8月末の終値と年末の終値の比較、すなわち8月末に投資した場合の12月末時点でのパフォーマンスは、20年の平均では‐1.2%と下落はしているものの、9勝11敗と勝率では45%とほぼトントン。また、過去3年間は+3.2%(03年)、+3.7%(04年)、+29.8%(05年)と好調。

 実は、景気回復期の95年は+9.7%、99年は+8.6%と大幅上昇しています。その意味では、底固い景気が続いている今年も、9月相場を乗り切れば、年末に向けては期待できそうですね。

(トレーダーズ・アンド・カンパニー 廣重勝彦)

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(注)本コラムに掲載される内容は、コメント執筆時における筆者の見解・予   測であり、情報の正確性について保証するものではありません。投資等   にあたっては、ご自身のご判断と責任においてされますようお願いいた   します。

=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-5.投資信託基準価額
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詳しくは
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※外国投信を売買する際の適用為替レートは、ログイン後「投資信託」トップ 画面の「適用為替レート」でご確認いただけます。

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  http://www.monex.co.jp/AboutUs/00000000/guest/G800/new/news608f.htm
=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-6.マネックス証券CEO 松本大のつぶやき
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9月7日    <大雨>

 今日は終日福井県内に居たのですが、朝から大忙しでした。しかし思いがけない、私にとっては一生忘れることのない出来事にも恵まれました。朝一番の仕事の場所まで、宿の方の時間の見積もりに従ってタクシーで行ったのですが、予定の時間より30分ほど早く着いてしまいました。私の脳裏には、目的地に着くちょっと前に視角に入った、或るお寺(E寺)がそこから7キロの所にあるという標識が甦りました。そこで目的地を確認した上で、タクシーの運転手さんにE寺まで行くようにお願いしました。15分ほどでE寺に着き、文字通り駆け足で参拝し、時間ぎりぎりで本来の目的地に戻りました。

 E寺は、私が生まれた瞬間から側にいた、3歳違いだった友人が永代供養を受けているお寺です。昔からとっても訪れたい気持ちはあったのですが、今迄来たことはありませんでした。息を切らして階段を駆け上ったところで、坐って手を合わせると、その友人に久し振りに会えた気がしました。或いは宿の方の時間の見積もり間違いも、更にはそもそも福井に来ること自体が、この再会のために用意されたものだったのかも知れません。E寺に居る間だけ雨は止み、E寺を出ると、大雨に変わりました。雨は何を意味していたのでしょうか。
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