1999年から発行しているマネックス証券の人気メルマガ「マネックスメール」を、ウェブ上で再読できます。
◆◆◆◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◆◆◆
楽しい!学べる!得をする!
マネックスメール<第1759号 2006年9月28日(木)夕方発行>
http://www.monex.co.jp/
<口座開設はこちら(無料)>
http://www.monex.co.jp/AccountRegistration/0/guest/G300/acc/index.htm◆◆◆◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇マネックス証券株式会社◇◇◇◇◇◆◆◆
■□■━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
【 10 月 4 日】為替保証金取引 「マネックスFX」勉強会 開催決定━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━■□■
為替保証金取引「マネックスFX」は、為替手数料が他の外貨取引に比べ安か ったり、「売り」からも始められるので円高時にも利益を上げるチャンスが ある等のメリットがありますが、「仕組みがよくわからないので始められな い」 「操作方法がわからない」 「多様な注文方法をしっかり理解したい」 というお客様の声にお応えして、『マネックスFX』の取引に関して基礎から 学ぶ勉強会を開催いたします。
10月4日(水) 18:30開場 19:00開演 21:00終了(大手町サンケイプラザ)
詳しくはこちら≫ http://www2.monex.co.jp/lounge/benkyo/fx.html
≪本日の目次≫
1.相場概況
2.きょうの「マネいち」
3.はじめてみよう!商品先物取引(CX)
4.サンプラザ中野の株式ロックンロール
5.相場の花道−先物・オプションも演歌同様歌えます!
6.投資信託基準価額
7.マネックス証券CEO 松本大のつぶやき
−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
【 〜ブックビルディングのお知らせ〜 】
★当社取り扱いの新規公開銘柄や既公開株式の売出・公募のお知らせです★−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
■ 公募・売出株式のご案内 ■
●ジョイント・リート投資法人(8973・東証) 募集・売出のご案内
・仮条件(ディスカウント率) 2.0%〜4.0% (申込投資口単位1口)・ブックビルディング期間 10/2(月)0:00〜募集価格等決定日まで
・募集価格等決定日 10/10(火)〜10/12(木)のいずれかの日
※最短の場合、10/10(火)にブックビルは締切となりますのでお早めに参加 下さい
※購入を検討される際は、目論見書の内容をご確認下さい。
----------------------------------------------------------------------
■ 新規公開株式のご案内 ■
ノバレーゼ(2128)、ゼットン(3057)
出光興産(5019)、ジェーピーエヌ債権回収(8774)
メディアファイブ(3824)
詳しくはウェブサイトをご覧ください。
http://www.monex.co.jp/StockOrderConfirmation/0/kbodr/kb_bosy_meigara/ichiran/guest
−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-
1.相場概況
=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-
米国株高、外国人投資家の買い越し基調を受けて堅調
日経平均 16,024.85 (△ 76.98)
日経225先物 16,050 (△110 )
TOPIX 1,602.57 (△ 11.53)
単純平均 457.63 (△ 3.14)
東証二部指数 4,185.19 (△ 26.01)
日経ジャスダック平均 2,185.75 (△ 14.53)
東証マザーズ指数 1,222.00 (△ 55.89)
東証一部
値上がり銘柄数 1,053銘柄
値下がり銘柄数 490銘柄
変わらず 142銘柄
比較できず 0銘柄
騰落レシオ 80.75% △3.06%
売買高 13億9903万株(概算)
売買代金 1兆9830億2400万円(概算)
時価総額 508兆2056億円(概算)
為替(15時) 117.56円/米ドル
◆市況概況◆
米国市場が堅調となったことや久しぶりに外国人売買動向(外資系13社ベー
ス、市場筋推計)が大幅買い越しとなったこともあって、買い先行の始まりと
なりました。それでも日経平均の16,000円という節目を意識して上値の重い展
開となりました。逆に下値を売り叩く動きもなく、しっかりと目先筋の利食い
売りや戻り売りをこなすと先物にまとまった買いも入り、一時日経平均が
16,000円台を回復する場面も見られました。
昼の市場外取引も金額は比較的大きく、やや買い越しと伝えられたのですが
市場の反応は鈍くほとんど影響はありませんでした。週末の経済指標の発表や
来週の日銀短観などを控え、また、月末、中間期末と言うこともあり、買い手
控え気分も出ているのか出来高も株価の割には出来ておらず、様子見気分が強
いように見受けられます。
小型銘柄は比較的堅調なものが多く、東証マザーズ指数は大幅高、日経ジャ
スダック平均なども堅調となっています。二部株指数は今一つもたついた動き
ですが、総じて底入れ感も出てきているのではないかと思われます。先物への
まとまった売り買いも週末期末を意識してか限定的となって、大きく方向感を
出すというよりは目先的な小掬い商いが中心となっているようです。
明日は週末、期末ということで手仕舞いが中心となってきそうですが、必ず
しも手仕舞い「売り」ばかりではなく、投資信託の買いなどを期待して堅調な
展開となってくれば期末の「お化粧買い」が入って意外高となる場面もあるか
もしれません。ただ、積極的にポジションを作る動きも少なく出来高面からは
盛り上がりに欠ける展開が続くものと思います。
(投資情報室 清水洋介)
−<今日の言葉>−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
・日銀短観(にちぎんたんかん)
日本銀行が四半期ごとに実施するアンケートである「企業短期経済観測調査」
の略で、全国の民間企業約1万社の景況感や設備投資計画なを把握するもの
です。調査実施から公表までの期間が約1ヶ月と短く、直接、各企業の経営者
に景況感を聞くもので、ヒアリングする企業数も多く、回収率も高く、景気
の実態をより反映した調査とされ、経済指標の中でも最も注目されている指
標といっていいでしょう。
−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
■□■━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
☆★ 今日のお勧め投資情報メール ★☆
−マーケットメール−引け後速報− 編−
マネックス証券発行 完全無料メール
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━■□■
マーケットメール−引け後速報− (完全無料)
サンプル画面はこちら >> http://www.monex.co.jp/AboutUs/00000000/guest/G800/pre/2981sample.htm
情報提供社:マネックス証券
前引け後と大引け後の1日2回、日本株式市場の前場と後場の相場概況を
携帯電話向けに配信します。速報でお届けしますので、後場でのお取引や
マネックスナイターでのお取引に最適!
特にデイトレーダーの方など活発にお取引される方におすすめ!
お申込や詳細はログイン後、「投資情報」の「プレミアムメール」から
「お試し申込」で1ヶ月は無料での購読が可能です。(1回限り)
>> https://www.monex.co.jp/Login/00000000/login/ipan_web/hyoji?pagem=1&url1=ServiceInformation&url2=/member/M1502/srv/premium_mail.htm?serviceCd=2981
※お申込には口座開設が必要です。
>> http://www.monex.co.jp/AccountRegistration/00000000/guest/G300/acc/index.htm
◆個別銘柄◆
小型銘柄を筆頭に出遅れ銘柄が堅調、配当取り銘柄は依然として軟調
ダイワボウ (3107) 417円 △32 円
アトピー性皮膚炎の患者でも着やすい肌着を発売すると報じられて大幅高と
なりました。手掛かり難の中で大きく下落していただけにわかり易い材料に敏
感に反応したようです。
三菱重 (7011) 490円 △5 円
後場に入って中間決算の上方修正を発表、通期予想の変更はなかったものの
上ブレ期待もあって堅調となりました。
JAL (9205) 229円 ▼3 円
傘下の日本航空ジャパンの従業員組合が週末にストライキを予告したと報じ
られ、売りがかさみ軟調となりました。
創建ホーム (8911) 193,000円 △11,000 円 :1株単位
前引け後に中間期、通期共に業績の上方修正を発表、好感した買いが入り後
場は買い気配で始まり大幅高となりました。
テレビ朝日 (9409) 246,000円 ±0円 :1株単位
堅調となったものの昼休みに「架空の外注費を計上し、所得隠しを指摘され
た」と報じられ一時大幅安となる場面もありました。
ロート (4527) 1,239円 △54 円
大幅続伸となりました。コラーゲンを作り出す皮膚細胞を活性化する新素材
を開発したと報じられたことで朝方から買いを集めて大幅高となりました。
◆ランキング◆
詳細は
→ http://www2.monex.co.jp/j/monex_asa_mail/rank.htm
※株式分割銘柄に関してはマネックス証券のウェブサイトにログイン後、
「投資情報」→「株式周辺情報」→「資本異動銘柄」をご覧ください。
本コラムに掲載される内容は、コメント執筆時における筆者の見解・予測で
あり、情報の正確性について保証するものではありません。また、内容は予告
なく変更されることがあります。なお、本コラムは情報提供のみを目的として
作成されたもので、有価証券の売買、為替取引の勧誘を目的としたものではあ
りません。
=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-
2.きょうの「マネいち」
=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-
9月の「マネいち」は以下のように発行条件が決定いたしました。
たくさんのお申込み、ありがとうございました!!
【南アフリカ・ランド3年債】
利率/税引前 :7.80%
発行日 :2006年10月10日
償還日 :2009年10月13日
約定為替レート :15.50円/南ア・ランド
次回のマネいちの開催日程は10月2日に発表となり、
通貨および期間につきましては申込受付け開始日の前営業日に
お知らせします。
いずれも詳細は、銘柄一覧のページでご確認いただけます。
次回の「マネいち」もどうぞお楽しみに!
=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-
3.はじめてみよう!商品先物取引(CX)
=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-
第13回 商品の特徴を知る <その五−灯油>
商品の特徴を知る、第5回目は「灯油」です。
灯油。最近では使われない方もいらっしゃるかもしれませんが、暖房機具の
燃料として欠かせない石油製品です。
国内では現在、暖房機具向けが大半かと思いますが、かつては照明器具など
で使われていたこともありました。また、燃料店やガソリンスタンドに加えて
ホームセンターや小型タンクローリーで移動販売をする業者もあり、最近では
販売手法も多様化しています。
暖房用燃料に占める灯油のシェアは、石炭や天然ガスなども暖房用燃料とし
て使用する欧米と比較すると、北海道など寒冷地での冬場の需要が膨らむ日本
はとても大きくなります。
灯油の品質基準はガソリンと同様に高く、世界でも高水準の品質と言われて
います。なお、マネックスCXでは、東京工業品取引所の灯油先物市場で取引
をすることができますが、同市場で取引されているものは、特に厳しいと言わ
れる日本工業規格(JIS)の基準を満たしているものです。
詳細については、こちらをご覧ください。↓↓↓
http://www.monex.co.jp/Etc/00000000/guest/G1700/cx/rule_lampoil.htm
灯油の価格変動要因を、いくつか列挙しておきます。
○原油価格の動向
灯油は原油の約1割ほどが精製されてできるものと言われます。云うまで
もなく、原油を原料とする灯油は、原油価格の動向に影響を受けます。
今年は、春先から初夏の季節にかけての原油価格上昇に伴い、灯油先物も
上昇しましたが、地政学リスクが後退してきたことや、夏場は需要が少ない
こともあり、この2ヶ月は下落基調にあります。
○元売り会社の動向・意向
ガソリンと同様です。元売り会社の意向で価格は変動してきます。また、
原油は他の石油製品にも精製されることから、ほかの石油製品の生産動向は
灯油の生産量にも影響を及ぼすので、注意が必要です。
○気候
需要期である冬場の気候が厳冬か暖冬かによって、価格は変動してきます。
気候と併せて、元売り会社の気候への対応もチェックしておきましょう。
最近は、灯油の需要拡大に向けてあらゆる可能性が模索されているようです。
冬場だけでなく、年間を通じて灯油を求める列ができるのでしょうか。
(マネックス証券 投資情報室)
−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
商品先物取引(CX)の詳細・お申し込みなどはこちら
口座をお持ちでない方
https://www.monex.co.jp/Etc/00000000/guest/G1700/cx/index.htm
口座をお持ちの方(リンク先よりログインしてください)
https://www.monex.co.jp/Login/00000000/login/ipan_web/hyoji?pagem=1&url1=Etc&url2=/member/M1700/cx/index.htm
−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-
4.サンプラザ中野の株式ロックンロール
=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-
勝ったぞ。サンプラザ中野だー!
日本ハムが優勝を決めた。新庄好きな俺は大変嬉しい。阪神も大好きだし。元
阪神の選手も大好きなのだ。夕べは阪神もしっかり勝った。首位中日を3ゲーム差
で追っている。頑張って欲しい。阪神対日本ハムの日本シリーズになったらとて
も嬉しい。阪神電鉄株は廃止になっちゃったけど。
と、野球の話をしている。しかし夕べは俺はサッカーを生で観ていた。Jリーグ
2部の柏レイソルの試合を、だ。我が地元、千葉県柏市のサッカー場で。なぜなら
ば昨日は以前から書いていた「柏兄弟」の第一弾シングル「太陽は燃えている
〜カシワレイソルノウタ〜」の先行発売日だったのだ。柏レイソルスタジアムで
発売した。「柏兄弟」とは、俺と柏の市民団体が手を組んで立ち上げた「地域密
着型・音楽レーベル」のこと。特徴としては地域密着であること。そしてファン
ドを利用していること。株の経験を形にしたのだよ。
で、昨日はなんと808枚も売れた。ありがたい。ファンドなので投資者に還元
できる枚数が決まっている。リクープ枚数という。それは約3000枚となっている。
あと2192枚だ。全国発売は10月25日。どうぞよろしくお願いします。昨日は柏レ
イソルも勝ったのだ。1部昇格を目指して2部の首位をキープしている。頑張って
ほしーの。
安倍内閣が発足した。かなり右寄りと言われている。長い不況の中で右傾化が
進んだのだろうか?右傾化が進んでいるのだとしたら理由があるはずだ。という
ことで理由を考えた。「ジャイアンツが弱くなったから右傾化が進んだ」という
ものだ。説明しよう。「自己実現」=「自分という意識を満足させること」だと
しよう。日本人は長い間、自己実現の手段をプロ野球に頼っていた。特にジャイ
アンツに。仕事で嫌なことがあってもジャイアンツが勝てば満足して眠ることが
できたのだ。経済が弱くなりジャイアンツも弱くなったこの不況下。自己実現の
為に「強い国家」が必要とされたのではないだろうか?近隣諸国に気を遣う首相
よりも強気の首相が。つまり小泉さんは川上であり長島であったのだ。
ジャイアンツを作ったのは読売新聞社社主で国会議員でもあった正力松太郎と
いう人。警察官僚でA級戦犯にも指定されたが、その後不起訴になっている人。
「プロ野球の父」「テレビ放送の父」「原子力の父」と呼ばれる人。この人が仕
掛けた「ジャイアンツが勝てば満足して眠れる日本人」が減り、「日本が強けれ
ば眠れるかも」という日本人が増えてきたのかもしれない。
サンプラザ中野:数々の爆発的ヒット曲を生み出してきた「爆風スランプ」で
活躍。自身のホームページでも意外な側面を見ることができる。
http://www.sunplazanakano.com/
=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-
5.相場の花道−先物・オプションも演歌同様歌えます!
=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-
ジレンマ(2006年9月28日号)
日経平均株価は、本日もしっかりとした値動きになりました。
16000円の大台を回復し、今週月曜日(25日)につけた安値15513円からはすで
に500円を超える上昇です。それでも、一昨日までは上値の重い展開が続き、それ
が市場参加者の警戒感を強め、さらに相場が低迷するという悪循環に陥っていま
した。
その最たるものが一昨日の相場であり、この日の東証第1部の売買高・売買代金
はいずれも今年最低でした。
しかし、昨日の相場が久しぶりに米国株式の上昇に素直に反応したこともあり、
市場のセンチメントも改善し始めました。本日の東京市場でも、積極的に押し目
を買う動きが出始め、高値圏ながら底固い値動きになっていました。
もちろん、米国株式頼りだけではなく、国内でも不透明要因が少しずつ解消さ
れています。今月の株価低迷をもたらした不透明材料は、1つは新政権の政策であ
り、もう1つは国内の景気の先行きでしょう。
前者についてはあすの所信表明演説でその概要が明らかになります。ただ、自
民党人事や組閣を通して成長重視の姿勢が見られたことや、懸案となっている日
中関係の改善への期待も出始め、昨日からはむしろ新政権の政策への思惑が押し
目買いの材料になってきています。
一方、景気に関しては、明日発表される消費者物価指数や鉱工業生産、そして
来週初に発表される日銀短観待ちの状態です。
ところで、今月の相場は初旬に高値を更新したものの、その後中旬から戻り売
りに押されましたが、その直接のきっかけとなったのは、芳しくない経済指標の
発表でした。
11日に発表された実質GDPは前期比年率1.0%増と予想の1.2%増を下回りました。
さらに、同日午後に発表された7月の機械受注が、前月比16.7%減と予想の5.4%
減よりも大きく落ち込んだことで、株価は大幅反落。日経平均株価は16000円の大
台をはっきりと割り込んで、この日を境に本格的な調整相場入りとなりました。
それだけに、本日の株価はその9月11日の寄り付き(16053円)近くまで戻して
きましたが、経済データの上でこの不透明感を払拭できるのかどうか、今週末・
来週初の経済統計が注目されます。
ただ、米国株価を見る限り、国内景気に対してもまだ神経質になる状況でもな
さそうです。あるいは、米国株価の強さを見て、国内景気に対する行き過ぎた慎
重論の修正が出始めたことが、昨日の日経平均株価の大幅反騰につながった面は
あるでしょう。
そして、昨日の米国市場では、NYダウは史上最高値をつけた2000年1月14日の終
値11722ドルに、あと2ドルと迫る11720ドルまで上昇しました。また、ナスダック
は年初来高値を更新、さらにS&P500も終値では2001年2月2日以来の高値水準にあ
ります。
その強い米国株式市場も、夏までは大きく下落する場面がありましたが、大き
な要因は住宅市場の急減速と原油相場の上昇による個人消費の低迷への懸念でし
た。
ただ、原油相場は7月の高値77.95ドル(中心限月)からは一時18ドルも下落し
ました。そして、今週は住宅統計が注目されましたが、発表された8月の中古住宅
販売件数は前月比0.5%減と、前月の4.1%減や予想の2.1%減までの落ち込みには
なりませんでした。
そして、昨日発表された8月の新築住宅販売件数は前月比で3.0%減との予想や、
7月の7.5%減からするとサプライズともいえる4.1%の増加でした。ここから見る
限り、史上最高値をうかがうNYダウも、それを裏付ける材料がそろい始めていま
す
そういう意味では、5月のケースとはかなり異なるようです。NYダウは5月10日
の高値11670ドルをピークとして、その後7月18日の安値10683ドルまで1000ドル近
い大幅下落となったことは記憶に新しいところ。したがって、今回も再び相場が
天井を形成するのではないかとの警戒感ももちろんあります。
ただ、5月10日は原油価格が72.13ドルであったのに対して、昨日は62.96ドル
(いずれも中心限月の終値)と、今回は前回の時よりも約10ドル安くなっていま
す。
また、長期金利(10年国債利回り)は、5月10日は5.125%であったのに対し昨日
は4.600%と、前回の時よりも0.5%程度低くなっています。原油や金利の水準は、
5月よりもずいぶんと低くなっており、これは株式市場にとってはプラス材料です。
もちろん、そのぶん、今回は前回の時よりも景気の減速感は強まっています。
ただ、5月10日は、同日のFOMCで2004年6月以来16回目の利上げが行われ、さらな
る利上げの可能性が示唆されました(実際6月29日に利上げが実施された)。
これに対し、現在は過去2回のFOMCでは利上げが見送られ、さらに一部では来年
は利下げがあるとの見方さえでています。
加えて、景気の後退とインフレの同時進行というスタグフレーションの懸念が
ささやかれて急落した初夏の相場から一転し、そこから大きく値を戻してきてい
るだけに、市場のセンチメントも鍛錬され強くなっています。ですので、昨日の
NYダウが5月の高値を上抜いてきたことは、自然の流れとも言えそうです。
それでも、最高値更新とならなかった原因は、実は株価の上昇そのものと言え
なくもないでしょう。というのも、原油価格が取引時間終盤に大きく反発したこ
とが、株価の上値を押さえる要因になりました。これは株価の上昇が景気の底固
さを示唆するものとして、原油の買戻しに結びついた可能性もあります。
また、FRB高官から、潜在的なインフレ・リスクをなお注視しているとの発言が
あったことも株式相場を冷やしましたが、これも株価の大幅上昇が背景にあると
見られます。
このように、米国では、株価が大きく上昇しようとすると、その反作用として
原油や金利の先高観が強まり、それが株価の史上最高値更新を押さえます。たし
かに、このジレンマを解決するのは容易ではないでしょう。
それでも、第3四半期の企業業績が好調ならば、株式そのものの価値が高まり、
高値更新に向うという経路があります。
ちなみに、来月半ばからは決算発表があります。原油相場が8月以降大きく下落
したことで原材料価格が押さえられ、一方で個人消費の落ち込みが回避されたと
の見方も強く、そのため今期も底固い企業業績になるとの思惑もすでに出始めて
います。
あるいは、市場センチメントが強気に傾いて、これが高値突破の推進力になる
こともありえるでしょう。パッションがロジックを破るということ。血気あるい
は気合ですね。
ということで、このジレンマが解決できる可能性が残されている限り、東京市
場も底固い値動きが続きそうです。
(トレーダーズ・アンド・カンパニー 廣重勝彦)
―――――――――――――――――――――――――――――――――――
“株式市場で日々戦う為には武器が必要です。「トレーダーズ・プレミアム」
はあなたの投資をサポートする心強い味方です!!”
http://www.traders.co.jp/service/goods/premium.asp
株式会社トレーダーズ・アンド・カンパニー
―――――――――――――――――――――――――――――――――――
(注)本コラムに掲載される内容は、コメント執筆時における筆者の見解・予
測であり、情報の正確性について保証するものではありません。投資等
にあたっては、ご自身のご判断と責任においてされますようお願いいた
します。
=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-
6.投資信託基準価額
=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-
詳しくは
→ http://www.monex.co.jp/FundGuide/0/syohin/tousin/syohnitirhyouji/guest
※マネックス証券の全取扱いファンドが騰落率順に表示できます。
※外国投信を売買する際の適用為替レートは、ログイン後「投資信託」トップ
画面の「適用為替レート」でご確認いただけます。
■□■━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
10 月 26 日(木)マネックス・ビーンズ・ホールディングス決算説明会
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━■□■
マネックス証券の持株会社である「マネックス・ビーンズ・ホール
ディングス」の平成19年3月期第2四半期決算発表に関し、個人投資
家向けに説明会(IRセミナー)を開催します。
松本大CEOが説明する説明会にぜひご参加ください
★ご来場いただいた方にオリジナルグッツをプレゼント
https://seminar.monex.co.jp/public/seminar/view/4
=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-
7.マネックス証券CEO 松本大のつぶやき
=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-
9月28日 <消防車>
今朝会社に来たら、ビルの下に夥しい数の消防車が停まっていました。ビル
の下にはJR京葉線の東京駅があるのですが、どうもそこでボヤがあり、この
騒ぎになったようです。ビルの横にテーブルを設置し、ヘルメットを被った消
防隊員がテキパキと指示を出している様子は、中々格好いいものでした。
消防車は色々な種類が来ており、通常の消防車以外に、化学消防車、梯子車、
レスキュー車などがありました。よく見るとそれぞれの車体のドアに、幅広の
盾のような形をしたエンブレムが描かれていました。デザインがそれぞれ違い、
例えばレスキュー車はセントバーナードのような犬の横顔がデザインされ、
「Tokyo Rescue」と書かれていました。通常の消防車も、所属す
る隊でエンブレムが違うようで、「A1−Team」と書かれたものもありま
した。
色遣いやデザインなどが日本離れしていて、文字も英語のみで書かれており、
ちょっと外国映画の一コマのようでした。誰が決めているのだろう?誰がデザ
インしているのだろう?何種類あるのだろう?予算とかあるのかしら?などと、
またいつものクセで「?」が大量に生まれましたが、旗を背負って戦う男、の
ような感じで、中々魅力的でした。今日はひょんなことから、子供心に戻って、
消防車に感動した朝でした。
■□■━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
新機能追加でますます便利な『貸株サービス』
貸株金利は10月も引き続き年率0.5%
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━■□■
お預かりしている株式をマネックスに貸出すことで、株券の応分の
賃借料(貸株金利)が付く、マネックス独自の貸株サービス。
自動的に株主優待権利を取得するサービスもご使用いただくことが
できるようになり、さらに便利になりました。
2006年10月の貸株金利は、9月に引き続き年率0.5%に設定します。
http://www.monex.co.jp/AboutUs/00000000/guest/G800/new/news609f.htm
−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
創刊号からのマネックスメールバックナンバー(マネログ)はこちらから
→ http://www2.monex.co.jp/monex_blog/index.html
マネックスメール全文を過去にさかのぼって読むことはもちろん、“つぶやき”
の部分だけをさかのぼることや、キーワードで過去のある部分を検索すること
も可能です。ぜひ一度お試しください。
−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
ご意見や、皆様の身近な投資情報は、こちらまでお寄せ下さい。
マネックス証券へ mailto:feedback@monex.co.jp
===================================
<マネックスメールを解除したい時は>
マネックスメールの受信解除、メールアドレスの変更等はこちらへ
▽ https://stgi.monex.co.jp/php/mon_reg_form.php
アドレスの変更の場合、お手数ですが、旧アドレスの解除、新規アドレスの
登録という方法でお願いします。
▽口座に登録しているメールアドレスを変更しても、マネックスメールの配
信先アドレスは変更されません。上記のページより変更のお手続をお願いし
ます。
−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
●配送できないメールアドレス等の解除について
マネックスメールでは、ご登録いただいたメールアドレスに間違いがありメー
ルを配送できない場合や、何らかの理由で一定期間登録メールアドレスへメー
ルが配送されない場合、その他弊社がやむを得ないと判断した場合には、登録
メールアドレスを解除させていただくことがございます。予めご了承下さい。
マネックスメールへのご登録にあたりましては、正しいメールアドレスが入力
されていることをご確認下さい。
◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇
マネックスメールはマネックス証券株式会社(以下「当社」)が発行するメー
ルマガジンです。マネックスメールの著作権は当社に属し当社の許可なく複製・
再配信等を行うことはできません。当社は有価証券の価格の上昇又は下落に
ついて断定的判断を提供することはなく、マネックスメールをもって有価証券
の売買を勧誘するものでもありません。投資等のご判断は、ご自身の自己責任
においてされますようお願い致します。当社は、お客様のマネックスメール情
報サービスのご利用により生じた損害につきましては、その責を負いません。
またマネックスメールに他社から提供されているコンテンツに関しては、それ
ぞれの会社が作成したものであり、その内容の正確性・有用性等について当社
は一切責任を負いません。
マネックス証券株式会社 http://www.monex.co.jp/
◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇
マネックスからのご留意事項
「マネックスメール」では、マネックス証券でお取扱している商品・サービス等について言及している部分があります。
マネックス証券でお取引いただく際は、所定の手数料や諸経費等をご負担いただく場合があります。お取引いただく各商品等には価格の変動等による損失が生じるおそれがあります。また、信用取引、先物・オプション取引、外国為替証拠金取引をご利用いただく場合は、所定の保証金・証拠金をあらかじめいただく場合がございます。これらの取引には差し入れた保証金・証拠金(当初元本)を上回る損失が生じるおそれがあります。
商品ごとに手数料等及びリスクは異なりますので、詳しくは「契約締結前交付書面」、「上場有価証券等書面」、「目論見書」、「目論見書補完書面」又は当社ウェブサイトの「リスク・手数料などの重要事項に関する説明」をよくお読みください。