マネックスメール 2006年9月29日(金)

1999年から発行しているマネックス証券の人気メルマガ「マネックスメール」を、ウェブ上で再読できます。

マネックスメール 2006年9月29日(金)

◆◆◆◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◆◆◆
 楽しい!学べる!得をする!
 マネックスメール<第1760号 2006年9月29日(金)夕方発行>
  http://www.monex.co.jp/
   <口座開設はこちら(無料)>
  http://www.monex.co.jp/AccountRegistration/0/guest/G300/acc/index.htm◆◆◆◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇マネックス証券株式会社◇◇◇◇◇◆◆◆

■□■━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
        ★  事前申込不要&もちろん無料 ★
    来週10月2日(月)21:00より、オンラインセミナーを開催!

 非上場株式ファンド組入投信『プレミアム・ハイブリッド2006』説明会━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━■□■

  投資機会の限定された、世界有数のプライベート・エクイティ(非上場  株式)ファンドを組入れる『プレミアム・ハイブリッド 2006(愛称)』  の説明会をオンラインで開催。
  自宅にいながら、最先端の投資商品を学べます。長期的な絶対リターン  を目指す当投資信託の商品性をたっぷりご説明します。

  10月2日(月)21:00〜22:30
 (※事前申込不要 セミナー当日20:40より先着500名様が入出可能です) 
  詳細・視聴はこちら>>
  http://www2.monex.co.jp/lounge/benkyo/online_pe.html

  ※投資信託をお申込みの際は、目論見書の内容を必ずご確認ください。
≪本日の目次≫
 1.相場概況
 2.資産設計への道 〜その237 定食とアラカルト 内藤 忍 
 3.チャートの世界 −第64回−
 4.だから投資は面白い!
 5.投資信託基準価額
 6.マネックス証券CEO 松本大のつぶやき

−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
      【 〜ブックビルディングのお知らせ〜 】
★当社取り扱いの新規公開銘柄や既公開株式の売出・公募のお知らせです★−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−

■ 公募・売出株式のご案内 ■

●ジョイント・リート投資法人(8973・東証) 募集・売出のご案内
・仮条件(ディスカウント率) 2.0%〜4.0% (申込投資口単位1口)・ブックビルディング期間 10/2(月)0:00〜募集価格等決定日まで
・募集価格等決定日 10/10(火)〜10/12(木)のいずれかの日
※最短の場合、10/10(火)にブックビルは締切となりますのでお早めに参加 下さい
※購入を検討される際は、目論見書の内容をご確認下さい。
----------------------------------------------------------------------

■ 新規公開株式のご案内 ■

ノバレーゼ(2128)、ゼットン(3057)
出光興産(5019)、ジェーピーエヌ債権回収(8774)
メディアファイブ(3824)

詳しくはウェブサイトをご覧ください。
http://www.monex.co.jp/StockOrderConfirmation/0/kbodr/kb_bosy_meigara/ichiran/guest
−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−

=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-
1.相場概況
=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-

米国株高を受け、週末、月末、中間期末の波乱もなく堅調

日経平均            16,127.58 (△102.73)
日経225先物         16,100 (△ 50 )
TOPIX            1,610.73 (△ 8.16)
単純平均             459.91 (△ 2.28)
東証二部指数           4,202.28 (△ 17.09)
日経ジャスダック平均       2,197.15 (△ 11.40)
東証マザーズ指数         1,214.90 (▼ 7.10)
東証一部
値上がり銘柄数          919銘柄
値下がり銘柄数          633銘柄
変わらず             132銘柄
比較できず            5銘柄
騰落レシオ           86.32%  △5.57%
売買高            13億5477万株(概算)
売買代金        1兆9379億2900万円(概算)
時価総額          510兆9307億円(概算)
為替(15時)          117.87円/米ドル

◆市況概況◆

 米国市場でダウ平均が一時史上最高値(終値ベース)を越えて堅調となった
こともあって買い先行となりました。寄り付きの売りが一巡した後も月末、中
間期末のお化粧買いを期待したわけでもないのでしょうが堅調な展開となりま
した。日経平均が節目と見られた16,000円を抜けたことも目先的な底値が確認
できたとして買い要因にもなっており、外国人売買動向(外資系13社ベース、
市場筋推計)は売り越しと伝えられたのですが出遅れ感や割安感のある銘柄を
中心に堅調となりました。

 後場に入ると上値の重さに嫌気した向きの見切売りや先物への仕掛け的な売
りもあったのですが、日経平均が16,000円を意識したところでしっかりとした
こともあって、目先的な利食い売りや見切り売りをこなし堅調となりました。
引けを意識した時間帯になると今度は「お化粧買い」などを期待する向きもあ
って下値を売り叩き難く、値持ちの良さを好感した新たに買いを入れる向きも
あり戻り歩調となりました。最後は期待通り(?)買い優勢となり、前場の高
値を一気に抜けて高値引けとなりました。

 小型銘柄も出遅れ銘柄を物色する展開の中で底入れ感も出て堅調なものが目
立ちました。主力銘柄がもたつく場面でも値持ちは良く、売り一巡感が出て来
ているようです。先物にもいろいろな思惑が入り乱れる中でまとまった売り買
いは散発的にあったのですが、相場の方向を大きく動かすような展開にはなり
ませんでした。中間期末ということでヘッジ売りやヘッジ買いなどポジション
を大きく膨らませるような動きは見られず、目先的な動きが中心となっていた
ようです。

 週明けからは10月相場入りとなり、ディーラーの活発な動きも出てくるもの
と思います。米国市場がそろそろ一服となって来るのかもしれず、外国人の買
いも期待し難いところですが、目先筋を中心に盛り上がってくれば、ヘッジの
買戻しや踏み上げを期待するような買いで意外高となる場面もあるかもしれま
せん。

(投資情報室 清水洋介)

−<今日の言葉>−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
・お化粧買い(おけしょうがい)
 機関投資家などが、月末などの節目に保有株の評価(株価)を高く見せたい
 などの理由から、株を買うことをいいます。
−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−

■□■━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
        ☆★ 今日のお勧め投資情報メール ★☆
          −マーケットメール−夕刊− 編−
         マネックス証券発行 完全無料メール
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━■□■

  マーケットメール−夕刊− (完全無料)
  サンプル画面はこちら >> http://www.monex.co.jp/AboutUs/00000000/guest/G800/pre/2980sample.htm
  情報提供社:マネックス証券

  当日の相場概況、ランキング、テクニカル分析、明日の相場雑感など
  を分かりやすく解説しています。HTMLメールでの配信なので、
  チャートも見れて、分かりやすい!

  日々のマーケットの動きは、夕刊でチェック!

  お申込や詳細はログイン後、「投資情報」の「プレミアムメール」から
  「お試し申込」で1ヶ月は無料での購読が可能です。(1回限り)
  >> https://www.monex.co.jp/Login/00000000/login/ipan_web/hyoji?pagem=1&url1=ServiceInformation&url2=/member/M1502/srv/premium_mail.htm?serviceCd=2980
  ※お申込には口座開設が必要です。
  >> http://www.monex.co.jp/AccountRegistration/00000000/guest/G300/acc/index.htm

◆個別銘柄◆ 

 昨日まで軟調となっていた海運株が高くなるなど割安銘柄を見直す動き

パーク24 (4666) 3,880円 △120 円 :100株単位
 6月の改正道路交通法の施行で、駐車違反取り締まりが強化され、駐車需要
が増えたことにより、連結純利益の上方修正が伝えられ、大幅高となりました。

吉野家 (9861) 195,000円 ▼5,000 円 :1株単位
 前場は小動きでしたが後場になって16時から8月中間決算の下方修正の発表
をすると報じられ、売りが膨らみ大幅安となりました。

日本ERI (2419) 277,000円 ▼1,000 円 :1株単位
 3月期の連結経常損益は、従前の黒字予想がトントンと新聞で報じられまし
たが、大きな反応はなく小動きとなりました。

ソニー (6758) 4,780円 ▼40 円 :100株単位
 ノート型パソコンの電池パックを全世界で自主交換すると発表したことによ
り、企業イメージの低下や業績への影響が懸念され軟調となりました。

日電産 (6594) 8,910円 △230 円 :100株単位
 割安好業績銘柄を物色する中で、外資系証券の投資判断が買いとなっている
ことなどを蒸し返し、買いが優勢となり、大幅高となりました。

フルヤ金属 (7826) 14,890円 △2,000 円 :100株単位
 上場時に公開価格と同値段で寄り付いたことで、いろいろな思惑と割安感、
売り圧力の乏しさなどを好感して買いが集まり、前場にストップ高をつけ、上
場3日目もストップ高となりました。

◆ランキング◆

詳細は
→ http://www2.monex.co.jp/j/monex_asa_mail/rank.htm

※株式分割銘柄に関してはマネックス証券のウェブサイトにログイン後、
「投資情報」→「株式周辺情報」→「資本異動銘柄」をご覧ください。

 本コラムに掲載される内容は、コメント執筆時における筆者の見解・予測で
あり、情報の正確性について保証するものではありません。また、内容は予告
なく変更されることがあります。なお、本コラムは情報提供のみを目的として
作成されたもので、有価証券の売買、為替取引の勧誘を目的としたものではあ
りません。

=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-
2.資産設計への道 
  〜〜その237 定食とアラカルト 内藤 忍
=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-
=============<資産設計情報>==============
「マネックスお金のゼミナール」
http://www.monex.co.jp/AboutUs/00000000/guest/G800/m_seminar/20060924.htm
毎週日曜日の朝日新聞朝刊で1年間の連載予定です。お金に関わる様々なテーマを
軽快にさばいていきます。ご期待ください。

−−−−−−−−−−<資産設計への道〜その237>−−−−−−−−−−−−

 定食とアラカルト

 今週から秋の早稲田大学オープンカレッジの講座がはじまりました。先着60名
の定員で年2回開催していますが今回で15回目。数年前に始めた頃は定員に満たな
かった講座も最近は熱心な個人投資家の方で毎回満席です。

 そんな講義の終了後、質問を受けました。「バランス型のファンドを購入する
のと10万円で自分で分散投資するのとどちらが良いのでしょうか」というもの
です。

●バランス型ファンドは定食セット
 バランス型ファンドとは1つの投資信託の中に株、債券、外貨といった様々な資
産が分散して組み入れられているファンドです。このようなファンドを購入すれ
ば誰でも簡単に分散投資を始められます。リスクが分散されているので、最近人
気が出てきている商品です。

 自分で分散投資をしないでバランス型のファンドを活用する場合、どのファン
ドを選んだら良いかに悩みます。希望通りの資産配分になっている商品が存在し
ないのです。バランス型ファンドとはレストランの定食のようなものですから自
分の好みにピッタリなものはなかなか見つかりにくいのです。

 マネックス証券ではアセットナビゲーション株式60というバランスファンドを
販売しています。比較的バランスの取れた配分のファンドなのでこれを例に考え
てみます。このファンドの全体の資産配分は下記のようになっており、それぞれ
の資産はすべてインデックスファンドで運用しています。

日本株 45%
日本債券 25%
外国株 15%(うち半分は為替ヘッジ)
外国債券 10%(うち半分は為替ヘッジ)
流動性資産 5%

 理想の配分比率と異なるのは、日本株式の比率が少し高いことです。また外国
株式、外国債券に関してはそれぞれの50%は為替ヘッジをしています。つまり合
わせて25%の外貨資産を保有しているのですが、そのうちの12.5%は為替リスク
を取らないようにヘッジしてしまっているのです。とすると資産全体の為替リス
クは12.5%だけになってしまい、これは逆に低すぎではないかと思います。

 コストに関しては購入時に販売手数料が1.05%かかります。また年間保有して
いるとかかる信託報酬は年間0.685%です。販売手数料はかからないノーロードが
望ましいですが、信託報酬は良心的な低いレベルに抑えられています。

 このようにいくつかの問題はあるものの1万円で完全にお任せで分散投資をして
くれるのであれば少ない金額で投資をする場合、それなりの存在価値はあるとい
うことができるでしょう。

●自分でやる分散投資はアラカルトの注文
 では自分でアセットアロケーションする場合を考えてみましょう。「資産設計
塾」で提唱している分散投資例である「標準的なアセットアロケーション」を実
践するとどうなるでしょうか?この方法は最低投資金額1万円の商品を組み合わせ
るわけですから最低10万円からの投資ということになります。組み入れ商品例と
( )内は年間のコストです。

日本株 30% 日経225ノーロードオープン (0.80%)
日本債券 10% 個人向け国債 (債券なので信託報酬なし)
外国株 20% トヨタアセット (1.33%)
外国債券 20% 米ドルMMF (0.65%が上限)
流動性資産 20% MRF(直近で0.1093%)

 組み入れる商品を見てみるとバランスファンドとは異なり販売手数料のかかる
ものはありません。つまりはじめる時の手数料はかからないのです。ただし米ド
ルMMFに関しては、買付時に為替手数料が1ドルあたり25銭かかります。

 年間にかかるコストを厳密に計算するのは難しいですが、加重平均してみると
バランスファンドの信託報酬とそれほど大きく変わらないと言えるでしょう。た
だし組み入れている商品が異なりますから同じ運用成果が得られるとは限りませ
ん。また為替のヘッジをかけていないので為替リスクは全体の40%となります。

 自分で分散を考える運用はレストランで言えば単品のアラカルト注文と同じで
す。自分の好みを選べますが、ちょっと面倒という人もいるかもしれません。

●こんなファンドが欲しい
 少し面倒であっても自分で組み合わせるのか?それとも組み合わせの比率は決
まっていて、販売手数料もかかってしまうが1万円から購入できるバランス型ファ
ンドを選ぶのか?

 せっかく自分で勉強している個人投資家の方には前者をお奨めしたいと思いま
す。でもバランス型ファンドもいくつかの欠点はあるものの商品選択をしっかり
行えば選択肢として検討できるのではないでしょうか。その時に考えるべきこと
はファンドのコストと配分比率によってどんなリスクがあるか、です。

 「標準的なアセットアロケーション」で運用してくれる信託報酬の低いファン
ドがあれば良いな、と思うのですがこれは虫の良い考えかもしれません。

 そう言えばアセットナビゲーション株式60というファンド、毎月の積立ができ
ません。これはマネックス証券に対応して欲しいですね。いずれにしても理想の
バランスファンドはなかなか見つからないものです。

今回の話のまとめ---------
●バランス型ファンドは定食セット。簡単だが好み通りにはならない
●自分でやる分散投資はアラカルト。面倒だが自分の好みにアレンジできる
●定食も良いが、せっかく勉強しているのならアラカルトに挑戦しよう

ではまた来週・・・。

内藤 忍
株式会社マネックス・ユニバーシティ代表取締役社長
http://mail.monex.jp/?4_28401_134617_15

資産設計について聞いてみたいことがある方はメール件名「内藤」宛で
feedback@monex.co.jp まで(コラムで紹介させていただく場合があります)

(本コラムは筆者の個人的意見をまとめたものであり、筆者の所属する組織の意
見ではありません。)

※投資信託のお申込みの際は、最新の目論見書の内容を必ずご確認の上、
ご自身の責任と判断にてお願いいたします。

=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-
3.チャートの世界 −第64回−
=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-

−実践編:「システム売買(1)」−

 先週まで見てきたような売買、つまりボリンジャーバンドである一定の条件
で必ず売買をするような取引手法を「システム売買」と呼ぶことがあります。
システマティックに損していようが儲かっていようが、将来上がると思おうが
下がると思おうが、「買いシグナル」では必ず買い、「売りシグナル」では必
ず売る、ということを繰り返すのです。

 この「システム売買」が必ずうまく行くと言うのであれば自動的に売買する
だけで資産がどんどん増えるということになります。ボリンジャーバンドで見
たときには「+2σ」と言う水準で売り(実際には割高銘柄を売り、割安銘柄
を買ったのですが)、「−2σ」と言う水準で買う、ということを繰り返した
わけです。先週までの売り買いの状況を見てみると「案外うまく行きそうだ」
ということが分かったのではないかと思います。

 今週からはこの「システム売買」の手法の一番「良い方法」を探す方法を考
えて見ましょう。ただ、単純に過去何ヶ月かの結果を追って、うまくいったか
らと言ってこれから先もうまく行くとは限らないのではないかという疑問がわ
いて来ます。そのあたりをうまく説明できるようにいろいろと検証して見たい
と思います。

 まず最初に短期移動平均線と長期移動平均線の「ゴールデンクロスは買いシ
グナル」、「デッドクロスは売りシグナル」ということを言いますが、果たし
て是が本当なのかどうかを検証してみたいと思います。また、しっかり儲ける
ことが出来たとしても「たまたま」一度だけお大もうけしたことで期間収益が
上がったのかもしれず、それが果たして「いいシステム売買」と言えるのかど
うかという問題もあります。

 そうしたことも含めて、ここで検証しなければならないことはいくつかある
のではないかと思います。例えば通常使われている、5日の移動平均線と25日
の移動平均線の「ゴールデンクロスで買い、デッドクロスで売り」が果たして、
システマティックに売買して儲かるものなのかどうかということ、また、それ
がうまく行くのであれば他に最適な移動平均を計算する日数の組み合わせがあ
るかどうか、あるいはどんな相場(上げ相場であろうが下げ相場であろうが、
また動きのほとんどないボックス相場であろうが)でも通用するものなのかど
うか、とそれぞれについて検証してみなければならないでしょう。

 来週以降、具体的な計算などを見て行きたいと思います。

 (マネックス証券 投資情報室長 清水洋介)

 「チャートの世界」のバックナンバーは以下でご覧頂けます。
http://www2.monex.co.jp/forum/archives/b_shimizu/index.html

 また、ご意見・ご質問はメール件名「清水」宛で
 mailto:feedback@monex.co.jp
 までお送りいただければ清水から回答いたします。

=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-
4.だから投資は面白い!
=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-

 −第29回 銘柄を見ていく。<ビックカメラ(3048)>−

 今週は、今年の大型IPO(新規上場銘柄)として上場前から注目された、
ビックカメラ(3048)を取り上げます。

 ■投資をしたい銘柄について理解する
  ・何をしている会社なのか
    大手家電量販店です。会社設立は1980(昭和55)年で、業歴は相応
   にあるものの、2000(平成12)年までは本店所在地である池袋以外で
   は新宿、渋谷、横浜と新規出店数は決して多くはなく、CMの効果も
   あって、“池袋の家電量販店”というイメージを強く持っていた方も
   多かったのではないでしょうか。
    しかし、旧・有楽町そごうの店舗に出店した2001年以降あたりから、
   急速に店舗網が拡大していきました。乗降客の多いターミナル駅近辺
   に出店する方針に変化はないのですが、有楽町店、大宮西口そごう店
   など、より店舗も大型化してきたように感じます。

  ・最近の業績と業績が伸びた理由
    2005年8月期の連結業績は前期比増収増益。個人消費が一時のどん
   底期を脱しつつあることや、新規出店が売上に寄与していると見られ
   ます。

  ・今後の方針、将来の見通しはどうか
    今年は8月に藤沢店(神奈川県藤沢市)、9月に川崎店(神奈川県
   川崎市)と、神奈川県内のターミナル駅への出店を加速。来年は夏頃
   に京都への出店を予定しています。神奈川県の両店舗とも駅前に広大
   なスペースを有しており、川崎店においては駅前ショッピングモール
   のキーテナント的な位置付けと見られます。これらの新規出店が業績
   に寄与してくると推察されます。
    ただ、他の大手家電量販店もターミナル駅への出店を加速させてい
   ます。“郊外型店舗の雄”ヤマダ電機(9831)も渋谷駅前への出店を
   決めたほか、秋葉原や横浜など、同じようにターミナル駅近辺に大型
   店舗を構えているヨドバシカメラも集客力を有する「ライバル」です。
   中堅グループで業界再編の動きも見られ、群雄割拠の戦国時代に突入
   した感じです。
    TBS(9401)と通販や商品開発などの分野で業務提携することを
   発表しましたが、まずは、大型店舗を相次いで新規に出店した結果が
   出てくるかどうかに注目したいと思います。
      
  ・財務内容はどうか など。
    2005年8月期(連結)
     売上高経常利益率   3.4%  (2004年8月期 2.7%)
     有利子負債    78,409百万円(2004年8月期 81,647百万円)
     株主資本比率     8.1%  (2004年8月期 6.2%)
    いずれの数値も2004年8月期を上回っていますが、収益・財務基盤
   の更なる強化を期待したいところです。

 ■投資をしたい銘柄を取り巻く環境について理解する
  ・市場参加者の投資心理
    東証マザーズ銘柄、ジャスダック銘柄など小型銘柄の値動きはここ
   のところ鈍くなっています。個人投資家を中心とする一時の新興市場
   銘柄ブームは一服となっている感じです。   

 ■投資をしたい銘柄を身近に感じられるスペースで、何が起きているか
    藤沢店はJR東海道線・藤沢駅から徒歩2〜3分圏内にあります。
   丸井(8252)が入っていたビルで、駅からのアクセスは良好です。
    通勤客を囲い込めるかどうかがカギとなるのでしょうが、藤沢駅を
   利用する方々が居住するエリアには、自宅から車ですぐに行けるよう
   なところに郊外型の家電量販店があります。
    会社帰りか、週末か−。動向をチェックしていきたいと思います。

(マネックス証券 投資情報室)

-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-
5.投資信託基準価額
=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-
詳しくは
→ http://www.monex.co.jp/FundGuide/0/syohin/tousin/syohnitirhyouji/guest

※マネックス証券の全取扱いファンドが騰落率順に表示できます。
※外国投信を売買する際の適用為替レートは、ログイン後「投資信託」トップ
画面の「適用為替レート」でご確認いただけます。

■□■━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
 10 月 26 日(木)マネックス・ビーンズ・ホールディングス決算説明会
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━■□■

  マネックス証券の持株会社である「マネックス・ビーンズ・ホール
  ディングス」の平成19年3月期第2四半期決算発表に関し、個人投資
  家向けに説明会(IRセミナー)を開催します。
  
  松本大CEOが説明する説明会にぜひご参加ください

  ★ご来場いただいた方にオリジナルグッツをプレゼント
  https://seminar.monex.co.jp/public/seminar/view/4

=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-
6.マネックス証券CEO 松本大のつぶやき
=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-

 9月29日    <宝くじ>

 銀座のマネックスラウンジでお客様とお話しした帰り、数寄屋橋の交差点を
渡るといつもの様に宝くじ売り場に行列が出来ていました。日本人ほど宝くじ
を買うのが好きな人達は、世界にも例がないのではないかと思います。しかも
広く一般に、老若男女・所得の大小などにあまり関係なく買われていることに
特徴がある気がします。例えばアメリカでは、宝くじを買うのは低所得労働者
層に偏っている気がしますし、どちらかと云うとコソコソ買っているイメージ
で、数寄屋橋のようなNY5番街・57丁目の交差点近くで列をなすなど考え
られません。

 しかし私は思うのですが、日本に於ける宝くじを買うと云う行為は、どこか
で社会に対する寄附というイメージが潜在的にあるのではないでしょうか。そ
の潜在的な認識が、宝くじをこれだけポピュラーにしているのではないでしょ
うか。宝くじの還元率は約50%です。100円買えば、経費を引いて40円
が公共インフラの建設などに使われています。昔は何でこんなに還元率が悪い
ものを買うのだろう?と思ったのですが、最近はこれは社会的行動であると思
うようになりました。少なくとも外国人から聞かれたら、そう答えることにし
ました。本当のところはどうなんでしょうね。

 
■□■━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
        10 月 1 日(日) いよいよ開講です!
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━■□■

 マネックス証券は、2006年10月1日(日)から約1年間にわたり、新聞紙上
 で 「マネックスお金のゼミナール(学校では教えてくれないお金の勉強)」
 を週一回連載、同ゼミナールの内容を、マネックス・ユニバーシティが作
 成します。

 ぜひ、日曜日の朝日新聞をご覧ください。
 http://www.monex.co.jp/AboutUs/0/guest/G800/m_seminar/index.htm

―――――――――――――――――――――――――――――――――――
テレビ東京で平日の朝8時45分から放送されている「株式ワイド オープニ
ングベル」に、投資情報室長 清水洋介 が毎週月曜日出演しています。
是非、ご覧ください。
http://www.tv-tokyo.co.jp/biz/
―――――――――――――――――――――――――――――――――――
創刊号からのマネックスメールバックナンバー(マネログ)はこちらから
→ http://www2.monex.co.jp/monex_blog/index.html

マネックスメール全文を過去にさかのぼって読むことはもちろん、“つぶやき”
の部分だけをさかのぼることや、キーワードで過去のある部分を検索すること
も可能です。ぜひ一度お試しください。
−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
ご意見や、皆様の身近な投資情報は、こちらまでお寄せ下さい。
マネックス証券へ  mailto:feedback@monex.co.jp

===================================
<マネックスメールを解除したい時は>
 マネックスメールの受信解除、メールアドレスの変更等はこちらへ
 ▽ https://stgi.monex.co.jp/php/mon_reg_form.php
 アドレスの変更の場合、お手数ですが、旧アドレスの解除、新規アドレスの
 登録という方法でお願いします。
▽口座に登録しているメールアドレスを変更しても、マネックスメールの配
信先アドレスは変更されません。上記のページより変更のお手続をお願いし
ます。
−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
●配送できないメールアドレス等の解除について
マネックスメールでは、ご登録いただいたメールアドレスに間違いがありメー
ルを配送できない場合や、何らかの理由で一定期間登録メールアドレスへメー
ルが配送されない場合、その他弊社がやむを得ないと判断した場合には、登録
メールアドレスを解除させていただくことがございます。予めご了承下さい。
マネックスメールへのご登録にあたりましては、正しいメールアドレスが入力
されていることをご確認下さい。

◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇
マネックスメールはマネックス証券株式会社(以下「当社」)が発行するメー
ルマガジンです。マネックスメールの著作権は当社に属し当社の許可なく複製・
再配信等を行うことはできません。当社は有価証券の価格の上昇又は下落に
ついて断定的判断を提供することはなく、マネックスメールをもって有価証券
の売買を勧誘するものでもありません。投資等のご判断は、ご自身の自己責任
においてされますようお願い致します。当社は、お客様のマネックスメール情
報サービスのご利用により生じた損害につきましては、その責を負いません。
またマネックスメールに他社から提供されているコンテンツに関しては、それ
ぞれの会社が作成したものであり、その内容の正確性・有用性等について当社
は一切責任を負いません。
マネックス証券株式会社  http://www.monex.co.jp/ 
◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇

マネックスからのご留意事項

「マネックスメール」では、マネックス証券でお取扱している商品・サービス等について言及している部分があります。
マネックス証券でお取引いただく際は、所定の手数料や諸経費等をご負担いただく場合があります。お取引いただく各商品等には価格の変動等による損失が生じるおそれがあります。また、信用取引、先物・オプション取引、外国為替証拠金取引をご利用いただく場合は、所定の保証金・証拠金をあらかじめいただく場合がございます。これらの取引には差し入れた保証金・証拠金(当初元本)を上回る損失が生じるおそれがあります。

商品ごとに手数料等及びリスクは異なりますので、詳しくは「契約締結前交付書面」、「上場有価証券等書面」、「目論見書」、「目論見書補完書面」又は当社ウェブサイトの「リスク・手数料などの重要事項に関する説明」をよくお読みください。

マネックスメール登録・解除

5000号以降のマネックスメール

コラム一覧