1999年から発行しているマネックス証券の人気メルマガ「マネックスメール」を、ウェブ上で再読できます。
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マネックスメール<第1922号 2007年6月1日(金)夕方発行>
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■アジア(ベトナム、タイ等)、トルコに投資!投資信託6本新登場■
マネックスの投資信託に、新顔ファンドが一挙6本登場しました。
分散投資の対象として、是非ご検討下さい。
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※投資信託のお申し込みの際は、各投資信託の「目論見書」をよくお読み下さ い。
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目次
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1 相場概況
2 新規公開株(IPO)・売出し(PO)のお知らせ
3 だから投資は面白い!
4 資産設計への道
その269 AコースとBコース、どちらを選ぶべきか? 内藤忍
5 チャートの世界
6 マネックス証券CEO 松本大のつぶやき
7 マネックス証券からのお知らせ
8 勉強会・セミナー情報
9 思春期証券マンのマネックス日記
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☆マネックス厳選の投資信託、『セレクトファンド』一部改定☆
→ http://www.monex.co.jp/AboutUs/00000000/guest/G800/new2007/news7061.htm
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1 相場概況
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週末にも関わらず出遅れ銘柄や好業績銘柄の物色で堅調
日経平均 17,958.88 (△83.13)
日経225先物 17,950 (△90 )
TOPIX 1,767.88 (△12.20)
単純平均 463.64 (△ 2.97)
東証二部指数 4,057.63 (△21.11)
日経ジャスダック平均 2,059.67 (△ 3.26)
東証マザーズ指数 885.68 (△12.16)
東証一部
値上がり銘柄数 1,021銘柄
値下がり銘柄数 572銘柄
変わらず 134銘柄
比較できず 2銘柄
騰落レシオ 99.22% ▼ 0.08%
売買高 24億9392万株(概算)
売買代金 3兆3106億2300万円(概算)
時価総額 564兆9639億円(概算)
為替(15時) 121.94円/米ドル
◆市況概況◆
米国市場は底堅いながらもまちまちの展開となったのですが、シカゴ市場(CME)の日経平均先物が高かったことや外国人売買動向(市場筋推計、外資系13社ベース)がわずかですが買い越しと伝えられたことから買い先行となりました。日経平均もTOPIXも昨日、節目を抜けたことや月替わりと言うことも週末にもかかわらず買いが優勢になる要因となっていたのでしょう。寄り付きの買いが一巡した後は戻り売りや目先筋の利食い売りに押される場面もありましたが、日経平均は18,000円を超える場面もあり、堅調な地合いが続きました。
後場に入っても堅調な動きは続きました。昼の市場外取引は金額は大きかったのですが、売り買いの偏りはないと伝えられ、市場への影響はほとんどありませんでした。18,000円を超えるようなところでは週末の手仕舞い売りや戻り売り、目先筋の利食い売りが相変わらず多いのですが、出遅れ感のある好業績銘柄を拾う動きは続き、堅調な推移となりました。引け際には買戻しを急ぐ動きもあって、結局本日も高値圏での引けとなりました。
小型銘柄も堅調な動きが続いています。主力銘柄が堅調な中で本日も相対的にもたついた展開ですが、底入れ感も強まり戻りを試す展開となっています。好業績銘柄や売られ過ぎた銘柄を見直す動きとなっています。先物にはまとまった売り買いは散見されるものの、指数を大きく動かすような仕掛け的な動きはほとんどありませんでした。後場に入ってヘッジ売りもあったようですが、影響は限定的でした。
日経平均やTOPIXが節目を抜けたことで強含みとなっています。いったんはこの水準での底値固めのような動きになって、出遅れ銘柄や好業績銘柄を物色する動きが続くのではないでしょうか。日経平均で18,000円を抜けて来たことでだいぶ雰囲気も変わったのではないでしょうか。
(マネックス証券 投資情報部長 清水洋介)
◆個別銘柄◆
商社株、海運株、鉄鋼株など好業績が期待される銘柄が高い
大成建 (1801) 417円 △16 円
建設セクター全体の見直しの中で、外資系証券が投資判断を引き上げ、大幅高となりました。
三菱商 (8058) 3,080円 △115 円 :100株単位
原料炭の値上がりが予想され、業績の上方修正要因となるため、外資系証券が投資判断を引き上げ、連日で上場来高値を更新しました。
トランスコスモ (9715) 2,215円 △145 円 :100株単位
人件費が約3分の1と低い中国人技術者を拡充し、コスト削減や開発期間を圧縮するとのことから、国内証券が投資判断を引き上げ、大幅高となりました。
ヤマダ電 (9831) 11,220円 ▼240 円 :10株単位
目標株価を変更、株価との乖離を見直したことで外資系証券が投資判断を引き下げ、軟調となりました。
東日CLG (8291) 184円 ▼14 円
子会社の不適切な会計処理を受けて、1月に過去の決算短信を修正したが、その内容に誤りが発覚し、2007年3月期の決算発表を延期したことから、嫌気した売りが入り大幅安となりました。
ダイキン (6367) 4,320円 ▼130 円 :100株単位
マレーシアの空調大手の買収で借り入れた資金の返済に充てる為、公募増資で最大約1200億円を調達すると発表したことから、希薄化を懸念した売りが入り軟調となりました。
◆ランキング◆
詳細は
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☆市況概況が動画で見られます!!☆
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2 新規公開株(IPO)・売出し(PO)のお知らせ
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◆新規公開株式(IPO)◆
アイル (3854)、UBIC (2158)、インフォテリア (3853)
◆公募・売出株式(PO)◆
石油資源開発(1662・東証)
・ブックビルディング期間 6/5(火)0:00〜売出価格等決定日まで
・売出価格決定日 6/8(金)〜6/13(水)のいずれかの日
※最短の場合、6/8(金)にブックビルは締切となります。
詳しくはウェブサイトをご覧ください。
→ http://www.monex.co.jp/StockOrderConfirmation/0/kbodr/kb_bosy_meigara/ichiran/guest
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☆アジア(ベトナム、タイ等)、トルコに投資!投資信託6本新登場☆ → http://www.monex.co.jp/AboutUs/00000000/guest/G800/new2007/news705q.htm
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3 だから投資は面白い! −第61回−
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−<銘柄を見ていく・その33>−
前回は薄型テレビの急回復が確認されたソニーを取り上げましたが、今回は薄型テレビで引き続き苦戦を続け赤字決算となったパイオニア(6773)を取り上げてみたいと思います。
パイオニアの前2007年3月期の当期純利益は3期連続の赤字となりました。パイオニアは薄型テレビでプラズマディスプレイ(PDP)を手掛けています。そして前期の赤字決算はこのPDPの収益改善が遅れていることが原因となりました。パイオニアはPDPの生産設備を中心に減損損失を227億円計上しました。そのため当期純利益は50億円の黒字計画から一転して赤字となりなした。
3期連続で赤字決算となっているパイオニアは1996年3月期にも大幅な赤字決算を経験しています。これはパイオニアが得意としていたレーザーディスク(LD)方式の業務用カラオケが通信方式にシフトしシェアを大きく奪われたうえ、主力製品のオーディオ機器も価格の下落から採算が大きく悪化したためです。その後、パイオニアはカーナビ、DVD、PDPへと経営資源を投入し経営の建て直しを進め2004年3月期には当期純利益で248億円と過去最高の7割強の水準まで回復しています。しかし、2005年3月期に9年ぶりにPDPでの苦戦から再び赤字体質へと転落しています。
ソニーの薄型テレビが好調であるのに対しパイオニアの薄型テレビが苦戦しているのは次のようなことに原因があると考えられます。薄型テレビの市場は順調な拡大を示していますが、競争激化から大幅な価格下落が続いています。こうしたなかで利益を上げて生き残れる会社はパネル生産から組み立てまでを手掛ける垂直統合型の生産体制によるコストダウンが可能で、かつ強いブランド力などによる販売力で単価下落を数量増でカバーできる会社のみだとみられます。パイオニアは垂直統合型の生産体制をとるものの、販売台数が競合他社に比較して圧倒的に少ないといえます。パイオニアのPDPの販売台数は前期で65万台、今期の計画で72万台となっています。これに対しソニーの薄型テレビは1,000万台、松下電器は900万台の計画と10倍以上の開きがあります。したがってパイオニアの場合、単価の下落を数量の拡大でカバーすることが難しい構造となっていると考えられます。
PDPは装置産業であり多額の投資を必要とします。このためパイオニアの設備投資額は2001年3月期に400億円を超え2004年3月期に580億円、2005年3月期に639億円と高水準を続け、その後PDPの採算悪化から設備等の大幅な減損に迫られ損失を計上することとなりました。PDP関連の減損損失は2005年3月期が34億円、2006年3月期が319億円、前期がPDP関連中心に227億円に上ります。今期は下期に向けてPDPで新製品を投入する予定で採算の改善を見込んでいます。前期の設備の減損でPDP設備の残存価額が200億円程度まで下がっており今後のリスクが限定されるうえ、減損により今期の減価償却費が50億円程度軽減されることも収益面にプラスに働くこととなります。しかし、パイオニアの今期の業績見通しがPDPの単価下落を見込んでいないため、薄型テレビの価格動向が今期の業績を左右することとなりそうです。
(マネックス証券 投資情報部 金山 敏之)
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☆「マネックストレーダー」、正規版リリース☆
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4 資産設計への道
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−その269 AコースとBコース、どちらを選ぶべきか?−
外貨投資をする上で欠かせない商品の1つが投資信託です。投資信託の選択方法はインデックスにするかアクティブにするか、投資対象国はどこにするか・・・など選択肢が数多く提供されていますが、わかりにくいせいか最近良く質問されるのが、為替ヘッジありとなしはどちらが良いですか?というものです。
■為替ヘッジとは
為替ヘッジとは投資した外貨資産の為替のリスクを回避するために、同じ通貨を先物で売っておくことです。このような取引をすると円高になった場合、投資している資産は円での評価が下がりますが、ヘッジで売った為替は円高で差益を得ることができ、全体として資産の目減りを防止できるようになります。
外国債券、外国株式といった外貨に投資をする投資信託では、商品によっては同じ運用をするファンドでヘッジをするコースとヘッジをしないコースの2つを提供している例があります。
■実際にファンド実績で比較してみる
さて、マネックス証券で販売している投資信託の中でヘッジありとヘッジなしの2つのコースを提供しているファンドのリターンを比較してみると面白いことがわかります。ヘッジなしの方がヘッジありよりも高いリターンを実現していることが多いのです。下記はファンドの運用レポートの最新のものから数字を取り出してみたのですが、ヘッジなしコースの方がリターンが高いことがわかります。他にも同じようなファンドはありますのでご興味ある方は比較してみてください。
AコースとBコース 比較すると興味深い投資信託のリスト
http://www.monex.co.jp/FundGuide/00000000/syohin/tousin/syohnitirhyouji/gues
<グローバル・ボンド・ポート>
ヘッジあり -0.85%(1年)-1.57%(3年)7.17%(設定来)
ヘッジなし 13.67%(1年)27.89%(3年)64.58%(設定来)
<フィデリティ・ハイ・イールド・ボンド・オープン>
ヘッジあり 5.47%(1年)30.28%(設定来)
ヘッジなし 15.92%(1年)90.50%(設定来)
<フィデリティ・USリート・ファンド>
ヘッジあり 21.27%(1年)76.92%(3年)70.91%(設定来)
ヘッジなし 33.08%(1年)114.32%(3年)114.21%(設定来)
<モルガン・スタンレー世界株式オープン>
ヘッジあり 10.78%(1年)29.56%(3年)21.17%(設定来)
ヘッジなし 24.23%(1年)60.48%(3年)69.56%(設定来)
■ヘッジしない方が好成績の理由
為替ヘッジをしないコースの実績が高いのはナゼでしょうか。もちろん円安になればヘッジなしの方が高いリターンになるわけですが、為替が動かない場合でもヘッジなしの方がリターンが高くなります。なぜならヘッジをするためにはコストがかかるからです。
例えば海外と国内の金利差が4%あったとします。その時ヘッジをしようとすると年間4%のコストがかかります。つまり金利差分のコストを払わないと円高リスクに対処できないのです(コストなどは考慮せず)。
これは考えてみれば当たり前でヘッジコストが金利差よりも小さいのであれば、外貨を保有してヘッジすれば国内でより高い金利を受け取れることになってしまいます。高い金利の魅力に惹かれ外国債券に投資してもヘッジをしたら(単純に考えれば)円資産と同じリターンになってしまうのです。
またヘッジをしていると円高には対応できますが、円安になっても為替の差益は享受できません。外貨資産が円安でプラスになってもヘッジで売っている外貨に差損が出てしまうので相殺されてしまうのです。実際には取引にかかるコストもあり、リターンを下げる原因になります。
急激な円高になればヘッジありの方が高いリターンになることがありえます。しかし金利差程度の円高(金利差が4%なら4%程度の円高)であればヘッジコストをかけない分円高による損失をカバーできるのです。
■ヘッジなしはAコース?Bコース?
それにしてもややこしいのがファンドの名前の付け方です。為替のヘッジあり、なし両方のコースが提供されている場合、Aコース、Bコースとするのが通常ですが、どちらがAコースでどちらがBコースなのかがファンドによってバラバラなのです。
上記のファンド例で言えば、ほとんどのファンドがAコースがヘッジあり、Bコースがヘッジなし、になっているのですが、フィデリティのファンドはフィデリティ・ハイ・イールド・ボンド・オープンがBコースがヘッジあり、になっています。同じ運用会社の商品でもどちらがヘッジなしなのかバラバラなのですからきちんとコースを調べて間違えないようにしないといけません。
■外貨に投資するファンドはヘッジなしが基本
ヘッジの仕組みでご説明したように外貨投資はリスクを回避するためにヘッジしてしまうと理論的には円と同じリターンになります。つまり外貨投資=高い期待リターンと考えるのは間違えです。
では、ナゼ外貨投資をするのでしょうか。1つは分散投資の観点からです。日本国内の資産だけではなく海外資産を組み入れることによるリスク分散効果です。そしてもう一つは将来円安になったときに困らないようにしておくためです。輸入品で生活している日本では円安になった時輸入インフレが起こる可能性があります(既に輸入品の価格は上がりはじめています)。
何度も書いていることですが、日本の個人投資家にとって困った事態とは円高ではなく円安です。外貨資産をヘッジありで運用しても円安リスクには対応できません。機会があればヘッジありコースを選択肢として用意する理由を運用会社の商品企画担当の方にお聞きしてみたいと思っています。
今回の話のまとめ---------
●外貨に投資する投資信託にはヘッジ付きのものもある
●過去のリターンで見るとヘッジをしない方が好成績のファンドが多い
●円安リスクに対応する外貨投資ならヘッジは必要なし
ではまた来週・・・。
(本コラムは筆者の個人的意見をまとめたものであり、筆者の所属する組織の意見ではありません。)
内藤 忍
株式会社マネックス・ユニバーシティ 代表取締役社長
http://www.monexuniv.co.jp/
※投資信託を購入される際は事前に目論見書で内容をご確認ください。
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再来週末の開催が近づいてきました。札幌で土曜日3本立て
http://www.monexuniv.co.jp/event/2007/06/3_8.html
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☆見るマネックス 『マネテレ』 6月分放映中☆
→ http://www2.monex.co.jp/lounge/monextv/index.html
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5 チャートの世界
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−心理編15−「寄り付きが安くても・・・」
図表一覧
⇒ http://www2.monex.co.jp/j/chart/Sh15.htm
今週は先週までの「かぶせ線」と反対の「切り込み線」を見てみましょう。大きな陰線の後、安く寄り付き、その後切り返すパターンです。終値が陰線のどのあたりまで戻ったかで「入り首船」「差し込み線」「あて首線」などと区別して分析するケースもありますが、ここでは「十分に下落した後の大きな陰線となった次の日に、安く寄り付いたものの、寄り付きがほぼ安値となって切返したパターン」をすべて「切り込み線」として見ていきます。
この形も先週の「かぶせ線」と考え方は全く同じで、底入れとなるのです。もし、自分の持っている株が毎日毎日下がり続けた場合の心理はどうでしょう?「いいかげん下げ止まらないなかなぁ」と思う人や「もうだめなのかな」と考える人、「そろそろ底値ではないか」と思う人、などいろいろだと思います。
そうした中で大きな陰線を引くと、「あ〜っ!やっぱり駄目か!」と思い、次の日の寄り付きに「もう駄目だ!」とばかりに売ってしまうケースが多いのではないでしょうか。そうした「もう駄目だ」と言うような売りが出るところでは、それ以上の売りが出ないケースが多く、ちょっとした買いが入るとするすると戻してしまうのです。
もし本当に弱い相場であれば、寄り付きからの売りのあともだらだらと売りが出るとか、安く寄り付いたあとに前日の終値や安値近辺になると戻り売りが出て、そこから売り直されてしまうことになります。そうした売りが出ないということは「たくり足」のところで考えたように「売り物が出切った」と言うことになり、底値となって来るのです。
図1.は実際に「切り込み線」となったケースですが、それぞれの最後のところから反発して来るのかどうか、来週見てみたいと思います。
投資情報部長の清水に聞きたいこと、株のこと、投資のこと、先物やオプションについての疑問点、等々、ございましたら、メール件名「清水」宛でmailto:feedback@monex.co.jpまで。
(マネックス証券 投資情報部長 清水洋介)
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「チャートの世界」のバックナンバーは以下でご覧頂けます。
http://www2.monex.co.jp/forum/chart/2007.html
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☆自分に合った銘柄選びができる!初心者コーナー、新設しました☆
→ http://www.monex.co.jp/AboutUs/00000000/guest/G800/new2007/news705m.htm
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6 マネックス証券CEO 松本大のつぶやき
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6月1日 「天然資源」
Natural Resource−天然資源−と云う言葉(英語)は、比較的最近出来た言葉のようです。天然資源とは、石油やダイヤモンドのようなもののことですが、これらはそれを有する国を豊かにする一方で、戦争とか汚職、富の偏在の原因にもなります。地球温暖化問題の中でも、天然資源の利用方法は重要なテーマです。石油や石炭・天然ガスと云う天然資源燃料は、その燃焼時に二酸化炭素を出すからです。これらの多くの論点を抱えているため、Natural Resourceは重要な国際テーマになっています。
その天然資源について昨日、大変興味深いスピーチを聞きました。曰く、「天然資源と云うものは、そもそも存在しない。ありのままの姿では資源でないから。天然資源は、人類がその利用方法を考え出して、実際に利用するときに初めて資源となる。だから、本来の資源(Resource)は、人類の想像力(Imagination)だけである。」なるほど、蓋し名言かな。云われてみればその通りで、世の中の事象は、自然現象を除けば、いや温暖化を始めとした異常気象も含めて、なべて人知の致すところです。「想像力」を、ビジネスでも、日々の生活の中でも、もっともっと大切にし、活用していかなければいけないですね。
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☆毎月1万円ずつからはじめましょう 投信積立プログラム☆
→ http://www.monex.co.jp/FundGuide/00000000/guest/G606/tsumitate/index.htm
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7 マネックス証券からのお知らせ
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■マネックス厳選の投資信託、『セレクトファンド』一部改定
マネックスでお取扱いしている投資信託のうち、特にオススメの投資信託を『セレクトファンド』としてご案内しています。今回『セレクトファンド』の銘柄の一部について、見直しを行いました。
→ http://www.monex.co.jp/AboutUs/00000000/guest/G800/new2007/news7061.htm
■新顔登場!投資信託に新たに6銘柄が追加
厳選されたラインナップでご好評を頂いているマネックスの投資信託に、新顔ファンドが一挙に6本登場です。個性豊かな6本の投資信託を、皆様の分散投資の投資対象として、是非ご検討下さい。
→ http://www.monex.co.jp/AboutUs/00000000/guest/G800/new2007/news705p.htm
■システムメンテナンスに伴うサービス停止のご案内
以下の日程にて先物・オプション取引、為替保証金取引(マネックスFX)のサービスを一時停止させていただきます。
[為替保証金取引サービス停止日時]
6月2日(土)6時〜24時(当日、18時間サービスを停止させていただきます。)
[先物・オプション取引サービス停止日時]
6月2日(土)9時〜12時(当日、3時間サービスを停止させていただきます。)
ご不便をおかけしますが、何卒ご了承いただきますようお願い申しあげます。 → http://www.monex.co.jp/AboutUs/00000000/guest/G800/sys/sys_maint.htm?sys_maint_date=20070602
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☆立会外分売取引の取扱を開始!☆
→ http://www.monex.co.jp/AboutUs/00000000/guest/G800/new2007/news705o.htm
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8 勉強会・セミナー情報
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■@マネックスラウンジ@銀座
6月13日(水)14:00〜 (※事前申込が必要です)
松本大とここだけトーク マネックスよろず相談所
https://seminar.monex.co.jp/public/seminar/view/244
■@札幌
6月16日(土) 9:30〜 「株のがっこう」 IN 札幌
https://seminar.monex.co.jp/public/seminar/view/219
6月16日(土)12:15〜
内藤忍のマネー運用を学ぶ@マネックス・ユニバーシティ
https://seminar.monex.co.jp/public/seminar/view/220
6月16日(土)15:00〜
清水洋介のはじめてのテクニカル分析 チャートを使ってみよう!
https://seminar.monex.co.jp/public/seminar/view/218
■@オンライン
6月5日(火)15:30〜 できる銘柄選び!チャートフォリオの使い方
https://seminar.monex.co.jp/public/seminar/view/248
6月5日(火)17:30〜
マネックス証券の投資情報 徹底活用術 リアルタイム株価編
https://seminar.monex.co.jp/public/seminar/view/249
6月5日(火)19:00〜 未来の経済大国への投資
https://seminar.monex.co.jp/public/seminar/view/246
6月5日(火)20:15〜
損保ジャパン−フォルティス・トルコ株式オープン セミナー
https://seminar.monex.co.jp/public/seminar/view/251
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☆保有株を貸出すと「貸株金利」がもらえます 『貸株サービス』☆
→ http://www.monex.co.jp/StockLending/00000000/guest/G1900/lend/index.htm
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9 思春期証券マンのマネックス日記
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「テレビ局」
こんばんは。普段あまりテレビを見ないため、今どきのタレント・芸能人はほとんど知らない、ぼすみんです。
テレビといえば、大騒ぎになっているのがベネズエラ。話題の中心人物は、反米というか嫌米大統領として知られるチャベス大統領。
ブッシュ大統領を「悪魔」呼ばわりしたのをはじめ、過激発言のオンパレードですっかりおなじみのチャベスですが、今回はベネズエラ最大の民放テレビ局・RCTVを「反体制的」である事を理由に閉局に追い込みました。そのうえ、別のニュース専門テレビ局にも「反体制的」と警告を発した様子。
露骨なメディア統制・言論弾圧だという声、チャベス大統領は独裁体制の仕上げに入ったという声がある一方で、アメリカ的な「行き過ぎた新自由主義」に反対する姿は国民に支持されているという声も。実のところはどうなのか、ベネズエラと言われてもラミレス(ヤクルト)やカブレラ(西武)ぐらいしか知らないぼすみんには、サッパリです。
このテレビ局閉鎖騒動に新展開が!閉鎖されたRCTV、大統領の弾圧にもめげず、なんとインターネットの動画投稿サイト「ユーチューブ」で番組を開始した模様です。ジャーナリズムの意地というか誇りでしょうか、己の主張を貫く姿はアッパレ!この番組、僕も見てみたいですけど、スペイン語なんてサッパリだしなぁ・・・はぁ。
※追伸:こちらは「投資のテレビ局」。見るマネックス『マネテレ』、6月分を 只今放送中です。
http://www2.monex.co.jp/lounge/monextv/index.html
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