マネックスメール 2007年8月3日(金)

1999年から発行しているマネックス証券の人気メルマガ「マネックスメール」を、ウェブ上で再読できます。

マネックスメール 2007年8月3日(金)

◆◆━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━◆◆
 <楽しい!学べる!得をする!>
 マネックスメール<第1966号 2007年8月3日(金)夕方発行>
                マネックス証券: http://www.monex.co.jp/
 <口座開設はこちら(無料)> http://www.monex.co.jp/AccountRegistration/0/guest/G300/acc/index.htm
◆◆━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━マネックス証券株式会社◆◆

−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−  
    ★9月9日(日)イーバンクと共催! 参加費無料!★
           資産運用セミナーIN大阪

 業務提携を記念して、イーバンク銀行とマネックス証券の今後の展開や徹底活用術をお伝えします。元経済企画庁長官で、作家の堺屋太一氏をお招きしてのスペシャルトークも。もちろん参加費は無料です。
 → http://www.monex.co.jp/AboutUs/00000000/guest/G800/new2007/news7084.htm
−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−

◆━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━◆
  目次
◆━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━◆
 1 相場概況
 2 新規公開株(IPO)・売出し(PO)のお知らせ
 3 だから投資は面白い!
 4 資産設計への道
      その278 外国株式のインデックス  内藤忍
 5 チャートの世界
 6 マネックス証券CEO 松本大のつぶやき
 7 マネックス証券からのお知らせ
 8 勉強会・セミナー情報
 9 思春期証券マンのマネックス日記
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

     ☆マネックス・ビーンズ・ホールディングス株式会社
         2007年11月20日満期1.0%円建社債☆
          → http://www.monex.co.jp/AboutUs/00000000/guest/G800/new2007/news7085.htm

◆━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━◆
 1 相場概況
◆━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━◆

米国株高にも関わらず週末と言うこともあり手詰まり感が強い

日経平均            16,979.86 (▼ 4.25)
日経225先物         17,010 (△30 )
TOPIX            1,672.54 (△ 3.21)
単純平均             445.96 (▼ 0.27)
東証二部指数           4,098.82 (△ 5.62)
日経ジャスダック平均       2,035.05 (▼ 2.85)
東証マザーズ指数          834.57 (△ 4.39)
東証一部
値上がり銘柄数          686銘柄
値下がり銘柄数          920銘柄
変わらず             116銘柄
比較できず            0銘柄
騰落レシオ           72.93%  ▼ 5.5%
売買高            21億0480万株(概算)
売買代金        3兆1680億1400万円(概算)
時価総額          535兆0012億円(概算)
為替(15時)          119.15円/米ドル

◆市況概況◆

 米国市場が堅調となったことや為替が落ち着いていることなどから買い先行の始まりとなりました。ただ、外国人の売買動向(市場筋推計、外資系13社ベース)が引き続き売り越し(金額ベースは買い越し)と伝えられたことや週末と言うことで買い手控え気分も強く、上値も限定的となりました。シカゴ市場(CME)の日経平均先物の終値(17,135円)水準を抜けることもなく17,000円台後半での動きとなりました。

 後場に入ると昨日と同じように売り先行となり、軟調な場面も多くなりました。ただ、昨日のようなまとまった売りもそれほど続かず、下値では押し目買いや買戻しも入り底堅さも見られました。底堅さが確認されると今度は切り返す場面もみられたのですが、週末と言うことで積極的な買いは続かず、目先筋の利益確定売りや見切り売りと買戻しがせめぎ合う格好となり、指数は小動きとなりました。

 小型銘柄はまちまちの展開となりました。日経ジャスダック平均は終始軟調、東証マザーズ指数は堅調、二部株指数は小幅高と全体としては方向感のない展開となりました。先物には昨日同様まとまった売り買いも多かったのですが、週末と言うことで売り買い共に手仕舞いの動きが中心で大きく方向感を出すようなこともありませんでした。

 結局終わってみれば底堅いながらも上値の重い、はっきりしない相場展開となりました。「明日の相場雑感」の中で述べておきましたが、3月始めに底値を確認したときのような格好となっており、来週も週末の米国市場動向や為替動向に振り回されながら底値を確認するような展開になって来るのではないかと思います。動画も見られます↓↓↓
http://www2.monex.co.jp/j/flash/douga20070803_03.htm

(マネックス証券 投資情報部長 清水洋介)

◆個別銘柄◆ 

 引き続き不動産株が高く、鉄鋼株も買い戻しや押し目買いで切り返し、しっかり

ディスコ (6146) 7,080円 △380 円 :100株単位
 販管費の抑制が寄与し、2008年3月期決算が増益になる見通しだと発表したことから、国内証券が投資判断を引き上げ、好感した買いが入り大幅高となりました。

大塚商 (4768) 11,670円 △560 円 :100株単位
 決算発表を受けて、生産性が向上していることを評価し、国内証券が投資判断を引き上げ、大幅高となりました。

ダイヘン (6622) 716円 △68 円 
 四半期業績の発表を受けて、通期業績の上ブレが期待されるとの見方で、国内証券が投資判断を引き上げ、大幅高となりました。

住友不 (8830) 3,760円 △170 円 
 都心部を中心としたマンション価格の高騰を背景に、4―6月に引き渡した分譲マンションの営業利益率が予想を大幅に上回ったことから、2007年9月中間期決算が増益になる見通しだと発表し、外資系証券が投資判断を引き上げ、好感した買いが入り大幅高となりました。

アサヒ (2502) 1,676円 ▼34 円 :100株単位
 主力ビールが苦戦、アルミや麦芽など原材料の上昇や広告宣伝費も利益を圧迫し、2007年6月中間期決算を下方修正したことから、嫌気した売りが入り軟調となりました。

森精機 (6141) 3,310円 ▼500 円 :100株単位
 2007年4―6月期連結決算が増益となりましたが、販管費の増加で営業利益率が低下したことから、ストップ安となりました。

◆ランキング◆

詳細は
→ http://www2.monex.co.jp/j/monex_asa_mail/rank.htm

−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
テレビ東京系の「株式ワイド オープニングベル」に、投資情報部清水洋介が毎週月曜日8:45から出演しています。是非、ご覧ください。
http://www.tv-tokyo.co.jp/biz/
−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

     ☆市況概況が動画で見られます!!☆
       → http://www.monex.co.jp/AboutUs/00000000/guest/G800/new/news701o.htm

◆━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━◆
 2 新規公開株(IPO)・売出し(PO)のお知らせ
◆━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━◆

◆新規公開株式(IPO)◆
インターメスティック(3084)

◆公募・売出株式(PO)◆
現在お申込み可能な公募・売出株式(PO)はございません。

詳しくはウェブサイトをご覧ください。
→ http://www.monex.co.jp/StockOrderConfirmation/0/kbodr/kb_bosy_meigara/ichiran/guest

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

☆トヨタ モーター クレジット コーポレーション
    2012年8月8日満期円建期限前償還条項付利率ステップアップ型社債☆      → http://www.monex.co.jp/AboutUs/00000000/guest/G800/new2007/news707v.htm

◆━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━◆
 3 だから投資は面白い!   −第70回−
◆━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━◆

 −<銘柄を見ていく・その42>−

 今回はTDK(6762)を取り上げます。TDKはこの7月31日に営業減益となった第1四半期の業績を発表しました。その業績発表を受けて8月1日のTDKの株価は10%を超える大幅な下落となりました。したがって、株価急落の要因となったTDKの業績についてみてみたいと思います。

 TDKの2008年3月期の第1四半期業績は営業利益が前年同期比10%減の161億円となりました。この営業減益の一番の要因は単価の下落です。売価値引きが営業利益に与えたマイナスの影響額は156億円に上り、これを増収や合理化、円安メリットなどでカバーしたものの、結局は19億円の営業減益となりました。そして単価下落のなかでも特に大きかったのがHDD(ハードディスクドライブ)用ヘッドです。HDD用ヘッドはHDD市場環境の悪化の影響からこの第1四半期における単価下落は19%と非常に大きいものとなっています。

 TDKではこの第1四半期の減益となった内容は当初の想定の範囲内だとして通期の業績見通しを変更していません。しかし、この第1四半期の業績を受けて業績の先行きに対して不透明感が広がったと考えられます。TDKが発表している業績予想の中間期時点での営業利益は450億円です。これに対し第1四半期の営業利益は161億円だったことから第2四半期では289億円の営業利益が必要となります。つまり第2四半期は第1四半期に対して128億円ほど営業利益の増加が求められることとなります。

 こうしたなか会社側の説明では第2四半期では第1四半期比較でコンデンサーが20億円、HDD用ヘッドが20億円程度増益になる予想だと説明しています。したがって残り88億円程度の第1四半期比増益を他の製品で稼ぐこととなります。しかし、TDKの製品群のなかではコンデンサーとHDD用ヘッドが稼ぎ頭とみられます。このため、他の製品の増益額がコンデンサーとHDD用ヘッドの増益額を大きく上回るといったことが想像しにくく、これにより会社側の業績予想達成に疑問符が付いたと考えられます。

 今後、記録メディア販売事業の売却益が相当額見込めるため、この売却益での利益のコントロールも考えられますが、この点に関してもあまり明確とはなっていません。したがって、株価の大幅下落は第1四半期業績への失望に加え、先行きに対するこうした不透明感が台頭した結果だったのかもしれません。まずは中間期で業績予想を達成できるかどうかが注目ポイントの一つとなりそうです。

(マネックス証券 投資情報部 金山 敏之)

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

 ☆紹介おひとりにつき3,000円プレゼント お客さま紹介キャンペーン☆   → http://www.monex.co.jp/AboutUs/00000000/guest/G800/srv/okyakusama_syokai.htm

◆━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━◆
 4 資産設計への道
◆━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━◆

−その278 外国株式のインデックス ★★★★☆−

 投資信託を選ぶ3つの条件は「哲学、実績、手数料」と言っていますが、過去の実績として、どんなデータをみたら良いのでしょうか。投資信託の宣伝広告を見ているとファンドの運用実績として設定来の騰落率を書いている場合が多いのですが、これは2つの意味で問題があります。

■ 投資信託の実績は騰落率だけで比較してはいけない
 1つはリターンだけに目を向けており、リスクの視点が欠けていることです。例えば日本株式と新興国株式で同じリターンが実現したとしてもリスクは大きく異なります。リスクに対してどれだけ効率的にリターンを実現できたかを見る必要があります。例えばシャープレシオです。

シャープレシオとは
http://www.monex.co.jp/AboutUs/00000000/guest/G800/new2007/news7069.htm
 そしてもう1つの問題は絶対値だけ見てもそれが優れた運用成果なのかどうかわからないことです。10%のリターンがあっても市場が20%上昇しているのなら優れた運用とは言えません。つまり投資対象としている市場のインデックスデータとの比較によって、相対的な評価をすることができます。

 例えば外国株式といっても多数のインデックスが存在します。次に問題になってくるのはどのインデックスを使うのか、です。

■ 伝統的な外国株のインデックス
 外国株式のインデックスとして最も有名なのはダウ・ジョーンズ工業株価指数(いわゆるNYダウ)でしょう。1928年から発表されている由緒ある指数ではありますが、アメリカの株式のわずか30銘柄による単純平均指数であり、世界の株価を代表する指数にはなりません。またS&P500という指数も有名ですが、これも対象は米国株式です。日本で知名度の高い海外株式指数は米国に偏っていることがわかります。

 また日本の機関投資家の間で使われる外国株式のインデックスとしてはMSCIコクサイがあります。これは日本以外の先進国22カ国の株式で構成されたものです。この指数は米国だけではなく欧州圏の株式も広くカバーしており、プロの定番となっていますが、BRICsなどの新興国株式は含まれていません。
■ これからの主役になるべき外国株式インデックス
 BRICs4カ国が含まれるインデックスとしては例えばMSCIエマージング・マーケット・インデックスというものがあります。このインデックスはアルゼンチン、ブラジル、チリ、中国、ロシア、コロンビア、チェコ、エジプト、インド、南アフリカ、トルコ、台湾、タイ、韓国など合計25カ国の新興国から構成されています。

 そしてこのエマージング諸国の株式インデックスと先進国の株式インデックスの両方が含まれた指数として、MSCIオール カントリー ワールド インデックス(MSCI ACWI)があります。これは全世界48ヶ国(先進国23ヶ国、新興国25ヶ国)を対象にしたインデックスになっています。この指標から日本を除けば、外国株式のインデックスとしては適切ではないかと思います。

 ちなみに上記48カ国のインデックスに占めるエマージング諸国の比率は9%程度になっています。日本を除いて考えるとインデックスで見ると外国株式の10%強は新興国に投資してもおかしくないという結論になります。

外国株式のインデックスにご興味ある方は拙書の50ページをご覧くださいhttp://www.monexuniv.co.jp/book/#credit

■ ファンドによって異なる外国株式の参考指数
 グローバル株式ファンドでベンチマーク(参考指数)がMSCIコクサイになっているファンドは投資対象が先進国に限定されていると思われます。したがって新興国株式への投資は自分でBRICsのファンドをトッピングすることになります。

 一方で最初からエマージング株式も投資対象に含んでいる投資信託もあります。例えばマネックス証券で販売している朝日Nvestグローバルバリュー株オープンはベンチマークがMSCIオール カントリー ワールド インデックス(除く日本)になっています。これは同ファンドが韓国、メキシコなどエマージング諸国も投資対象にしているからです(ただしBRICs4カ国には6月末時点では投資をしていません)。

朝日Nvestグローバルバリュー株オープンの運用レポート
http://www.monex.co.jp/pdf/fund2/M661.pdf

■ 新しい尺度で外国株式を考える
 いずれにしても今後、外国株式の運用成果を評価する場合、新興国を含めたMSCIオール カントリー ワールド インデックス(除く日本)のようなインデックスを評価の基準とすることが広がるのではないかと思います。

 新興国のマーケットは先進国の株式市場に比べるとまだ規模も小さく、市場の変動性の大きなマーケットですが、投資対象としては外せない存在感を持つようになってきているからです。インデックスの構成比率を参考にしながら、どの程度の比率まで組み入れるかを考えていきましょう。

 ちなみに下記のポートフォリオはBRICsにかなり強気の配分例です。

もし、500万円あったら・・・
http://www.monex.co.jp/AboutUs/00000000/guest/G800/new2007/news707o_02.htm

今回の話のまとめ---------
■投資信託の実績はシャープレシオや対ベンチマーク比で相対的に見る
■外国株式のMSCIコクサイインデックスには新興国が含まれていない
■新興国を含めた外国株式投資を考えよう

ではまた来週・・・。

(本コラムは筆者の個人的意見をまとめたものであり、筆者の所属する組織の意見とは必ずしも限りません。)

内藤 忍
株式会社マネックス・ユニバーシティ 代表取締役社長
http://www.monexuniv.co.jp

※投資信託を購入される際は事前に目論見書で内容をご確認ください。

−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
プロは自分の資産をどう運用してる? 松本大、清水洋介他10名以上のデータhttp://www.monex.co.jp/Etc/00000000/guest/G800/mu/mc_tokuten.htm
−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

         ☆投資信託の積立に10銘柄を追加!☆
           → http://www.monex.co.jp/AboutUs/00000000/guest/G800/new2007/news7083.htm

◆━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━◆
 5 チャートの世界   −第105回−
◆━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━◆

 −心理編24−「酒田五法 −三山(三尊)天井−」

 図表一覧
⇒ http://www2.monex.co.jp/j/chart/pdf/Sh24.pdf

 今週からは「酒田五法」について、どういう心理状態で「酒田五法」に見られるような「法則」は形成されるのかを検証したいと思います。まず、「三山(三尊)天井」についてですが詳しい説明は省きますが、形としては三つの山を形成、特に真ん中の山が一番高い形で「天井」をつけるパターンと言うことです。売買高と「ネックライン」と呼ばれる節目を示す線も重要です。

 図1.は昨年のトヨタ(7203)の株価の動きを示したチャートです。青い線で示したように三つの山を形成して見事に下落しています。このときにAからHまでの節目や転換点はどのような心境で形成されるのか見て行きましょう。図2.は「三山(三尊)天井」をパターン化して図1.の動きを当てはめています。最初のCの「山」を作るところはAの高値をBで抜けてこの水準(赤い点線)が次に節目となることを示しています。

 Cの山をつけたあと、節目と見られた赤い点線を意識してDで下げ止まり、直前のCの高値を抜けて、Eの高値をつけました。ただ、この高値も「一瞬」つけたに過ぎず、株価は確かにCの高値を抜けたのですが、抜けたCの水準も保てずに、すぐにFまで下落、つまり、Eの高値も「完全に抜け切った」感じでもないということになってしまいました。それでも再び、直前の安値であるDやBで抜けて来た節目を考えると底堅い動きとなり、Fで下げ止まり、再び反発となったのです。

 ここからが「三山(三尊)天井」となるところですが、Fからの反発でまたもCの高値水準(Eをつける過程でもEをつけたあとの下落でも『節目』として機能しなかったのですが)を抜けEを目指したのですが、抜け切れず反落となったのです。こうしたときに前回、EをつけるときもCを抜けたものの長続きしなかったということで「今回も・・・」と言う懸念が投資家の頭のなかにあり、GでEを抜けないと見ると慌てて手仕舞い売りとなってしまうのです。
 そうした手仕舞い売りや見切り売りをこなして直前の安値である、DやFで下げ止まればまたまた、CやE、あるいはGの水準を目指す動きとなるのでしょうが、3度も高値を試したことで、買い手もいいかげんあきらめて買い手が現れず、一気にHでDやFの水準(これが「ネックライン」となります)を割り込んでしまい「三山(三尊)天井」が完成となってしまったのです。

 こうして「三山(三尊)天井」が形成されたわけですが、「三山(三尊)天井」だから「売り」と言うことではなく、細かく見ていくと分かるように「売り」だから「三山(三尊)天井」となってしまったということです。こうしたチャートを見るときも「形」ばかりを覚えるのではなく、その時々の投資家の心理をしっかりと見極めると形を覚えなくてもその形通りに売買が出来るのではないかと思います。

 来週は「逆三山(三尊)底」について考えて見ましょう。

 投資情報部長の清水に聞きたいこと、株のこと、投資のこと、先物やオプションについての疑問点、等々、ございましたら、メール件名「清水」宛でmailto:feedback@monex.co.jpまで。

(マネックス証券 投資情報部長 清水洋介)

−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
「チャートの世界」のバックナンバーは以下でご覧頂けます。
http://www2.monex.co.jp/forum/chart/2007.html
−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

   ☆「Qlick.TV」にてマーケットニュースの配信を開始しました☆
     → http://www.monex.co.jp/AboutUs/00000000/guest/G800/new2007/news7086.htm

◆━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━◆
 6 マネックス証券CEO 松本大のつぶやき
◆━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━◆

 8月3日     「星空 その2」

 星を見ると、日々の営みの小ささに気付きます。私は小さい頃から星空が好きで、首を真上に直角に曲げながら、よく天空を見上げていたものです。今でも、数多くの具体的な星空を思い出すことが出来ます。地元の空、東、南、真上。軽井沢、野辺山、桂浜。フィラデルフィアの田舎、アスペン。意外なところでは海老名など。様々な空が、豊かな記憶と共に蘇ります。星空好きが高じて、室内プラネタリウムの購入を真剣に考えましたが、それはやめて星空と云うか宇宙の写真を買いました。

 以前にも書いたことがありますが、これは正確には天体写真を撮った写真芸術(?)なのですが、これらはオフィスに飾ってあります。毎日のように見るのですが、やはり本当の星空には敵いません。天空に散りばめられた無数の星。それぞれがそれぞれの瞬きをし、そこにはそれぞれの世界がある。そこでは「人間」の尺度が、キューッと小さくなっていき、或る意味で自分の存在がリセットされます。身の丈を忘れない、と云うと縮小均衡しそうですが、身の丈を知ってこそ、大いに挑戦できることもある筈です。自然の尺度を忘れずに、生きていきたいと思います。

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

  ☆オンラインセミナー オンデマンドが益々使いやすくなりました☆
    → http://www.monex.co.jp/AboutUs/00000000/guest/G800/new2007/news7082.htmL

◆━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━◆
 7 マネックス証券からのお知らせ
◆━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━◆

■利率年1.0%(税引前)3カ月満期『第3回 個人向けマネックス債』登場! マネックス・ビーンズ・ホールディングス株式会社 2007年11月20日満期1.0%円建社債、本日より取扱いを開始しました。お申込は1万円から、満期前でも時価で中途換金が可能です。
 → http://mail.monex.co.jp/?4_7812_5_23
 ※お申し込みの際は、目論見書の内容をご確認ください。
 ※途中売却の場合、売却時の債券市況の変動により、投資元本を割り込むことがあります。


■投資信託の積立に10銘柄を追加!
 毎月1万円からご希望の金額、タイミングで自動買い付けができる投資信託の積み立て。この度、新たに10銘柄が「自動つみたて」と、「カードde自動つみたて」をご利用いただけるようになりました。
 → http://www.monex.co.jp/AboutUs/00000000/guest/G800/new2007/news7083.htm


■皆様のこんな質問に、内藤忍が答えています。@チャット de お金の相談室Q.エマージング(中国、インドなど)の投資信託についてですが、利益確定売りなどしたほうが良いのですか?それとも値下がりしても我慢したほうが良いのでしょうか?
次回は8月9日(木)です。質問はチャットでお受けします。参加したい方は、ネットで学ぶ投資講座(無料&4大特典付)をお申込みください
 → http://www.monexuniv.co.jp/news_media/2007/08/20070803.html

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

  ☆投信、知っているつもりで、知らなかったこと、ありませんか?☆
    → http://www.monexuniv.co.jp/mail_magazine/2007/08/quiz09.html
◆━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━◆
 8 勉強会・セミナー情報
◆━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━◆

■@東京
 8月25日(土) 12:30〜 JTBグループ主催 「旅と資産運用 2007」http://www.gmacjapan.com/shisan/

■@名古屋
 9月5日(水) 14:00〜 ダイドードリンコ主催
「個人株主・個人投資家向け中間決算説明会」(名古屋)
http://www.dydo.co.jp/corporate/ir/meeting/

■@大阪
 9月9日(日) 14:00〜 イーバンク銀行・マネックス証券共催
「秋の資産運用セミナー」
http://www.monex.co.jp/AboutUs/00000000/guest/G800/new2007/news7084.htm
■@オンライン
 8月7日(火)13:00〜 未経験者・初心者向け 中国株の始め方
https://seminar.monex.co.jp/public/seminar/view/350

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

 ☆登録はこちら!隔週配信 マネックス<オルタナティブ>メール☆
   → http://www.monex.co.jp/Etc/00000000/guest/G3210/alternative/mail.htm

◆━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━◆
 9 思春期証券マンのマネックス日記
◆━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━◆

 「バント」

 こんばんは。米倉涼子さんが出演している某消費者金融のCMが、どーにも気になる、ぼすみんです。

 バッターボックスで、ピッチングマシンと対峙する米倉涼子。繰り出された速球を、思わず見逃し!続いて空振り!次のボールはファウルチップがやっと。この速球は打てないと悟った米倉涼子、コツンとバントを成功させて、したり顔・・・・
 そんなフォームでバントができるかっ!アゴ引いて頭を固定するんだよ!っつーか、ピッチャーの真正面に打球転がしてどーする!深夜に一人、テレビに向かって吠えるぼすみん。こんな男でスイマセン。

 「バントを乱発する野球はつまらない!」なんて言われる昨今ですが、僕はバントを多用する野球が結構好きで、川相(巨人→中日)に代表されるバント職人も大好きなタイプ。そんな僕は、この度こんな野球小説でも書こうかと思っています。

 都心のド真ん中にある高校の、弱小野球部ナインが主人公。
 厳しい土地事情のせいで練習グランドすら確保できない彼らは、狭くても練習できるバント練習だけに特化!セーフティバント、送りバント、そしてスクイズ・・・異常発達したバント技術を武器に、並居る強豪校を次々撃破。前代未聞、「バントだけで甲子園」は果たして成るのか!?
 ・・・うーん。バントばっかじゃつまらないから、やっぱりやめます。
(追伸)
 バント同様、資産運用もコツコツ堅実に行きましょう!コツコツと積み立て型の皆さまへ。投資信託の積立に10銘柄を追加をしました。
http://www.monex.co.jp/AboutUs/00000000/guest/G800/new2007/news7083.htm
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
■マネックスメールを解除・変更はこちら
 → https://mail.monex.co.jp/php/mon_reg_form.php
■創刊号からのマネックスメールバックナンバー(マネログ)はこちらから → http://www2.monex.co.jp/monex_blog/index.html
■ご意見やご感想などはこちら
 → mailto:feedback@monex.co.jp 
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
 マネックスメールはマネックス証券株式会社(以下「当社」)が発行するメールマガジンです。マネックスメールの著作権は当社に属し当社の許可なく複製・再配信等を行うことはできません。
 本メールに掲載される内容は、コメント執筆時における筆者の見解・予測であり、情報の正確性について保証するものではありません。また、内容は予告なく変更されることがあります。なお、本メールは情報提供のみを目的として作成されたもので、有価証券の売買、為替取引の勧誘を目的としたものではありません。
 当社は有価証券の価格の上昇又は下落について断定的判断を提供することはなく、マネックスメールをもって有価証券の売買を勧誘するものでもありません。投資等のご判断は、ご自身の自己責任においてされますようお願い致します。当社は、お客様のマネックスメール情報サービスのご利用により生じた損害につきましては、その責を負いません。またマネックスメールに他社から提供されているコンテンツに関しては、それぞれの会社が作成したものであり、その内容の正確性・有用性等について当社は一切責任を負いません。
         マネックス証券株式会社  http://www.monex.co.jp/ ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

マネックスからのご留意事項

「マネックスメール」では、マネックス証券でお取扱している商品・サービス等について言及している部分があります。
マネックス証券でお取引いただく際は、所定の手数料や諸経費等をご負担いただく場合があります。お取引いただく各商品等には価格の変動等による損失が生じるおそれがあります。また、信用取引、先物・オプション取引、外国為替証拠金取引をご利用いただく場合は、所定の保証金・証拠金をあらかじめいただく場合がございます。これらの取引には差し入れた保証金・証拠金(当初元本)を上回る損失が生じるおそれがあります。

商品ごとに手数料等及びリスクは異なりますので、詳しくは「契約締結前交付書面」、「上場有価証券等書面」、「目論見書」、「目論見書補完書面」又は当社ウェブサイトの「リスク・手数料などの重要事項に関する説明」をよくお読みください。

マネックスメール登録・解除

5000号以降のマネックスメール

コラム一覧