第17回 移動平均線の具体的な取引への活用法について③(戻り売り) 【福永博之の今さら聞けないテクニカル分析講座】

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第17回 移動平均線の具体的な取引への活用法について③(戻り売り) 【福永博之の今さら聞けないテクニカル分析講座】

みなさんこんにちは。株式会社インベストラストの福永博之です。
今回もグランビルの法則の売りについてお話ししますが、今回は売りのなかの「戻り売り」についてです。
ではまず、戻り売りとはどういう状態を指すのかから考えてみましょう。戻り売りとは、グランビルの法則にあるように、移動平均線が下向きで、「リバウンドから200日移動平均線に近付いてきて200日移動平均線を超えられなかったところを売る」と言うのが基本でした。では、以下のチャートをご覧ください。


20130910_fukunaga_graph1.jpg


これは、トーメンデバイスの日足チャート&200日移動平均線です。上記の○に示したところを見てください。左からひとつ目の○は200日移動平均線が下向きのところまで近づいたにもかかわらず、途中で上昇が止まってしまい反落してしまったパターンです。
また、二つ目の○を見ると、200日移動平均線に近付き、まさに200日移動平均線のところで止まってしまったパターンです。その後大きく下落しており、グランビルの法則通りの展開になったと言えます。
さて、ここでの戦略ですが、一つ目の○も二つ目の○も、利益確定やロスカットを優先させることは言うまでもありませんが、信用取引を活用している人は、この二つの例のように200日移動平均線を超えられなかったときに売る、「戻り売り」を行うと、下げ相場でも利益を上げることができるようになるのです。
売りが上手く出来なかった人は是非参考にしてください。

コラム執筆:福永 博之 株式会社インベストラスト代表取締役

http://www.itrust.co.jp/recom/index.php

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