第12回 逆ウォッチ曲線の見方について その② 【福永博之の今さら聞けない株価の勢い分析講座】

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第12回 逆ウォッチ曲線の見方について その② 【福永博之の今さら聞けない株価の勢い分析講座】


みなさんこんにちは。株式会社インベストラストの福永博之です。今回は逆ウォッチ曲線の見方の続きです。それではもう一度「逆ウォッチ曲線」をご覧いただきましょう。

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前回は上記チャートの①から④についてお話をしましたが、今回は⑤から⑧までについてお話しします。察しの良い方は既にお分かりだと思いますが、⑤からは反落のパターンとなります。

【逆ウォッチ曲線の見方、その②】
⑤株価は横ばいだが売買高は減少
(買いエネルギーの減少)
⑥ 売買高が減少するなかで株価は下落
(株価が徐々に下落を始める衰退期の始まり)
⑦ 売買高は低水準のままで、株価の下落が目立つ
(人気が離散し、投げ売りが出始める状態)
⑧ 株価の下落が続くものの、少しずつ売買高が増加する
(いわゆるセリングクライマックスの状態)

以上のような⑤から⑧までの株価と売買高の関係を見ますと、株価の下落の前に売買高が減少し、その後、株価が下落していく様子がお分かり頂けると思います。これらは、一般的な見方ですが、最近のトレード事情と合わせて考え、今回も福永式に少しアレンジしてみました。

【福永式逆ウォッチ曲線の解釈】
⑤は、株価が天井から下落に向かう初期段階と考えられますので、この時点が利益確定の売りやつなぎ売りのタイミングと考えられます。
⑥は、売買高の減少と共に株価も下落する段階ですから、カラ売りのスイングトレードに適しているのではないかと思われます。
⑦は、売買高が低水準であることから流動性が低いと考えられますので、投げ売りを安く買えるタイミングと考えられます。
⑧は、株価は下落しているものの売買高が増加しているため、打診買いを入れるタイミングであると同時に、信用取引を行っている投資家は信用買いのタイミングを考える時期になるのではないかと思われます。

いかがだったでしょうか。こうして見ると、①から⑧までの過程は、株価の一生と言ってもよいかもしれませんね。
 
次回はいよいよまとめです。

コラム執筆:福永 博之 株式会社インベストラスト代表取締役

http://www.itrust.co.jp/recom/index.php

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