マネックスメール編集部企画の特集コラムをお届けします。
みなさんこんにちは。株式会社インベストラストの福永博之です。今日はクリスマスイブで今年の取引も残すところあと数日になりました。また、逆ウォッチ曲線の見方も今回が最終回になります。そこで今回はこれまでお話しした逆ウォッチ曲線の見方と実際のチャートとを、比較しながら見てみたいと思います。
それでは例によって「逆ウォッチ曲線」をご覧いただきましょう。
上記のように実際の株価と合わせてみると、株価と売買高の関係がよくわかります。左から順に見ていくと・・・
⑥ 売買高が減少するなかで株価は下落
(株価が徐々に下落を始める衰退期の始まり)
⑦ 売買高は低水準のままで、株価の下落が目立つ
(人気が離散し、投げ売りが出始める状態)
⑧ 株価の下落が続くものの、少しずつ売買高が増加する
(いわゆるセリングクライマックスの状態)
① 株価は横ばいであるものの、売買高が増加
(株価上昇の初期段階)
② 株価が徐々に上昇、売買高の増加傾向続く
(株価が上昇し、取引参加者も株価の変動に気付く)
③ 売買高が高水準を続けるなかで株価は大幅高となる
(人気化した状態)
④株価の上昇は続くものの、売買高は減少
(買い手が減少していることを表し、株価の天井が近いことを示唆)
⑤株価は横ばいだが売買高は減少
(買いエネルギーの減少)
といった具合に株価が変化しているのがおわかりいただけたのではないでしょうか。
このように、株価動向を探る上で売買高をチェックすることがいかに重要であるか。また、売買高は価格に先行すると、相場の格言でよく言われますが、実際に売買高の増加や減少が株価の先行きを表していることがこれでおわかり頂けたのではないかと思います。
これからは、価格や移動平均線だけでなく、売買高にも注目して、高値掴みを避けると同時に、安値で買えるようになりましょう。
コラム執筆:福永 博之 株式会社インベストラスト代表取締役
http://www.itrust.co.jp/recom/index.php
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